4.これに文句はないね。ハンティモ~ハーホンチ~
|
3.この泥臭い騒々しさには、どうしても馴染みきれないものがあるのだが、格闘シーンには心底ホレボレする。どの国のアクション映画の格闘シーンより、香港では接近して争ってるように見えてしまう。ほとんど組体操、高度なダンスのよう。戦う者の間の空隙を、一生懸命手足で埋めているような感じ。たとえば日本のチャンバラがしばしば主人公一人の日本舞踊であるのに対し、あちらはちゃんと、格闘というものの複数性を生かしている。そのキビキビした直角的動き。ラストのデパートなんて、うっとり見とれてしまった。ただショーケースがあるものだから、どうしてもやたらガラスが割れることになり(そうい売り場を選んでる)、あのハデな粉砕感は音楽で言えばシンバルの一打ちなわけで、あんまりやりすぎると効果が薄れる。見せどころのふきぬけの落下を反復するのも逆効果。見せどころは一回こっきりで、あとは観た者の脳内で「すごかったなあ」と夢のように反復させるものだ(でもこの3回繰り返すサービス過剰ぶりに、きっと香港映画の中国料理的しつこさの濃ゆ~い味わいがあるんだろうな)。車の崖下りやバスでのぶら下がりなども見せ場だけれど、アトラクション気分が強く、かえって電話番しているときのコント的エピソードのほうにアクションの楽しみを感じた。 【なんのかんの】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-12-02 10:18:38)
|
2.これは僕だけなのかもしれませんが、ジャッキーのアクションシーンを観ていると、何故だか急に目頭が熱くなることがあります。なんでだろう?と長年不思議に思ってたのですが、きっとこれはジャッキーの「観客を楽しませる為ならどんな危険も怪我も恐れない、真摯な態度」に胸打たれているのではないか、という気が、最近してきました。もう少し詳しく言うと、道化師の哀しさ、或いは(ちょっと飛躍しすぎかもしれませんが)お母さんを喜ばせるために一生懸命笑わせようとする小さな子供の健気さみたいなものを感じるんですよね。本作でもジャッキーは様々な小道具を使ったり、デパートのシャンデリアを伝い下りたりと、徹底的なエンタテインメント・アクションを披露してくれています。きっと彼は普段から何を見ても「これをどうやったらアクションに生かせるか?」ということを考えている人なのではないでしょうか?個人的には70年代の頃のカンフー物の方が好みではあるのですが、本作でもやっぱり何箇所か涙ぐんでしまいました。 【ぐるぐる】さん 6点(2004-01-04 22:38:56)
|
1.エンドクレジットの一番最後で、ジャッキーはガッツポーズを行います。「………俺はやったんだ!やったんだぞ!!」……ジャッキーの声が聞こえてくるようです。俺はこれを観る度、毎回息が止まります。 【マオ】さん 10点(2003-11-04 23:40:48)
|