映画『関心領域』の口コミ・レビュー

関心領域

[カンシンリョウイキ]
The Zone of Interest
2023年ポーランド上映時間:105分
平均点:6.93 / 10(Review 15人) (点数分布表示)
公開開始日(2024-05-24)
ドラマ戦争もの歴史もの小説の映画化
新規登録(2023-12-18)【Cinecdocke】さん
タイトル情報更新(2025-05-23)【Cinecdocke】さん
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監督ジョナサン・グレイザー
キャストクリスティアン・フリーデル[男優](男優)ルドルフ・フランツ・フェルディナント・ヘス
ザンドラ・ヒュラー(女優)ヘートヴィヒ・ヘス
浅野まゆみヘートヴィヒ・ヘス(日本語吹き替え版)
脚本ジョナサン・グレイザー
音楽ミカ・レヴィ
撮影ウカシュ・ジャル
製作A24
配給ハピネットファントム・スタジオ
字幕翻訳松浦美奈
あらすじ
第二次世界大戦中、ナチス親衛隊がポーランド・オシフィエンチム郊外にあるアウシュヴィッツ強制収容所群を取り囲む40平方キロメートルの地域を「関心領域」(The Zone of Interest)と呼んだ。強制収容所に隣接した屋敷に住むルドルフ・フランツ・フェルディナント・ヘス所長とその家族の暮らしが淡々と綴られていく。マーティン・エイミスの同名小説を原案に、ジョナサン・グレイザーによる10年ぶりの長編にあたる本作は、2023年のカンヌ国際映画祭最大の話題作になりグランプリ(準賞)を受賞、アカデミー賞でも国際長編映画賞、音響賞の2冠を制覇した異色のホロコーストドラマ。
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💬口コミ一覧(7点検索) [全部]

1.噂には聞いていましたが、なんとも風変わりな作品でした。地獄そのものを描くのではなく、地獄と壁一枚隔てた天国を描くことで天国の住人の認識を問うという構図。
その構図は今日も当たり前のように存在します。隣家から聞こえる夫婦喧嘩の怒声もそう、テレビやネットから日常的に流れる破壊された街の光景もそう。その意味では、この映画は歴史ものや戦争ものというより、見ている者全員に「お前はどうなんだ?」と問いかけてくる問題提起ものという感じ。
で、たいていの人は「怖いね、と言いながらディナーを続ける」(とある戦争映画の外国人記者の名セリフです)のが関の山ではないでしょうか。地獄の存在に気づいてはいても、自分の天国を脱してまで救済に向かおうとは思わないし、そんな力もない。政治が、警察が、軍隊が対処すればいいだけの話。人間とはそんなものと開き直って、むしろ無関心を装うぐらいしかできません。実際、世の中はそんな無関心の集合体で成り立っている気がします。
そう気づかせてくれたという点において、ある種の啓蒙映画と言えるかもしれません。もっとも、いくら啓蒙されても相変わらずディナーを続けるだけですが。
まったく余談ながら、当時のナチスにはもう一人、別の「ルドルフ・ヘス」がいました(綴りは違うらしいが)。こちらはヒトラーの最側近でありながら、第二次大戦が始まった直後ぐらいに戦闘機を盗んでイギリスに亡命した変わり者。歴史的にはこちらのヘスのほうが有名かと。
眉山さん [インターネット(字幕)] 7点(2025-05-31 23:49:41)
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【点数情報】

Review人数 15人
平均点数 6.93点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
516.67%
6426.67%
7640.00%
8320.00%
916.67%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 6.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review1人
4 音楽評価 6.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人

【アカデミー賞 情報】

2023年 96回
作品賞 候補(ノミネート) 
監督賞ジョナサン・グレイザー候補(ノミネート) 
音響賞 受賞 
脚色賞ジョナサン・グレイザー候補(ノミネート) 
外国語映画賞 受賞国際長編映画賞

【ゴールデングローブ賞 情報】

2023年 81回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
外国語映画賞 候補(ノミネート) 
作曲賞ミカ・レヴィ候補(ノミネート) 

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