映画『トーク・レディオ』のいいねされた口コミ・レビュー

トーク・レディオ

[トークレディオ]
Talk Radio
1988年カナダ上映時間:110分
平均点:8.13 / 10(Review 15人) (点数分布表示)
公開開始日(1989-05-27)
ドラマサスペンス
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タイトル情報更新(2023-03-18)【TOSHI】さん
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監督オリヴァー・ストーン
キャストエリック・ボゴシアン(男優)バリー
エレン・グリーン(女優)エレン
レスリー・ホープ(女優)ローラ
ジョン・C・マッギンレー(男優)スチュー
アレック・ボールドウィン(男優)ダン
ジョン・パンコウ(男優)ディーツ
マイケル・ウィンコット(男優)ケント / マイケル / ジョー
ザック・グルニエ(男優)シド・グリーンバーグ
アンナ・レヴィン(女優)バスケットボールの試合にいる女性 / デニーズ
ブルーノ・ルベオ(男優)トニー
アラン・コーデュナー(男優)ヴィンス / モリス
谷口節バリー(日本語吹き替え版)
沢田敏子エレン(日本語吹き替え版)
土井美加ローラ(日本語吹き替え版)
伊藤和晃スチュー(日本語吹き替え版)
金尾哲夫ディーツ(日本語吹き替え版)
原作エリック・ボゴシアン
脚本オリヴァー・ストーン
エリック・ボゴシアン
音楽スチュワート・コープランド
撮影ロバート・リチャードソン〔撮影〕
フィリップ・C・ファイファー(第二班撮影監督)
製作A・キットマン・ホー
エドワード・R・プレスマン
配給東宝東和
美術ダン・ペリ〔タイトル〕(タイトル・デザイン)
ブルーノ・ルベオ(プロダクション・デザイン)
衣装エレン・マイロニック
編集デヴィッド・ブレナー〔編集〕
ジョー・ハットシング(共同編集)
ピエトロ・スカリア(編集助手)
録音マイケル・ミンクラー
字幕翻訳戸田奈津子
その他クレイトン・タウンゼント(プロダクション・マネージャー)
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【口コミ・感想】

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3.ネタバレ ラジオ・パーソナリティがリスナーと延々と議論を繰り広げる映画と聞いて、限定状況下での話とは面白そうだな!と思い軽い気持ちで鑑賞したのですが、予想の遥かに上を行く恐ろしい映画でした。 主人公のバリーはあるジレンマを抱えている。全国ネットで自分の番組を持つことはパーソナリティーにとって非常に大きなステータス、しかし彼の信念は"何でも言える番組"だ。大企業がバックに付いたからといって、放送内容に規制が入ることを彼は頑として拒否する。 しかしその自由奔放なトーク内容によって育ち上がったのは端的に言うと極右思想だ。「ユダヤ人虐殺はでっち上げだ」「ユダヤ人は首吊りにしてやる」「白人のカネがよそ者(移民)の助成金に使われるのは我慢ならん」「ホモは地獄に行け」「言うことを聞かないガキはベルトでメッタ打ちにする」「近所に住む移民が気持ち悪い」etc...聞くに堪えない戯言が毎日の様に彼のラジオには電話でかかってくる。 物語の主張が明確になってくるのは、ケントがゲストとしてスタジオに登場してからだ。バリーは彼に「今日のテーマはアメリカついてだ」と言い様々な話題を振るが、如何にも80年代のノー天気なロックに嵌っている風貌のケントはちゃらんぽらんな回答を繰り返す。その後、他のリスナーに話を振っても返ってっくる言葉は「あんたイカスぜ!」「大ファンなのよ!」等、バリーが求めるリスナーの姿からは程遠い。彼の番組はリスナーと同様に計らずとも空虚な存在に成り下がっていた。この時のバリーの絶望感といったら筆舌に尽くし難い。ラジオとは言え表現の発信者としてこれ程打ちのめされる展開も中々ないだろう。 その度にバリーは彼等に同様の汚い言葉を浴びせかけ、罵り、糾弾する。最後のメッセージは「お前等は何者でもない。考える脳味噌もなく、権力もなく、未来もなく、希望もない!何もない!」という台詞だ。頭にあるのは気に食わない人間を見つけ、執着し、攻撃し続ける事だけ。最終的には対象の命を狙う。しかもこれはデンバーで実際に起きた殺人事件を元にしているらしい。何と恐ろしい話だろう。 違う意見を持つ者を攻撃し続ける不特定多数の悪意を描いた傑作です。観終わってからフト気づいた。「あれ?これ今の日本じゃね?」
民朗さん [DVD(字幕)] 9点(2014-01-29 00:28:50)(良:1票)
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2.ネタバレ  社会派映画の傑作ですね。  目に見えない相手との討論の恐ろしさを実感できます。  複数のメッセージを同時に発信しているような映画なので、観る人によって大きく印象が変わるでしょう。  DJバリー個人に注目すると、孤独を恐れる人ほど、わざと自分を孤独に追いやってしまうことがあるというのがよくわかります。  バリーはおそらく普通の人でしょう。  普通にトークを楽しみ、自分を表現することをただ楽しみたい人です。また、好きな人のことを大切にしたいし、自分も大切にされたいと、普通の人なら誰もが抱く感情を彼も持っています。  ですが劇中でバリーは全く逆の行動をとり続け、自分自身を追い詰めていきます。まるで本当の自分をさらけ出すことを恐れるかのように。ですが、バリーが自分を偽ろうとしても、時折一部のリスナーからバリーという人間を見破られる質問がとんできます。  核心をつく質問にはいつも返答までに間ができてしまうバリー。  人間の心理のパラドックスを見事に表現した作品だと思います。
たきたてさん [DVD(字幕)] 8点(2012-04-20 04:35:37)(良:1票)
1.ネタバレ 毒毒毒毒、今回のオリバー・ストーン、DJの喋りに乗せて、何かに憑りつかれたように毒を吐きまくる。 情け容赦の無い主人公DJの毒は毒をあおり、スピーカーの向こうの暗闇から正体不明の毒がゾンビの如く次から次へと噴き出してくる。 毒は毒を呼びスタジオは飽和状態となる。 そして毒によって導き出されたDJの本音も空しくスタジオに響き、それもまた正体の無い毒によって断ち切られる。 ラストのスタッフとリスナーのコメント群には、DJがしのぎを削った相手とは実はこんなもんだったんですよというタネ明かしと、「無意識」と言う名のベールをまとったお前らこそがこの世の猛毒なのだと言うシニカルなメッセージを感じた。 なんか尾崎っぽいか。 でもこんな映画二度と作れまい。  傑作。
Berettaさん 9点(2003-12-03 14:33:26)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 15人
平均点数 8.13点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6213.33%
716.67%
8533.33%
9746.67%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review1人
2 ストーリー評価 8.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 5.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人

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