映画『TENET テネット』の口コミ・レビュー(5ページ目)

TENET テネット

[テネット]
Tenet
2020年上映時間:150分
平均点:6.18 / 10(Review 83人) (点数分布表示)
公開開始日(2020-09-18)
公開終了日(2021-01-08)
アクションサスペンスSFスパイもの
新規登録(2020-08-04)【Yuki2Invy】さん
タイトル情報更新(2024-12-03)【イニシャルK】さん
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監督クリストファー・ノーラン
キャストジョン・デヴィッド・ワシントン(男優)主人公
ロバート・パティンソン(男優)ニール
エリザベス・デビッキ(女優)キャサリン“キャット”・バートン
アーロン・テイラー=ジョンソン(男優)アイブス
クレマンス・ポエジー(女優)バーバラ
マイケル・ケイン(男優)
ケネス・ブラナー(男優)アンドレイ・セイター
マーティン・ドノヴァン〔男優〕(男優)
櫻井孝宏ニール(日本語吹き替え版)
内田直哉アンドレイ・セイター(日本語吹き替え版)
高島雅羅プリヤ(日本語吹き替え版)
小松史法アイブス(日本語吹き替え版)
青森伸(日本語吹き替え版)
行成とあホイーラー(日本語吹き替え版)
伊藤和晃(日本語吹き替え版)
加藤亮夫サンジェイ・シン(日本語吹き替え版)
ボルケーノ太田(日本語吹き替え版)
脚本クリストファー・ノーラン
音楽ルドウィグ・ゴランソン
撮影ホイテ・ヴァン・ホイテマ
製作エマ・トーマス
クリストファー・ノーラン
制作東北新社(日本語吹き替え版)
配給ワーナー・ブラザース
美術ネイサン・クロウリー
衣装ジェフリー・カーランド
日本語翻訳アンゼたかし
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💬口コミ一覧

3.ネタバレ 正直、コロナ収束までは完全自粛も已む無し、と腹は括っている。が、今作は別腹だ(文字通り死んでもIMAXで初日に観ると決めていた。モノのついでに『ミッドウェイ』まで観てしまったのは内緒)。

しかし、コレは……率直に、事前情報も無しに一回観ただけじゃどーにもならない映画に思えますですね。んでもって碌に理解もしてないのにレビューもクソも無いとも思うのだけど、とは言え今作、観客に理解とか納得とかキチンとさせてあげようという映画でないのも確かだろう。ならば、とりあえず初見での観たまま・感じたままを記しておくのも無意味ではないのかもと(だから近々に再見してなんか追記すると思います)。

ただ、話の大枠自体は割と単純、かつ結構「よくあるヤツ」に思える。世界を崩壊させかねない「アルゴリズム」。その悪用を企む敵と、それを防がんとする善玉の秘密組織(スパイ組織的なアレ)という。そこからの話の細かい展開の意味するトコロはほぼほぼ理解できなかった(特に主人公が「回転ドア」に入って以降はもう何がどーなってるのやら)のだが、率直に展開運びの全部が鮮やかにキレ好くキマッてるという訳でもない様にも思われたし(ラストなんか、かなり「アレッ」という感じで終わっちゃった様な気もする)、そこまで完成度高く内容の整合性が取れている訳でもない、という可能性も、実は大いにあるのではないか。

しかし、映像面の出来は正に圧巻だった。潤沢な製作費をひしひしと感じさせる、もはや今どき珍しいリアルにやっちゃった・つくっちゃった・建てちゃった各々のシーンも然ることながら、最大のコンセプトたる映像空間における部分的な「時間の逆行」をそこに被せていくCGのクオリティもこれも実写と中々区別のつかない超高品質ぶりで、150分の映像体験は確実に「今まで誰も観たことが無い」というユニークなクオリティを実現していた(ただこれは、チープでチンケなCGで塗り潰された様な『ミッドウェイ』に続けて今作を観た、ということが影響している可能性も捨て切れないが)。その他、ロケーション(風景)、小道具・乗り物、モブキャラに至るまでの各キャストの見映え&演技、更には肝心の個々のシーンの画づくりにせよ、どれを取っても全て監督が拘りに拘り抜いて(かつカネも惜しみなく使って贅沢に)つくり込んだ素晴らしい完成度であった。

結論、映像面の新規性・斬新さと、全体の(話の内容以外の)完成度の高さをもって、一旦のこの評価としたい。このうえ、話の内容の方の完成度が高いか低いかが判断可能になった時点で、±1というトコロだろうか。

※2020/10/18追記
2回目はIMAXレーザーGTにて。解説サイトを熟読して再見したら、おおよそ全ての場面で十分な理解が得られた様に思う。その意味では、高度なユニークさを備える難解さ、ではあったものの、いったん慣れればそこまで難解すぎるというワケでも無いし、整合性や理解するためのとっかかりは十分に用意された作品だと感じる。ただし、それでも逆行カーチェイス(特にアルゴリズムの動きの部分)と、主人公の腕の怪我の描写については、未だに若干の不可解さが残ったまま、である。

理解が追いついたことで再見時に印象に残ったのは、ニールの存在感である。特にラスト付近は彼の働きが(作戦行動上も、また作品のクライマックスとしても)最も肝心な部分であり、ここをイマイチ理解していなかった初見時とは異なり、終盤が気持ち的にも色々とだいぶん盛り上がって観終わることが出来た。2回目の方が確実に面白かったし、皆様もぜひ2回目を楽しみにしていただければと思います。

まあ、かなり細部までよく出来た話だとは思うが、同時に大枠はやはりシンプルな話だというコトも再度理解した。評点は据え置きで。
Yuki2Invyさん [映画館(字幕)] 8点(2020-09-19 01:23:55)
2.ネタバレ 。だのたっかわが事ういとい白面にらさとる観で上たっか分て全、し得納とどほるな、て観を画動説解の々数たれらげ上にebuTuoY、がだのたっかな来出解理く全はで見初。たっ行に観回2局結らかれあ

↑(逆行して来た私にレビュー冒頭の文を書かれてしまったようだ…。)

さてこの映画、解説動画などで語られていたが、結局の所は全て出来レースだと言うのが本質だろう。

逆行したりしてなんとかアルゴリズムを取り戻し、世界を救うというミッションが描かれている訳だが、この映画においては普通のタイムリープものと違い、過去を変えても未来は不変であり、全てが“織り込み済み“であるというのが最も重要なんだと思う。
つまり、この映画の“挟み撃ち作戦“は冒頭のオペラのシーンと同じタイムラインで行われている訳だから、その時点ではアルゴリズムは発動していなかったのは未来において分かっている訳だから、勝つ事を知っていてわざわざTENETはあの作戦に挑んでいる事になる。通りであまりやる気が感じられないというか淡々としていた訳だ。

カーチェイスのシーンにしても逆行した主人公は車の中にアルゴリズムの部品(この時点では何なのか知らない)があるのを確認して且つ横転する車だというのを知っていて現場に向かっているのである。謎。

それから、クライマックスのシーンにしても2回目に逆行してきたニールが居なければ鉄格子は開けられなかった訳で、先に来て後から行くみたいな。謎。

もはや鶏が先か卵が先かみたいになって考え始めると頭がパニックになって結局論理的な解は出せないと思うので、劇中語られるように「考えるな、感じろ!」というブルース・リー精神で観るのが正しいのだろう。

辻褄を合わせる為に過去に行ったり、回転扉の向かいの部屋に居る自分を見ながら回転扉に入るとか、若干決められた未来に引っ張られて動かされている感があって、そこは、「ドロステのはてで僕ら」という映画と同じだなと思ったので、そういう所がとても面白いように感じたのね。もし、未来に逆らったらどうなるんだろう?とか。
あと、全て分かった上で観るとニールが格好良すぎて死ぬ…。
とにかく、2回目以降の鑑賞の方が楽しめたので点数も少し上げておく。

ただ、やっぱり不満点としてはノーランによる全力で観客を置き去りにするスタイル。初見で理解するのは無理なのでもう少し分かりやすくして欲しかったのと、主人公とキャットがもっと深い関係になっていたらさらに盛り上がっただろうなぁと言う所。
ヴレアさん [映画館(字幕)] 8点(2020-09-19 00:39:43)
1.ネタバレ 007シリーズへの憧憬と新機軸の時間逆行ものを引っ提げたノーラン監督の最新作は、氏のフィルモグラフィーの中でも複雑で難解な作品であることには間違いない。
自身の作家性とブロックバスター映画を違和感なく融合させた、驚愕の映像体験は本作でも健在で、時間の順行と逆行が同時進行のショットだけでも見る価値がある。
それ故に、作品のルールに縛られて、物語の整合性が取れているのか分からないくらい複雑な構成と、
専門用語がテンポ良くつぎ込まれる圧倒的な情報量の多さに一度見ただけでは理解できない人が多いのではないだろうか。
タイムパラドックスの整合性を取るために、過去のある瞬間に向かう相棒の行く末が切ない。
Cinecdockeさん [映画館(字幕)] 6点(2020-09-18 23:40:35)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 83人
平均点数 6.18点
000.00%
100.00%
211.20%
333.61%
467.23%
51214.46%
62428.92%
72428.92%
81113.25%
922.41%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review4人
2 ストーリー評価 6.00点 Review6人
3 鑑賞後の後味 5.00点 Review7人
4 音楽評価 6.85点 Review7人
5 感泣評価 2.00点 Review3人

【アカデミー賞 情報】

2020年 93回
視覚効果賞 受賞 
美術賞 候補(ノミネート) 

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