映画『スパイの妻《劇場版》』の口コミ・レビュー
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スパイの妻《劇場版》の口コミ・レビュー
>
(レビュー・口コミ)
スパイの妻《劇場版》
[スパイノツマゲキジョウバン]
2020年
【
日
】
上映時間:115分
平均点:5.95 /
10
点
(Review 21人)
(点数分布表示)
公開開始日(2020-10-16)
公開終了日(2021-03-03)
(
ドラマ
・
サスペンス
・
ラブストーリー
・
戦争もの
・
歴史もの
・
スパイもの
・
TVの映画化
)
新規登録(2020-09-13)【
にゃお♪
】さん
タイトル情報更新(2022-07-16)【
イニシャルK
】さん
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監督
黒沢清
キャスト
蒼井優
(女優)
福原聡子
高橋一生
(男優)
福原優作
恒松祐里
(女優)
駒子
東出昌大
(男優)
津森泰治
笹野高史
(男優)
野崎医師
玄理
(女優)
草壁弘子
脚本
濱口竜介
黒沢清
作詞
佐伯孝夫
「かりそめの恋」(訳詞)
製作
ビターズ・エンド
(「スパイの妻」プロモーションパートナーズ)
朝日新聞社
(「スパイの妻」プロモーションパートナーズ)
講談社
(「スパイの妻」プロモーションパートナーズ)
制作
NHK
(制作著作)
NHKエンタープライズ
(制作著作)
配給
ビターズ・エンド
特撮
浅野秀二
(VFXプロデューサー)
美術
安宅紀史
松井祐一
(特殊造形)
その他
山中貞雄
(劇中映画「河内山宗俊」(1936年)監督)
三村伸太郎
(劇中映画「河内山宗俊」(1936年)脚本)
日活
(劇中映画「河内山宗俊」(1936年)映像提供)
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💬口コミ一覧(8点検索)
[全部]
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3.
ネタバレ
ベネチアでは演出のほうが評価されましたが、この作品が優れているのはむしろ脚本だと思います。もともと黒沢清は「ジャンル映画」(要するに通俗映画)の作家を自称しているので、この作品も「サスペンス・ロマンス」の体裁で作られていますが、濱口竜介と野原位の脚本は「不可視のものを映像化する」という政治的な課題に取り組んでいます。
この作品が10年前の「金子論文」の発見に触発されたのは明らかですが、731部隊の「細菌戦」の真実はそれでもまだ全貌が闇に包まれています(映画が公開された2020年にも新資料が見つかっています)。したがって、この映画も「いまだ目に見えないもの」を描くという政治的な課題を負っています。主人公・福原優作の機密漏洩の企ては未遂に終わり、真実は闇に葬られたまま戦争が終わり、結局のところ、あのフィルムに何が映っていたのかも分からない。そういう物語なのですね。
黒沢の「ジャンル映画」としてなら7点、濱口と野原の「政治映画」としてなら9点。そのあいだを取って8点の評価にします。ただし、わたしが見た1月10日のNHK放送はおそらく「劇場版」でなく「TV版」なので、映像のテイストがいかにもNHKの歴史ドラマ風でした。「劇場版」だったら、演出に対する印象がもっと違うのかもしれません。
【
まいか
】
さん
[地上波(邦画)]
8点
(2022-01-12 09:07:31)
🔄 処理中...
《改行表示》
2.
ネタバレ
太平洋戦争開戦前夜、運命に翻弄され、信念を貫く、或る女性(妻)の物語。
正義よりも、平和よりも、彼女にとっては優先されるべき「愛」。
危うく、愚かな時代の中で、それでも貫こうとする狂おしいまでの女の情念は、恐ろしくも、おぞましくもあるが、同時にあらゆる価値観を跳ね除けるかのように光り輝いてもいた。
“昭和女優”が憑依したかのような蒼井優の女優としての存在感は圧倒的で、ただ恍惚とした。
映画ファンとしてデビュー以来この女優の大ファンだが、そのことが誇らしく思えるくらいこの映画における蒼井優の存在感は絶対的だった。
1940年代から50年代における“日本映画”の世界観を蘇らそうとする映画世界に呼応し、あの時代の“女性”というよりも、あの時代の“女優”としてスクリーン上で体現してみせた様は、まさに「お見事です!」という一言に尽きる。
映画における秀でた女優の魅力は、ただそれだけで“芸術”として成立し、“エンターテイメント”として揺るがない輝きを放つと思い続けているが、今作における「蒼井優」は、まさしくこの作品が織りなす「芸術」と「娯楽」の象徴だった。
そして、彼女の存在を軸にして、運命の渦を加速させる二人の男。
最愛の夫をミステリアスに演じた高橋一生、幼馴染の憲兵隊隊長を非情に演じきった東出昌大の両俳優も素晴らしかったと思う。
無論、黒沢清監督による映画世界の構築も「見事」だった。
俳優たちへの演出はもちろん、1940年を再現した街並みや家屋、人々の衣装や髪型、その一つ一つの表情に至るまで、この映画で映し出されるべき「時代」そのものを映画の中で構築してみせている。
個人的には、自分が生まれるよりもずっと昔の昭和の日本映画を、長らく好んで鑑賞してきたので、この映画が挑んだ試みと、その結果として映し出される映画世界は、終始高まる高揚感と共に堪能することができた。
成瀬巳喜男監督の「女の中にいる他人(1966)」や、増村保造監督の「妻は告白する(1961)」などは、描かれるテーマや時代こそ微妙に違えど、昭和という時代の中で生きる女性(妻)の情念や強かさを描ききっているという点において類似しており、興味深かった。
ただし、そういった昭和の名画を彷彿とさせると同時に、それ故のマイナス要因もこの映画には存在していると思う。
それは、今この時代に、この作品が製作され、主人公・福原聡子というかの時代に生きた女性像を描き出すことに対して、踏み込み切れておらず、その意味と意義を見出しきれていない印象を受けたということ。
この映画が、かつての名画を忠実に再現した“リメイク”ということであれば、何の問題もなかろう。
だが、黒沢清と若手脚本家たちによって今この時代に生み出されたオリジナル作品である以上、太平洋戦争直前から末期を描いた時代映画だからこそ、映画の結論的な部分においては、2020年の時代性を表す何らかの価値観や視点を表現し加味してほしかった。
その唯一の不満要素が顕著だったのは、ラストシーンだ。
この映画は、戦禍を生き抜いた主人公が、夜明け前の暗い海で一人咽び泣くシーンで終幕する。
何よりも孤独に恐怖し、何よりも夫への情愛を優先した主人公の心情を表すシーンとして、この描写自体はあって然るべきだろうとは思う。
ただ、その描写で映画自体を終わらせてしまうのは、あまりにも前時代的と思え、工夫がないなと感じてしまった。
必要だったのは、悲しみと絶望から立ち上がり、新しい時代に踏み出していく女性の颯爽とした姿ではなかったか。
エンドロール前のテロップでは、その後聡子が、一人アメリカに降り立つということが後日談的に伝えられる。
そのような展開を物語として孕んでいるのならば、やはりその様はビジュアルとしてたとえ1カットだったとしても映し出されるべきだったと思う。
仕立てのいい洋装で身を包んだ聡子(=蒼井優)が、サンフランシスコの港に凛と立つ。
そんなシーンでこの映画が「Fin」となっていたならば、鑑賞後の余韻と映画的価値はもっと深まったのではなかろうか。
【
鉄腕麗人
】
さん
[映画館(邦画)]
8点
(2020-11-11 22:39:30)
🔄 処理中...
《改行表示》
1.NHKラジオの監督インタビューを聞き、興味が沸いて鑑賞。
蒼井優さん、見事に大正時代の女性になりきっていた。
監督の光と影の演出も見事でした。
とても綺麗。
そしてこの視点からの反戦も、ああ、そうだねと納得。
私は母から中国での出来事を聞いていたが、知らない日本人には知るきっかけになると思う。
自国の過去を知り、自分が聡子だったら?と考えたいと思う。
【
たんぽぽ
】
さん
[映画館(邦画)]
8点
(2020-10-24 14:59:44)
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マーク説明
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【点数情報】
Review人数
21人
平均点数
5.95点
0
0
0.00%
1
0
0.00%
2
0
0.00%
3
0
0.00%
4
5
23.81%
5
4
19.05%
6
2
9.52%
7
7
33.33%
8
3
14.29%
9
0
0.00%
10
0
0.00%
【その他点数情報】
No
名前
平均
Review数
1
邦題マッチング評価
6.00点
Review2人
2
ストーリー評価
6.33点
Review3人
3
鑑賞後の後味
6.00点
Review3人
4
音楽評価
7.00点
Review1人
5
感泣評価
8.00点
Review1人
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