映画『首(1968)』の口コミ・レビュー

首(1968)

[クビ]
1968年上映時間:100分
平均点:6.00 / 10(Review 1人) (点数分布表示)
公開開始日(1968-06-08)
ドラマサスペンス法廷ものモノクロ映画犯罪ものミステリー実話もの小説の映画化
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タイトル情報更新(2024-08-25)【イニシャルK】さん
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監督森谷司郎
キャスト小林桂樹(男優)正木ひろし
南風洋子(女優)滝田静江
下川辰平(男優)岸本正治
小川安三(男優)鉱夫・石橋
加藤茂雄(男優)鉱夫・河内
佐々木孝丸(男優)東大教授福畑
三津田健(男優)東大教授南
清水将夫(男優)高林浩三
北龍二(男優)宮崎三郎
今福正雄(男優)印刷所社長野村
神山繁(男優)田代検事
加藤和夫【俳優】(男優)司法省刑事課長
灰地順(男優)秋山検事正
大滝秀治(男優)水戸の医師室田
榊田敬二(男優)蒼竜寺の住職
脚本橋本忍
音楽佐藤勝
撮影中井朝一
製作田中友幸
配給東宝
美術阿久根巌
編集岩下広一
録音矢野口文雄
照明森弘充
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💬口コミ一覧(6点検索) [全部]

1.ネタバレ 戦中の所謂「首なし事件」で、権力の横暴と闘った弁護士・正木ひろし氏を描く社会派サスペンス。正木氏を(実名のままに)演じるのは名優・小林桂樹。事件の内容としては戦時下、取調べ中の警官の暴行により被疑者が殺されたが、隠蔽工作によって死因は脳溢血と偽装されてしまい、それを覆すために証拠の「首」を…という話である。実際、外傷と脳溢血では明らかに解剖所見が異なるだろうから、本件の裁判は(裁判自体は終戦を挟んで長期に渡ったが)最終的に正木氏の勝利に終わっている、が今作はそのポイントとなった「首の確保」にフォーカスすることで、ごく重厚なサスペンスとして娯楽映画的にも十分にスリリングに観てゆける作品に仕上がっていると思う。

逆に、娯楽映画として観るならば(ポイントをその首の確保に絞っているから)随所で暗躍する悪役がその後どうなったか、或いは主人公側に居る準主役・南風洋子がその後どうなったのか、等は描かれず、結果的にカタルシスとしてはやや弱いのが少しダケ玉に瑕かも知れない。しかし、肝心な正木氏を演じる小林桂樹の演技自体は鬼気迫る超・迫力を備えていてその見応えダケにでも十二分に観る価値が在るだろうし、そして取り扱う題材の観点からも当然の如くに価値在る作品だと思う。興味のある方は是非。

※長年ソフト化されなかったとのコトだが、急に今般DVDが出たのは件の『首(北野監督作)』の影響なのですかね…尤も、正木氏は後に名誉毀損で告訴されてその裁判中に亡くなっており、だから実名で登場する今作に関してはソフト化にも少し時間を要した…というコトかも知れません。
Yuki2Invyさん [DVD(邦画)] 6点(2023-12-25 10:10:41)
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【点数情報】

Review人数 1人
平均点数 6.00点
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400.00%
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61100.00%
700.00%
800.00%
900.00%
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