映画『欲望の谷』の口コミ・レビュー

欲望の谷

[ヨクボウノタニ]

The Violent Men

1954年【米】 上映時間：96分

平均点：7.00 / 10点(Review 2人) 

公開開始日（1955-02-08）

（ ウエスタン・小説の映画化）

監督	ルドルフ・マテ
キャスト	グレン・フォード(男優)	ジョン・パリッシュ
	バーバラ・スタンウィック(女優)	マーサ・ウィルキンソン
	エドワード・Ｇ・ロビンソン(男優)	ルー・ウィルキンソン
	ブライアン・キース〔1921年生〕(男優)	コール・ウィルキンソン
	リチャード・ジャッケル(男優)	マトロック
原作	ドナルド・ハミルトン
脚本	ハリー・クライナー
音楽	マックス・スタイナー
	モリス・Ｗ・ストロフ	指揮
撮影	バーネット・ガフィ
	Ｗ・ハワード・グリーン
製作	ルイス・Ｊ・ラックミル
美術	カール・アンダーソン〔美術〕

💬口コミ一覧（8点検索） [全部]

1．ネタバレ　南北戦争復員兵のジャックが営む牧場地を巡る大牧場主ウィルキンソン一家との対決を描く西部劇。善玉グレン・フォードの騎乗姿、ガン捌きの身のこなしが超カッコいい。どちらかといえば穏やかな彼が三下マトロックに牧童を殺され堪忍袋の緒を切らしての凄まじい反撃っぷりに目を瞠る。欲望に塗れた悪玉ウィルキンソン一家を演ずる、エドワード・Ｇ・ロビンソン、バーバラ・スタンウィック、ブライアン・キースのフィルム・ノワールを思わせるキャスティング。善悪対決よりもこの三人の人間関係が味わい深い。焼打ちに遭い炎上する屋敷でのロビンソンとスタンウィックの対峙は本作リプレイタイム。「逝きなさい」「よくも裏切ったな、助けてくれ、死にたくない」を無言で表す二人の迫真の演技に見惚れるばかり。この後ビックリの展開だけどロビンソンはこのシーンにてお役御免の感あり。勧善懲悪の結末が心地良い。名カメラマンであるルドルフ・マテ監督らしい牛馬怒涛の大暴走シーンを始めとするカメラワークも冴えた異色且つ傑作西部劇。

【The Grey Heron】さん [DVD(字幕)] 8点（2019-08-12 02:32:53）

【点数情報】

Review人数			2人
平均点数			7.00点
0	0	0.00％
1	0	0.00％
2	0	0.00％
3	0	0.00％
4	0	0.00％
5	0	0.00％
6	1	50.00％
7	0	0.00％
8	1	50.00％
9	0	0.00％
10	0	0.00％