《改行表示》 6.ネタバレ シリーズものとしての一本で、仕事として課せられた一定の条件を無難にこなす中にプロの経験を生かして仕上げた娯楽作品というルック。 ゴジラとメガギラスの戦いはさながらヒーローの出ないウルトラ作品ことウルトラQの第1話ゴメスをたおせ!を見てるようだった ほとんど平成以降のウルトラマンのようなVFXなうえにGグラスパーという怪獣やっつけ隊がメインのドラマであり、エヴァの葛城ミサトを より実戦的にしたような女性が隊長という、過去の作品のオマージュにすることで創作を容易たらしめんとした設定。ゆえに、色々とアニメっぽい また、ゴジラの白熱光も、まるで光の国からぼくらのためにきたぞわれらの…の光線技のようなエフェクト加減で フィニッシュ技にそれをもってくるのはウルトラすぎるやろと思わずにいられなかった 最初の個体のゴジラが生き残ったパラレルワールドということなら、オキシジェンデストロイヤーを使わないで芹沢博士は生き続けたのか? 悪魔の兵器たりうる発明者・芹沢の苦悩と同様のことを今回の主要兵器「ディメンション・タイド」(通称:ブラックホール砲)でやってしまうのは さすがに気が退けるのだろうがゴジラという作品の成り立ちである以上そこに全く触れないわけにはいかず、ほんの少し触れるに留めている 伊武雅刀演ずる特G対本部長の不義に対して「そのせいでどれだけ犠牲者が出たんですか!」とかいって殴った桐子なんだけれど たしかブラックホール砲試射実験で時空がゆがみ、過去の巨大昆虫メガニューラを招き それが結果的に死者を多数出し渋谷を水没させてしまったという問題があったはずなのだが、その点どう考えているのかな にもかかわらず実戦で二回も使ったよね。時空のゆがみからバケモンがまたぞろ出てきてさらに大混乱になる「ミスト」のようなエンディングを期待してしまったではないか 電話切られたらそこにチェス盤があったり工藤が怪我したら病室にその時お話に必要な(お見舞いにいかにも来なさそうな)面子が集まっていたりとかなり制作都合が目立つなぁ 着ぐるみのゴジラはカワイイ 【うまシネマ】さん [インターネット(邦画)] 5点(2024-05-20 15:15:53)
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《改行表示》 5.ネタバレ 何しろ『対メガロ』に続けて観ちゃったもんだから、ちょっと甘めの点数かもしれない。 初代のゴジラ上陸事件を、巧くリメイクしながら首都を大阪に変更したりする設定はナカナカ凝っていて、大阪上陸時の対ゴジラ戦闘の描写もよく、ちょっと期待させられた。だけど、だんだん小さなロボット手品とか「マイクロブラックホール」(!)だのと、胡散臭い話になってくるのが、ガッカリ。今はオスプレイがあるから垂直離着陸機は受け入れられるけど、空中で後ずさりするのはどうなのよ? それと、最初の実験で時空のゆがみからヘンな生き物出てきちゃったのを知りながら、も一回それを使うのもどうなのかね?「これが最後の一匹とは思えない」という事になりはしないのか?人間は懲りない生き物なのかね…。 【Tolbie】さん [DVD(邦画)] 5点(2018-02-04 16:08:11)
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4.ネタバレ 田中美里にヘルメットはNGだと思う あのでかい耳が隠れてしまっては田中美里である意味がないとさえ思えてしまう ミスキャストというかミスヘルメット。 ゴジラ対トンボの回。 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2015-02-10 22:47:36)
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3.ネタバレ ◆現実と違う別の歴史を持つパラレルワールドの設定だが、全く活かされていない。重水素によるプラズマエネルギーをクリーンエネルギーなどといっているが、核融合のことで、破壊されたら大変な環境破壊になる。◆ゴジラが原発施設を狙う理由は何だろうか?憎しみ、それともエネルギー補充?いずれにせよ、どこかの島にエネルギー源を置いて、Gをおびき寄せれば済むのに。そして近くからディメンジョン・タイド発射。これでOK?ところで時空が歪むという欠点は修正したのだろうか。ところでDTの実験でメガヌロンを出現させた責任は誰が取るのか。それとも自分たちのせいだとは気付いていないのか。◆メガヌロンは人類を捕食して成長するのだが、それに対して人間が何の手だても講じないのはどうしたことか。あんなに大繁殖しているのに。渋谷が水没してしまうが、それがメガヌロンの幼虫の仕業によるものなのか、どうか不明のまま。それにトンボだから極楽とんぼ出すとかは、止めた方がいい。日本の誇る「ゴジラ」をリスペクトしてほしい。◆工藤はマイクロマシーンを作るのが得意だとして、ブラックホールとは畑違いだと思うが。それに何の役にも立たない女性博士はいらない。◆自衛官の上司をゴジラに殺された辻森桐子の執念が一貫して描かれる。だが、肝心の二人の関係が少ししか描かれていない上に、ミサイルの効かないゴジラに対してロケットランチャーで攻撃するという意味不明の作戦上での死であることが悲劇性を薄くしている。上官の死はもっと英雄的に描かれるべき。桐子はゴジラとの闘争、アマチュア科学者工藤との関わりなどで、最後には女性らしさを取り戻すという物語にすればドラマとしてまとまったものになっただろう。憎しみだけでは見ていて辛い。成長物語にしてほしい。◆肝心のゴジラ消滅作戦だが、根本的な問題がある。そもそもG消滅は観客の誰も望んでいないのだ。観客のほとんどはゴジラがビルを破壊するのを見ることでカタルシスを得る。日常のストレスの憂さ晴らしであり、生命の偉大さの実感なのだ。消滅方法も日常離れしすぎていて実感が薄い。だからG消滅作戦はきっと失敗するだろうと高を括って見るので、物語にはのめり込めないのだ。作り手もそれは分っていて、ゴジラは生きていることを示して終る。志の中途半端さが分る。 【よしのぶ】さん [ビデオ(邦画)] 5点(2010-10-14 20:30:42)
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2.ゴジラ映画ではある程度の設定は無視して楽しむことにしているけれど,この作品はちょっと無理がありすぎたかな。渋谷があの深さまで水没とか,ブラックホールから出てきた巨大トンボ(実在するって設定?責任問題は?)とか,設定だけじゃなくキャストもちょっといただけない。 【北狐】さん 5点(2004-05-06 13:46:37)
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1.かなり評判悪いみたいですけど、それ程でもなかったんじゃないですか。徹底的に初期設定にこだわって、お話と美術と肝心の怪獣の演出に神経が行き届かなかったといった感じですが、ゴジラ来襲の理由付けも出来てたし、ヒロイン映画としてもそれなりに出来てます。しかし、どうしてゴジラ・シリーズの自衛隊兵器は科学特捜隊並の古臭く安っぽいデザインになってしまうんでしょうか。この辺をもっと頑張って貰えれば、「映画」としての評価も一段上がると思いました。ということで、5点献上。 【sayzin】さん 5点(2002-12-08 23:01:30)
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