14.ベン・アフレックのバットマン最高だったじゃないですか…なんで無かったことにしちゃうんですか…、ほんと最近のDCの迷走っぷりは勘弁してほしいです。まあその辺はさておいても、正直つまんない映画でした。とにかくこの映画は今までのバットマンシリーズと比較すると圧倒的にリアリズムを追及しています。追及しすぎて逆にだんだんバットマンがバットマンのコスプレした変なおっさんに見えてきます。実際警察からは割とかわいそうな人を見る目で見られてます。ウィングスーツでの滑空シーンも全然カッコよく着地できません。頑張れおっさん、無茶すんな…いつの間にかそんな気持ちになってきます。ヒーローものなのでアクションを期待するのですが、どちらかと言うとミステリー寄りです。バットモービルのエンジン点火ぐらいしか派手な見せ場はありません、カタルシスなさすぎです。この地味さで3時間はきついです。そもそも既にジョーカーがヒットした世界で真面目にバットマンを観るのはある種のバカバカしさが付きまとうと思います。
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13.ネタバレ 率直に長かった。3時間かけないと出来ない話とは思えない。上映前にトイレで絞り出し切って見ても、3時間はちょっと持たない年齢になってきてるんですよ、私は。作品としてはまぁ退屈はしなかったが、バットマンもキャットウーマンもクリスチャン・ベールやアン・ハサウェイに比べてスケールダウンしている印象は否めない。お話も救いがないばかり。もうちょっとカタルシスが欲しいなぁ。娯楽映画でしょ?これ。これだと家で動画配信で見てもいいかな?なんて不届きな考えも頭をよぎってしまった。家だとトイレ気にしなくていいしね。私見だが30分短かったら1点上がったと思います。 【ぴのづか】さん [映画館(字幕)] 6点(2022-03-21 17:31:43)
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《改行表示》 12.ネタバレ 『セブン』の世界のバットマン、みたいな映画ね。 陰鬱な、雨が降り続く鉛色の街で繰り広げられる犯罪とそれを追う人々の物語。っていうかジャンル的にはホントに刑事アクション、探偵アクションものな雰囲気が強くて(ゴードン警部とのバディものでもあるし)、ヒーローがバキバキ活躍します、って映画ではないのよね。 その雰囲気作りのために多くがリアルでそして地味だわ。ペンギンは普通のおっちゃんだしキャットウーマンはなんか鼻マスク? リドラー(古いおたくはついナゾラーって言っちゃうわね)は安い仮装したヘンタイ、みたいな。バットマンだけはちゃんとしてるけど。 ヒーローものとしての華は徹底的に排除されてるのね。 謎を追ってあっち行きこっち行きあっちに戻って、みたいな展開が芯にあって、その上でブルース・ウェインの過去と現在があって、キャットウーマンの過去と現在があって、リドラーの・・・で、クライマックスのスペクタクルな展開があるので盛り沢山、その分長いわ。『ダークナイト』と一緒で「まだ~?」ってなっちゃった。 『セブン』みたいとは書いたけど演出やカメラはそこまでは到達していないので目を見張るほど、というホドでもないし、バットマンとして説明しておかなくちゃいけない部分はさすがに知ってるワケだしねぇ。今回は自分の知識とどれだけ違いがあるのかしら?っていう興味はあったけれど。 でもパティンソンは良いわ。従来のブルース・ウェインとバットマンの光と影みたいな描き分けは無くなってずーっと影。ずーっと暗いの。むしろブルース・ウェイン状態の方がコミュ障の人間嫌いだもの。バットマン状態では暴力ってカタチで他者とコミュニケーション取ってるもの。 バットマンになる時には目の周りを黒く塗ってる、そのマスクをしてない状態が妙に似合ってて。アタシがアレ真似してもV8を讃えよ!みたいになるわね。 パティンソン、16年半前に生で見た時には(ハリポタの時ね)軽そうなにいちゃんってカンジだったけど、憂いを含んだいいオトコになったわ。 こういうイメージこそが『バットマン』だ!みたいなのがファンの本音なんでしょうけれど、アタシ的にはもう少しヒーローものとしての華が欲しかったかな。あともうちょい短く。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 6点(2022-03-17 16:17:38)
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《改行表示》 11.ネタバレ バットマンをリアル世界の出来事として表現しようというのは、既にダークナイトでやっちゃっているのですが、今回それと全く同じ路線で、ただし、さらにシリアス感を出すために、映像はセブンの雰囲気を取り入れたもの、という感じです。力作ですが、残念ながらダークナイトは超えていません。 重厚さを強調するあまり、画面はとにかく単調で、映画が長いのもあって、正直眠気を誘われます。 クライマックスのアクションでごまかされがちですが、結局バットマンはリドラーに全く勝てていません。と、いうか、このストーリーって結局、リドラーによるブルース・ウェインのサイコセラピーだったにすぎませんね。 【Northwood】さん [映画館(字幕)] 6点(2022-03-12 21:03:43)
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《改行表示》 10.ネタバレ あまり面白くなかったので、その理由を考えてみました。 まずテンポが良くない。そして長い。 今までも3時間弱の映画を見たことはあります。長いと感じたものもあれば、その長さを感じさせない名作もありました。 今作は残念ながら前者。3時間はしっかり3時間と認識され、あまりに長い。あまりに長すぎて、3回に分けて視聴しました。 今作はその長尺に必然性を感じません。はっきり言えば無駄に長いだけ。そしてストーリーがごちゃごちゃしすぎ。 ヒーローエンタメに、ここまで複雑なストーリーが必要なんでしょうか。 それに複雑なだけでいまいち面白くないし。 複雑というか、難しいというか、もしかすると見せ方や演出が悪くてわかりにくいだけかもしれません。 殺される市長。捜査に乗り出すゴードン警部補。ゴードンから手助けに呼ばれたバットマン。 で、ここからヒーローものらしからぬ、ゴリゴリの推理劇へと物語は進んでいきます。 ・・・じゃあバットマンである必要ないやん、コナン君でもいいやん、くらいに思ってしまいます。 そんで殺人鬼リドラーに殺される側の人たちも、市長も含めみんな裏であくどいことやってきた悪者たちみたいでして。 なら自業自得じゃん。因果応報じゃん。リドラーは、やっていること、バットマンといっしょじゃん。 とゆう、身も蓋もない感想まで抱いちゃって・・・。 だから捜査を進めていくと、バットマンたちはリドラーじゃなくて、リドラーに狙われている悪の組織と対峙して、ドンパチやらカーチェイスやらをするっていう、もうわけがわからん構図が出来上がります。 アクションは適度にあるんですが、わかりやすい『バットマン』VS『ヴィラン』っていう対決の構図になっていないので、いまいち盛り上がらないのです。 やはり、ヒーローものには、もっとわかりやすい『悪』の存在が必要だと思いますよ。 あとバットマン、知能戦でリドラーにやられすぎ。こてんぱんじゃないですか。伊沢さんじゃないんだから、なぞなぞ解きまくってドヤってる場合じゃないですよ・・・。 そして、終盤のバトル一般人相手に弱すぎ・・・。 ああ、3時間もつきあったんだから、もっとカタルシスを感じさせて~。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2025-05-30 01:59:08) ★《新規》★
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《改行表示》 9.ネタバレ スター的な名前ではなく、映画ファンが「おっ」と思ってしまうキャスティングに唸る。ロバート・パティンソン、ポール・ダノ、アンディ・サーキスあたりはしっかりハマっているし、ほぼ声だけ出演のバリー・コーガンは次が楽しみ。一番有名どころかもしれないコリン・ファレルがすぐに誰かわからないメイクしてる役というのもナイス。バットマンというか、マスクにケープの異常者が醸し出す「哀しさ」を追求して展開していく物語も好みです。暗い映像は、ザック・スナイダー版よりも奥行きがあって「何やってるかわからない」暗さではなかった。音楽もよかったし、まさかのニルヴァーナ! 90年代グランジロックと当時流行ったサイコスリラー風味が重なって、見事に世界観を作り上げていたと思います。 ただ、その見事な世界観をもってしても苦しい部分も。一番はみなさん言ってますが、やっぱり長い。マット・リーブス監督は、『猿の惑星』リブートでも小気味よかったルパート・ワイアット監督版からどんどん重苦しく長い方向に変えてしまったのですが、正直3時間が必要な内容だったのかは疑問です。それからヴィラン。ヴィランを狂言回しに主役であるバットマンその人(THE BATMAN)を描くというコンセプトはわかりますが、せっかくのポール・ダノはもうちょっと見たかったし、彼の「復讐」の物語のほうが正直ブルース・ウェインの話よりも面白そうに感じてしまった、というのも設定的には失敗なのでは。そっちに時間を割いての3時間なら、まだよかったかな。また、今回のリドラーにせよ、たぶん次回出てきそうなジョーカーにせよペンギンにせよ、メンタル系のヴィランが続いてしまう感じがするのもマンネリ感が。ゾーイ・クラヴィッツは歴代キャット・ウーマンと比べると残念ながらインパクト不足か。シリーズ作の常なのですが続編はさらに長くなる傾向がありますが、そこまで長いバットマンって、うーん見たいのかなあと微妙なところ。 【ころりさん】さん [インターネット(字幕)] 6点(2024-04-22 07:48:13)
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8.ネタバレ バットマン自体にはなんの思い入れも無いが、ノーラン版が面白かったので、こちらも視聴。でも、面白みに欠ける作品だったな、クソつまらん、という訳では無いが楽しめたシーンが観賞後に全く思い浮かばない…。ヴィランも全然存在感がない。アクションシーンなんて、何年まえの作品?ってぐらい迫力ないし、このレベルでの焼き直しは厳しいものがある。 【はりねずみ】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2023-08-05 11:18:59)
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《改行表示》 7.ネタバレ ポール・ダノのリドラーが見たかったんです、でも期待通りとはいかなかったです。 バットマンの見所は悪役にかなりあると思うのね、なので今まで名だたる俳優たちが悪役を演じてきてる。 リターンズでミシェル・ファイファーが演じたキャットウーマンですが、やりたいという女優がけっこういたという話も何かで読んだ記憶があります。 そもそもバットマンがあの手この手でシリアスにダークに作り変えられることがなんか不思議なんですよね。 そういうのやりたい、見たい、好きっていう人も多いんだろうなとは思いますが。 本作は映像はいいし(ただし暗すぎるのが難)、キャラクターもいいと思うし、久しぶりに渋い悪役のジョン・タトゥーロも見られたんですが テンポが悪い上に長すぎる、どう編集しても3時間必要とは全く思えません。これが最も気になったとこ。 テンポが悪いから何が事の確信部分なのかもわかりづらい、というかなんか途中でどうでもよくなってくる。 そして今回のブルース・ウェインのキャラがあんまり好きじゃないです。 ゾーイ・クラヴィッツはキャットウーマンを演じるには小柄過ぎませんかね?最初、バットマンの子役の相棒が出てきたと思え、 キャットウーマンとはわからなかったです。 【envy】さん [インターネット(字幕)] 3点(2023-05-10 10:30:17)
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《改行表示》 6.「バットマン」の映画化において最も重要で、取り扱いが難しい要素は、“リアリティライン”の引き方だと思う。 架空の超犯罪都市の大富豪が、夜な夜な真っ黒なコウモリのコスチュームに身を包み、街の悪党たちを殲滅する。元来アメコミであることを鑑みても、圧倒的にマンガ的であり、どう言い繕っても“馬鹿っぽい”設定である。 それでも、ほとんど絶え間なく映画化されてきたのは、この“馬鹿っぽい”世界観が、多様な創造性を孕んでいるからだろうと思える。 マンガ的な物語世界を実写映像化するにあたって、リアリティラインをどのように引くか。 あくまでも寓話的なダークアクションに振り切るのか、現実社会の鬱積や病理性を盛り込んだ哲学的なストーリー展開を深堀りするのか、はたまた筋肉隆々の“冷凍男”が主人公を押しのけて登場するようなエンタメに突っ切るのか、その「線引き」によって映画作品の印象は大いに変わるし、その分幅広い層に熱狂し得る。 そういった観点からは、新たなリブート作品として製作された本作も、明確な意図によって他のシリーズとは異なるリアリティラインが引かれているとは思う。 ただ、個人的には本作のその線引きは、ややアンバランスだったと感じた。 現実路線で、どこか映画「セブン」を彷彿とさせる猟奇サスペンス要素との融合は面白い試みだった。過去シリーズにおいては異世界の象徴として存在感を出すヴィランたちの風貌やキャラクター性も、極めて現実的な造形に振り切って、リアリティラインをより現実に近い位置に寄せていると思う。 主人公バットマンに“探偵”の役割を与え、他のアメコミヒーロー映画とは一線を画した作風に仕上がっていることは間違いない。 が、しかし、その現実路線のテイストがバランス良く成立しているとはどうしても思えなかった。 その最たる理由は明らかで、舞台である犯罪都市“ゴッサム・シティ”のあり方自体がファンタジーすぎるからだと思う。 あれだけ常軌を逸したレベルで治安が悪く、景観や公共サービスが崩壊しているとしか思えない劣悪な環境下において、今更政治家や警官の汚職がどうとか、薬物が濫用されていたり、マフィアが裏で糸を引いているとか言われても、「そりゃそうだろうよ」と正直鼻白んでしまう。 故に、そんな中で、バットマンや、真っ当な警察や政治家たちが、「正義」や「人生」をかけて苦闘するしている事自体が“非現実的”に感じてしまい、どうにも乗り切れなかった。 主演のロバート・パティンソンのバットマンぶりは悪くはなかったと思うが、徐々に解明されていく事実に対して総じて思慮が浅く、バットマンである以前に人間的に未熟な主人公の姿はやはり魅力的ではなく、必然的に映画的な魅力の欠如に繋がっている。 用意されていたストーリーテリングについても、稚拙で、ただ鈍重であったことを否めない。 リブート作品として、特別なバッググラウンド描写や、新機軸の展開があるわけでもなく、この内容でほぼ3時間の上映時間はさすがに冗長すぎた。 一方で、ビジュアル的なクオリティは過去最高レベルで素晴らしかったと思う。 “重さ”までを表現するバットマンのコスチュームや、臨場感の高い迫力あるカーチェイスシーンなど、印象強いカットやシーンは全編通して散りばめられている。 もっと作り込まれたストーリーさえ備えていれば、もっと素晴らしい「バットマン」に仕上がるであろうことは明白なので、次作に期待したい。 【鉄腕麗人】さん [インターネット(字幕)] 6点(2022-12-12 00:51:40)
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《改行表示》 5.ネタバレ サスペンス・スリラーの世界にバットマンがやってきましたよ、という趣の作品で、要するに「セブン」「SAW」とかの世界にバットマンがいたらどうなるか? って話で、私はその手の話は超好きなのでとても楽しく観られました。いや良い。敵がリドラーって時点でどう戦うのか興味津々だったのですが、いや、好きな展開で来てくれてとても嬉しいって感じでした。 よく比較される「ダークナイト」が、テロリストの犯罪アクションにどうバットマンを取り込むかという初の(?)試みで、あのジョーカー含めて見事に作品に昇華してたのに対して、本作も別ジャンルとバットマンの融合という点で、なかなかうまくやった作品と言えると思います。 白眉は、なんといっても、あのバットマンとリドラーが直接対面する場面でしょう。そう来たか! と思わず膝を打ちました。 まあ、これ系の作品って、結局、驚天動地のとんでもないオチを論理的整合性を伴いつつ提示できるかという一発ネタの切れ味がものを言うと思うのですが、そうそうそんな良いネタを思いつくことはなくて、サスペンス・スリラーものとして体裁はスタイリッシュに見事に描かれてるけど、ネタの切れ味は世界を揺るがす、というほどでもなくて弱いかなと思いました。サスペンス・スリラー系のヒット後、第2作目くらいの水準かなあみたいな。 あと個人的に、リドラー役のポール・ダノが好きなので(スイスアーミーマンとか良い)、あのどうにもイケてない青年役とかの多い彼がどうやってバットマンの悪役を張るかと思ってましたが、いい感じのキレ具合と、「何者でもない」悪役にぴったりハマって良かったと思います。 主役のバットマンの方はキャットウーマンともども良い雰囲気だったと思うんですけど、全般的に何か決断して行動するみたいなところがなくて、ただただ状況に流されてリドラーのなぞかけを解決してくだけの展開になってしまってるのが、ヒーローものとして物足りない部分ではあったかと思います。エンドで取ってつけたようにバットマン的選択の場面を付けてはいましたが。リドラーとの対面での葛藤が、個人の問題で終わっちゃうので、もうちょっと利他的な苦悩をすると良かったかも知らん。 そんなところで、サスペンス・スリラー系は大好きなので思わず+1点してしまって、こんなところです。 【sim】さん [映画館(字幕)] 8点(2022-05-04 11:39:40)
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《改行表示》 4.ネタバレ 近年の明るく楽しいマーベルヒーロー映画になれていたので、久々にこのようなダークな映画はとても新鮮に感じた。 終始画面が暗く、陰鬱な雰囲気の中で展開される地味な操作は、バットマンが別にバットマンである必要性を感じさせないくらいの地味な展開だが、今作のリドラーの得体のしれない嫌な空気感がとても良かった。 特によかったのは首に爆弾を仕込まれた男の場面。市長の葬儀の場面で外では悲鳴、しばらく何も絵的には起こらず、何が起こったのかわからない一定の間が合った後での車の突進、そしてバットマン登場。 この後のなぞなぞのやり取りはもうちょっとなぞなぞの答えを考える時間をくれても良かったのでは?と思うぐらいテンポが良かったが、何せなぞなぞすぐ答えるマンのバットマン、爆速で回答をしていく。あまりの回答の速さに、クイズ王か何かなのかな?とちょっと一人でウケていた。 そのあとも両親殺害の件で二転三転する話や、あっさり捕まった後で仕込んだ爆弾や信奉者らの展開など、中々先が予測できない展開が続く。 まあ一旦捕まるのは予告にもあったからなんとなく想像はついたけど、思ったより早くてそこは以外だったかな。 とまあ全般的に雰囲気や展開がとても好みで終始楽しく見られました。 3時間を感じさせないのはとても良かった。 また終始引きこもりなブルースウエインという新しいイメージも、これはこれで良かった気がする。 ただ、終盤のアクションシーンでバットマンを助けたキャットウーマン(クレジットにはキャットウーマンの文字はないけどね。ここは正直要らん配慮だなぁとは思うけど)とキスをしてたら残ってた信奉者に襲われるというベタベタな展開はちょっとイラっとしたなぁw 最後のキャットウーマンとのバイクでの並走は良かった。 とても良いシーン。 最後のT路地で無言で分かれる場面も良かったですね。 ダークナイトと比較されがちな本作ですが、あちらに比べると映画としてのバランスは確かに悪く、ダークナイトは超えられなかったのではと思う反面、作品の方向性が違うからしょうがないのかなと。僕はこういうバットマンも好きだよと。 好き嫌いだけの評価であれば、どちらも10点付けたいぐらいですね。 映画としてどうだった?と評価を求められれば、ダークナイトには及ばなかったけど、という回答。 色々書いたけど、久々にどす黒いヒーロー物を見れてとても良かったです。 冒頭にも書いたけど、最近の明るく楽しいヒーロー物ばかりだったので、ちょっと飽きてたところにこういう映画はとてもおいしく感じられました。 ラーメンで例えると、マーベルはとてもよくできたあっさり塩ラーメン、こちらは濃い味の家系ラーメンという感じ。決して具だくさんの二郎系ではない。 家系ラーメンといえば、TOHOシネマズ上野の近くにあるジェネリック家系ラーメンの店で昼飯を食べたら腹を壊した。 みなさんもTOHOシネマズ上野で映画を見た後で飯を食べる場合は注意してください。 【みーちゃん】さん [映画館(字幕)] 9点(2022-03-25 17:33:13)
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3.ドラマ部分がテンポ悪すぎて、つまらないんです。ただでさえ本編3時間もあるのに、ドラマでダラダラしてると、前に出てきた事柄が関係あるのかないのか、わからなくなってしまいます。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 3点(2022-03-22 17:08:02)
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《改行表示》 2.ネタバレ まず、豪華かつ意外なキャスティング。 コリン・ファレルなんて、クレジット見て「出てたっけ?」って感じだったし、サーキスはどっちかっていうとヴィラン役じゃね、とか。 そして、最後に出てきた「あいつ」は、「エターナルズ」に出ていたバリー・コーガンなんだって! 自分としては注目してる俳優さんなので、それだけで次作が楽しみ。 パティンソンは初め、歴代ブルース演者の中でクセがなくてつまんないかなと思ったが、引き籠もりぼっちゃまがハマってた。特にマスクを外した時のまさに「死んでいる」目はすごく良かった。 ストーリーは、延々犯人探しに付き合わされ、最後にどんでん返しがあるワケでもなく、流石に3時間近くは長過ぎる。 雨とか暗号とかリドラーの正体とか、「セブン」を意識しちゃうんだけど、R指定でもないのでサスペンスとして物足りなかった。 アルフレッドまさかの死亡フラグでドキドキしたよ。過去の復讐に固執すると、現在の大切な人を失うかもよ、と悟らせるためだったんだろけど、まぁ災難でした。 復讐する力を手に入れるのではなく、その連鎖を断ち切る信念を持つこと、大事だね。 今回のキャット・ウーマンのマスクは、昭和の泥棒みたいでなんか笑えた。 【ノン】さん [映画館(字幕)] 6点(2022-03-19 00:27:12)
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《改行表示》 1.ネタバレ 予告編を観た時から覚悟はしていた。こいつぁめっちゃ暗いバットマン映画になりそうだと。ノーランなんて目じゃないくらいの暗さだと。ところがどっこい!想像の遥か上をいく暗さでした。なんならバットマン映画史上最も暗く地味だっていえるかも。おまけに、ブルース・ウェイン史上最も品格も風格もないブルース・ウェインだった。別に俳優さんがどうこうでなく多分に演出のせいかも。 とにかく終始暗いまま話が続くし、めっちゃ長い!長すぎる!後でよくよく調べたら約3時間!3時間ってなに!おったまげです。 それと今作はバットマンが探偵として活躍するみたいな触れ込みだったけど、いざ観てみたら、リドラーが用意した謎解きをただ解き明かしていくという、まるでリドラーの手のひらで踊らされてるみたいだった。結局リドラーまで自力でたどり着けなかったもんね。なんだかな~。 あとリドラーは本当にブルース・ウェインを殺す気があったのかがわからない。だって殺傷能力の低い爆弾を郵送してって確実性が薄すぎる。何よりも被爆したアルフレッド、生きてるしね。やっぱり殺す気はなかったのかも。最後に面会室で、この時を待っていた、みたいなことをたしか言ってたと思うし、自分自身がリドラーになったのはバットマンのおかげ、て伝えたかったみたいだし。 とまあここまでかなり辛口なことを言ってきましたが、今作のバットマンはリドラーというヴィランが今までのヴィランと違い、法で裁けない悪党を成敗する、まるで仕事人みたいだってこと。バットマンが表の犯罪者をやるならリドラーは、裏の犯罪者をやるみたいな。コインの裏と表。表裏一体。リドラーはバットマンの影であり分身。それこそが今作の、バットマン最大の罪とは!? に集約されるわけなんですね。バットマンが復讐の名のもとに暴れるなら俺も復讐の名のもとに本当の悪を裁いてやる!なんて因果応報なバットマン映画なんでしょう。 ただね、やっぱりもうちょっと短めに完成させることは出来なかったのかなって。そうしたらもっと印象も違ってたかも。
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