《改行表示》 2.ネタバレ なんか暗い。重い。ダルい。 ジョーカー誕生秘話ってことで、楽しみにしていたのですが、なんだかとてもテンポが悪い。主に前半。 良く言えば、『丁寧に』『重厚な』ドラマを創りあげたのかもしれません。 ですが『重厚』というよりは『鈍重』といったほうがしっくりきます。それぐらい前半は出来事を並べているだけで、実はこれといったドラマがありません。 一番残念だったのは、ジョーカーならではの悪の才能の片鱗が微塵も感じられなかったこと。 彼がジョーカーとしてその才能を開花させていく物語だと思っていたので、これじゃあ肩透かしもいいところです。 そして苦言をもうひとつ。 現実と虚構が入り乱れまくっていて、わけがわかりません。 ジョーカーの妄想を、脳内世界を、私たちにも追体験させようとしていますか? どうやらアパートの黒人女性とのロマンスはすべてジョーカーの妄想らしいです。 じゃあ母を殺したのは?元同じ職場の人間を刺し殺したのは?TⅤショーに出てマーレーを撃ち殺したのは? 終盤、暴動の中、革命の象徴のように祭り上げられていましたが、次の瞬間には檻の中。いや、なんで?どこまでが現実? 見ている人のご想像にお任せしますってか? こーゆー映画ほんとヤダ。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 3点(2025-05-27 01:42:23) 《新規》
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