3.ネタバレ SLAM DUNKはジャンプ連載開始から最終回までリアルタイムに追いかけた思い入れのあるマンガ。一方アニメは自分の中でアニメを見ていない時期とちょうど重なっていたので劇場版含め全く見ていない。なので声優の変更が話題になっても何も感じなかったし、見終わったあと声優に関して違和感は全くなかった。マンガがアニメ化されるとき原作者はよく「アニメになるということは自分の手を離れるということなので好きなように作ってもらってかまわない。どうなるのか楽しみ」と言う。この言葉に嘘はないと思う。けれど一方で自分の思い通りに作りたいという想いもあるはず。今回原作者の井上雄彦が監督と脚本を引き受けたのは、インタビューによるとプロデューサーの熱意に押されてということのようだが、自分自身で納得のいくものを作りたいという気持ちがあったからだと思う。自身の関わらないアニメは自分の手を離れているので、新たなアニメを作ろうということだと思う。それは原作の最終盤の山王戦を題材にしているにもかかわらずタイトルに"THE FIRST"と付けたり、アニメでも使われた連載時のロゴを使わなかったりという点からもわかる。そんな井上監督が目指したのは原作を「映画的に」再現するということだと思う。見た方なら共感していただけると思うが原作の持つスピード感・息詰まる緊張感が完璧に表現されている。特に原作ではセリフがないことでもそれらを表現していたが、映画でも一切のSEやBGMなしでそれを実現している。また、原作では宮城リョータ以外の主要メンバーは過去のエピソードが効果的に挿入されていたが、宮城リョータのエピソードはなかったと記憶している。今回はそれを補完した形になっているのも新しい試みでいいと思う。長々と書いたが結論は「原作のファンなら満足すること間違いなし!」
2.あー…今朝、うん。起きた時から少し身体の調子が悪かったー…。なので、いい感想になってるかどうかは分からない。もう一回観るなら…アレだ。気分が好い時に観たら感想が変わると思うけど。さて、観てきた!本当は「マッドゴッド」にするか迷ったけど、今日は時間のタイミングが合わない感じ。なので、コレにしたんだわ。――THE FIRST SLAM DUNKなんか周囲(マニアさんら)が色々と煩い感じだったけど、俺はコミック準拠モノなので、アニメは全く観てないんだな。んで、ストーリーっつーか…ネタバレには気を付けたいけど…コミック読んでるんだったらキャラの着眼点以外は、あまり関係ない気もする。上映前に、過去からのアニメファンが騒いでたのが「声優の変更」だったけど、俺はアニメを観てないので全然、なぁぁぁぁぁぁぁんとも思わなかったし…監督であり、作者の井上雄彦先生の意図した事は何となくだが、理解できる。多分だが…実写映画っぽくしたかったんじゃないかなーと思うんだ。要は、キャラの声がアニメに準拠してなかったので、実写映画を観てるような感じを受けた。ともあれ、愛の力は凄いもんなー…マジで。アニメ版のスラムダンクに「愛を持ってる人」は悔しかったかもだけど…ずーっと「アニメの●●さんが~!」とか「だよね~」って言い合ってた女子2名が居たが、終わった後で「これはこれで良かったね」と言ってて(俺は全然無関係なのに)少し嬉しくなったな。クリエイターの意図が組み込まれたようで、さ…。さて、SLAM DUNKだ。もう一回観るかどうかは迷うけど、ずっと観てる間は胸がワクワクした作品だった。漫画で読んでるから、作品の情報が頭の中に入ってるけど、この映画からスタートした人だったら、どういう感想になるんだろう?そこも気になるけど、全体的にカラーが沈んでるのも、少し(俺的に)勿体ないなーと思った。やっぱりキャラの服装じゃなく…景色だけで春夏秋冬を表現出来てたらいいなーと思う。しかし、キャラの心理や表情は流石だ。漫画連載の時から、井上雄彦先生には想ってたけど…絵の上達速度や、場面やキャラの表現力はやっぱり半端じゃないね。才能と努力が見事に連結してるんだろう、きっと。世の中ってのは「見本」は嫌って程にある。けど、その「見本」をみんなで知らん振り。勿体ないね、マジで。特に――俺に。