映画『怪物(2023)』のいいねされた口コミ・レビュー
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怪物(2023)の口コミ・レビュー
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(レビュー・口コミ)
怪物(2023)
[カイブツ]
2023年
【
日
】
上映時間:126分
平均点:7.03 /
10
点
(Review 38人)
(点数分布表示)
公開開始日(2023-06-02)
公開終了日(2024-02-21)
(
ドラマ
・
サスペンス
・
ミステリー
・
学園もの
)
新規登録(2023-03-28)【
イニシャルK
】さん
タイトル情報更新(2025-05-31)【
イニシャルK
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監督
是枝裕和
キャスト
安藤サクラ
(女優)
麦野早織
永山瑛太
(男優)
保利道敏
高畑充希
(女優)
鈴村広奈
中村獅童
(男優)
星川清高
田中裕子
(女優)
伏見真木子
黒田大輔
(男優)
品川友行
森岡龍
(男優)
神崎信次
北浦愛
(女優)
八島万里子
角田晃広
(男優)
正田文昭
脚本
坂元裕二
音楽
坂本龍一
撮影
近藤龍人
製作
市川南〔製作〕
大多亮
是枝裕和
東宝
(「怪物」製作委員会)
ギャガ
(「怪物」製作委員会)
フジテレビ
(「怪物」製作委員会)
企画
川村元気
プロデューサー
川村元気
(プロデュース)
配給
東宝
ギャガ
美術
三ツ松けいこ
衣装
黒澤和子
(衣裳デザイン)
編集
是枝裕和
照明
尾下栄治
あらすじ
郊外の町で暮らすあるひとり親家庭。ある日、母親は愛息子の様子の異変に気付く。彼を傷付けているのは誰か。教室では日々いじめ行為が起きている。教師の不適切な対応も疑われる。次第に事態は社会問題へと拡がっていくが…。母親、学校、子どもたち、それぞれの視点で語られていく物語。是枝裕和監督が坂元裕二によるオリジナル脚本で描くヒューマンストーリー。音楽は故・坂本龍一。第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で脚本賞を受賞。
【
タコ太(ぺいぺい)
】さん(2025-02-22)
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1.「怪物」と冠されたこの映画、幾重もの視点と言動、そして感情が折り重なり、時系列が入り乱れて展開するストーリーテリングは意図的に混濁している。そして、その顛末に対する“解釈”もまた、鑑賞者の数だけ折り重なっていることだろうと思う。
本当の“怪物”は誰だったのろうか?
そもそも“怪物”なんて存在したのだろうか?
詰まるところ、私たち人間は皆、脆くて、残酷な“怪物”になり得るということなのではないか……。
鑑賞直後は、自分一人の思考の中にも、様々な感情や気付きが入り混じり、形を変えていった。
ただ、僕の中で、しだいに導き出された明確な「事実」が一つある。それは、この社会の中で一番“怪物”に近く、一番“怪物”になる可能性が高いのは、やはり「親」であろうということ。
本来人間なんて、自分一人を守り通すことだけでも必死で、余裕なんてあるはずもない。
でも、ただ「親」になるということだけで、問答無用に自分自身以上に大切な存在を抱え、それを「守り通さなければならない」という「愛情」という名の“強迫観念”に支配される。
微塵の余地もなく、自分の子を守ることも、正しく理解することも、「親なんだから当たり前」と、自分自身も含めた大半の親たちは、思い込んでいる。
でも、その“私はこの子の親なんだから”という、自分自身に対する過信や盲信が、得てして「怪物」を生み出してしまうのではないか。
一人の親として、本作を観たとき、最も強く感じたことは、誰よりもこの僕自身がモンスターになり得てしまうのではないかという“恐れ”だった。
したがって、本作の登場人物たちにおいても、最も「怪物」という表現に近かったのは、安藤サクラ演じる母親だったと、僕は思う。
彼女は、愛する息子の変調を憂い、いじめやハラスメントを受けているに違いないと奔走する。
シングルマザーとして息子を心から愛し、懸命に育てる彼女の姿は、“普通に良い母親”に見えるし、実際その通りだと思う。
意を決して学校に訴え出るものの、校長をはじめとする教師たちからあまりにも形式的で感情が欠落したような対応を繰り返される母親の姿は、とても不憫で、まさしく話の通じない“怪物”たちに対峙せざるを得ない被害者のように見える。
しかし、視点が変わるストーリーテリングと共に、物語の真相に近づくにつれ、母親が「怪物」だと疑っていたものの正体と、本人すらも気付いていない彼女自身の正体が明らかになっていく。
彼女は明るく、働き者で、息子の一番の味方であり理解者であることを信じて疑わないけれど、実は、夫を亡くした経緯がもたらす心の闇を抱え続けている。
そのことが、無意識にも、息子に対して“普通の幸せ”という概念を押し付け、アイデンティティに目覚めつつある彼を追い詰めていた。
最初のフェーズでは、紛れもない“良い母”だった彼女の言動が、視点が転じていくにつれ、自分が“奪われてしまったモノ”を、一方的に息子の未来で補完しようとしているようにも見えてくる。
“普通に良い母親”が、実は抱えている心の闇と、我が子に対する無意識の圧力と、或る意味での残酷性。
母親のキャラクター描写におけるその真意に気がついたとき、目の前のスクリーンが大きな“鏡”となって自分自身を映し出されているような感覚を覚えた。
無論、“普通に良い父親”の一人だと信じ切っている僕には、安藤サクラが演じる母親を否定できる余地などなく、只々、身につまされた。
人の親になろうが、学校の先生になろうが、人間である以上、心には暗い側面が必ず存在する。
その側面がたまたま互いに向き合ってしまったとき、人間は互いを「怪物」だと思ってしまうのかもしれない。
長文になってしまったが、ちっとも纏まりきらず、語り尽くせぬことも多い。
子役たちの奇跡的な風貌、田中裕子の狂気、坂元裕二の挑戦的な脚本に、亡き坂本龍一の遺した旋律……。
鑑賞にパワーはいるが、何度も観たい傑作だ。
【
鉄腕麗人
】
さん
[映画館(邦画)]
10点
(2023-06-24 22:56:54)
👍 1
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マーク説明
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【点数情報】
Review人数
38人
平均点数
7.03点
0
0
0.00%
1
0
0.00%
2
1
2.63%
3
0
0.00%
4
1
2.63%
5
2
5.26%
6
9
23.68%
7
12
31.58%
8
6
15.79%
9
5
13.16%
10
2
5.26%
【その他点数情報】
No
名前
平均
Review数
1
邦題マッチング評価
7.00点
Review2人
2
ストーリー評価
6.00点
Review3人
3
鑑賞後の後味
6.33点
Review3人
4
音楽評価
6.00点
Review2人
5
感泣評価
6.50点
Review2人
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