映画『テオレマ』の口コミ・レビュー
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作品情報 テ行
テオレマの口コミ・レビュー
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(レビュー・口コミ)
テオレマ
[テオレマ]
teorema
1968年
【
伊
】
上映時間:99分
平均点:7.85 /
10
点
(Review 13人)
(点数分布表示)
公開開始日(1970-04-11)
(
ドラマ
・
エロティック
)
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シネマレビュー管理人
】さん
タイトル情報更新(2024-08-14)【
にじばぶ
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監督
ピエル・パオロ・パゾリーニ
キャスト
テレンス・スタンプ
(男優)
ゲスト
マッシモ・ジロッティ
(男優)
パオロ・父
ニネット・ダヴォリ
(男優)
メッセンジャ-
シルヴァーナ・マンガーノ
(女優)
母・奥様
アンヌ・ヴィアゼムスキー
(女優)
娘
ラウラ・ベッティ
(女優)
エミリア(女中さん)
脚本
ピエル・パオロ・パゾリーニ
音楽
エンニオ・モリコーネ
撮影
ジュゼッペ・ルッツォリーニ
配給
東宝東和
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[全部]
2.
ネタバレ
随分昔に某動画サイトで観て、全く歯が立たなかったという作品。今回、DVDを調達してのいわば再挑戦なのだが、前回よりは少しだけ得るものが有った様に思われる。
第一に感じ取れるのは、やはりキリスト教的な価値観。「訪問者」のイメージに重なるのは、何と言ってもイエス・キリストである。ただ、一家がブルジョアとして描かれること(言葉としても「ブルジョア」という台詞も複数回登場するし)、そしてパゾリーニが共産主義に傾倒していたことから鑑みるに、彼には「革命者」としての姿もまた重なってくる様に思う。
重要なのは、その彼の運び来る「変革」の結末である。要は、それは明らかに「ブルジョア」たる一家にとって望ましい結果を齎していない。それを非常に単純に解釈すれば、本作は単なる資本主義批判映画だと言えるのかも知れない。
しかし本作、決してそんなに単純な作品でもない様にも思われる。ブルジョアを単に「敵」と看做さず、そもそもこの世界は資本主義者に満ち溢れているのだから、これをそのまま「世界」だと捉えたならば、また話は違ってくる様に思う。救世主たるキリストや、真の革命家を以てしても善き方向に進まない「世界」。この重苦しい作品には、そんな世界(或いは逆に、そんな世界における共産主義の在り方それ自体を含むものか)に対するパゾリーニの絶望的な苦悩が感じ取れる様にも思う。
ひとつ確からしいのは、一家でただひとり「プロレタリアート」を代表するエミリアを通して描かれる「癒し」と、それに伴って来たる「希望」である。パゾリーニは、真に人々を癒し、そして導ける存在は、労働者階級の中から現れるということには確信を持っていたのではないだろうか。年代的にも思想間の二項対立とそしてその「善と悪」が揺らぐ歴史の中で、そこだけには(=映画中のそこの表現には)ある種の普遍性が感じ取れる様にも思われる。
【
Yuki2Invy
】
さん
[DVD(字幕)]
7点
(2020-05-23 00:18:02)
🔄 処理中...
1.
ネタバレ
ピエル・パオロ・パゾリーニ監督の「テオレマ」について、パゾリーニ監督は、最初はこのテーマを詩による舞台劇として考えていたそうだ。
そのため、この映画は知的な構成が明らかすぎるほど明らかだ。画面の隅々まで緻密に計算されており、登場人物の役割も非常にわかりやすい。
だが、主人公が神か悪魔かといった謎が"不条理演劇"のように、簡単には割り切れない。
それは、主人公を演じるテレンス・スタンプの顏のクローズ・アップが、極めて映画的な効果をもたらしているからなのです。
~ミラノの大企業家パオロの家に謎の青年がやって来る。青年は、パオロやその家族と性的な接触を持ち、彼らの欲望を解放して、やがて立ち去って行く。残された人々は、彼ら自身の真実に向き合うこととなる。そして、彼に感化されたメイドは屋敷を出て、聖女になり、パオロは自分の工場を労働者に渡して荒野を彷徨うのだった~
悪魔の中に天使が宿るというようなイメージで、悪魔に魅入られた、悪魔のような美しい俳優・テレンス・スタンプ。
パゾリーニ監督の「テオレマ」に登場する彼は神なのか、それとも悪魔なのか?
彼の来訪は、郵便配達の姿をした天使によって告げられ、その辞去も天使によって予告される。
天使をつかわしたのは、そうすると神なのだろうか?
彼自身が神であったら、迎えの通知がくる筈はないのだから。
彼はただ彼という存在のままブルジョワ一家に迎えられ、客として滞在する。
彼はそこにいるだけで、一家の人々に不思議な力を及ぼす。
彼を見、彼に触り、そして彼に抱かれることによって人々は、自分自身に到達する。
イエス・キリストの衣に触れただけで病が治る聖書の話が、ふと連想されるが、彼は決して人々を救いに来たわけではない。
一家のメイドは、やがてブルジョワの屋敷を出て、故郷の貧しい人々の所に行き、身を犠牲にして土をかぶり、聖女となる。
だが、一家の他の人々は、それぞれの苦悩を生き始めるのだ。
この映画でテレンス・スタンプが果たす役割は、そこに存在するということなのだと思います。
彼の顏と彼の微笑、そして彼のなまめかしい肉体で、そこに存在するということ。
映画を観る私は、一家の人々と同じようにその存在を感じます。
神なのか、悪魔なのか、それとも神の子なのかという問いの答えは、永久に得られない。
逆に言えば、神は彼のような存在だとパゾリーニ監督は見ているのだろう。
ここでは、ひとりの役者が自分の存在をメタフィジカルな存在と同一化させているのだと思います。
【
dreamer
】
さん
[DVD(字幕)]
7点
(2019-03-18 14:26:10)
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マーク説明
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【点数情報】
Review人数
13人
平均点数
7.85点
0
0
0.00%
1
0
0.00%
2
0
0.00%
3
0
0.00%
4
1
7.69%
5
1
7.69%
6
0
0.00%
7
2
15.38%
8
3
23.08%
9
5
38.46%
10
1
7.69%
【その他点数情報】
No
名前
平均
Review数
1
邦題マッチング評価
10.00点
Review1人
2
ストーリー評価
9.00点
Review1人
3
鑑賞後の後味
9.00点
Review1人
4
音楽評価
9.00点
Review1人
5
感泣評価
9.00点
Review1人
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