映画『コリーニ事件』の口コミ・レビュー

コリーニ事件

[コリーニジケン]
The Collini Case
(Der Fall Collini)
2019年上映時間:123分
平均点:7.54 / 10(Review 13人) (点数分布表示)
公開開始日(2020-06-12)
ドラマサスペンス法廷もの犯罪もの小説の映画化
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キャストアレクサンドラ・マリア・ララ(女優)マイヤー
ハイナー・ラウターバッハ(男優)マッティンガー
フランコ・ネロ(男優)コリーニ
配給クロックワークス
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💬口コミ一覧(7点検索) [全部]

5.ネタバレ なかなか見応えがあった。焦点はコリーニへの量刑だと思うけど、マイヤーが有罪かどうかに関わらず情状に汲むべき事情があるんだから、マッティンガーをそこまで追い詰めなくてもいいんじゃね?って思ってしまった。
センブリーヌさん [インターネット(字幕)] 7点(2022-12-25 23:12:21)
4.ネタバレ けっこう重い話ながら秀逸。あまり見聞きすることのない、ドイツ人による先の戦争観を垣間見ることができました。
最初に面白かったのは、マイヤーがナチス親衛隊の幹部だったと明らかになったときの法廷の動揺ぶり。やはりナチスというのは忌み嫌うべき過去であり、その当事者にとってはひた隠すべき過去だったということでしょう。しかし本当の問題はそこではなく、1968年のナントカ法。どうして忌み嫌うべき過去を免罪するような法律を作ってしまったのか、すごく興味が湧きました。もう禊は済んだということか。教授が主人公に「お前は当時のことを知らない」とか諭していましたが、もう少し踏み込んで説明してほしかったかなと。いずれにせよ、「正義」を敢行したくなる気持ちは痛いほどわかります。
ただし、作品としてどうかと思う部分もいくつか。まず、登場人物の多くが以前からたまたま知り合い同士というのは、偶然にもほどがある感じ。それから戦中のマイヤーと戦後のマイヤーでは、キャラが変わりすぎではないかと。「戦場は人を狂気にする」ということかもしれませんが、豹変にもほどがある感じ。
それはそれとして、そこそこ歴史の勉強になりました。
眉山さん [インターネット(字幕)] 7点(2022-12-30 04:09:24)
3.ネタバレ 真相があったうえで更にその先の真相もあり、見ごたえがありました。子供時代のコリーニがかわいそうでなりません。最後のコリーニ親子の映像にグッときました。
珈琲時間さん [インターネット(字幕)] 7点(2023-04-19 09:38:48)
2.ネタバレ 重厚なヒューマンドラマで見ごたえがある。
実話ではなくフィクションだけれど、時効の短縮で多くの戦争犯罪人の罪を見逃すことになったドレーアー法は実在のもの。
事件の真相に元ナチが隠されていたというのは何度も見たパターンだけれど、この法律を扱うことによって一味も二味も違ったものになった。
飛鳥さん [インターネット(吹替)] 7点(2024-06-27 00:17:14)
1.ネタバレ とにかく、ひとり一人の役者の小さな演技にものすごい説得力があって楽しめた映画だった。

とはいえ、ストーリー全般にもやもやが残った。どうも納得感がないのだ。


それでちょっと考えたり調べたりした結果、こういうことではないかという結論に至った。


ドイツは、「第二次大戦後、ナチスの虐殺が政権崩壊から20年を経た65年に時効になることが問題になり、連邦議会は起算点を西ドイツ成立の49年に変更した。その後、諸外国の圧力から時効を30年に延長し、その期限となる79年に謀殺の時効を廃止した。」(wiki公訴時効より)という前提がある。

それに対して、日本では、そもそも「公訴時効は15年、2004年法改正で25年に延長、2010年に公訴時効は廃止され、現在殺人罪に公訴時効」であり、第二次大戦の戦争責任の関係で、関係諸国から圧力をかけられたこともない。小林某が、当時の国際法では、便衣兵戦術は「一般市民に多大な被害をもたらす為に国際法で禁止されていた」(wiki便衣兵)という理由で、中国人の虐殺を正当化していたりする。

つまり、「当時の法では有罪でないのであれば無罪。そもそも時効。」という理屈がまかり通っていて、私の頭もなんとなくそちらに傾いていたようなのである。

ドイツが戦後責任をあいまいにしたり隠そうとすることが皆無というわけではないだろう
主人公の弁護士にトルコ系を充てていることからも、そのことが透けて見える
しかし、ドイツ人たちが、日本人とは次元が違うところに自覚をもっているということなんだろうとも思った


ところで、ファブリツィオ・コリーニが殺人後、なぜ固い沈黙を守ろうとしたんでしょうか?
自分の行為を正当化するつもりはないことは分かるのだけれど、正義に反する法制度や、非道なナチの行為を暴くためにも、いうべきことは言えばよかったのでは?
これもモヤモヤの1つでしたね
みんな嫌いさん [インターネット(字幕)] 7点(2025-05-15 11:03:53)
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【点数情報】

Review人数 13人
平均点数 7.54点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
517.69%
600.00%
7538.46%
8538.46%
9215.38%
1000.00%

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