映画『フェラーリ』の口コミ・レビュー
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フェラーリの口コミ・レビュー
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(レビュー・口コミ)
フェラーリ
[フェラーリ]
FERRARI
2023年
【
米
・
英
・
伊
】
上映時間:131分
平均点:6.22 /
10
点
(Review 9人)
(点数分布表示)
公開開始日(2024-07-05)
(
ドラマ
・
スポーツもの
・
歴史もの
・
実話もの
・
伝記もの
・
小説の映画化
)
新規登録(2024-07-19)【
たくわん
】さん
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監督
マイケル・マン
キャスト
アダム・ドライバー
(男優)
エンツォ・フェラーリ
ペネロペ・クルス
(女優)
ラウラ・フェラーリ
シェイリーン・ウッドリー
(女優)
リナ・ラルディ
サラ・ガドン
(女優)
リンダ・クリスチャン
ジャック・オコンネル〔1990年生〕
(男優)
ピーター・コリンズ
パトリック・デンプシー
(男優)
ピエロ・タルッフィ
脚本
マイケル・マン
音楽
ダニエル・ペンバートン
製作
マイケル・マン
配給
キノフィルムズ
編集
ピエトロ・スカリア
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2.
ネタバレ
イタリアを代表する高級車メーカー『フェラーリ』の創設者である、エンツォ・フェラーリの矛盾に満ちた生き様を描いたマイケル・マン監督による伝記ドラマ。モータースポーツ界の巨人が、公的にも私的にも最も苦境に立たされた1957年の様子を、監督お得意のドライかつクールなタッチで描いている。
モータースポーツどころか自動車にもまったく興味がない私でも楽しめるのだろうか、と鑑賞前は不安であったが、そこはさすがの巨匠。一瞬のミスやエラーが命取りに繋がるレースシーンは常に死の空気が立ち込めて殺伐としており、見応え十分だった。また、フェラーリを取り巻く人間模様、特にペネロペ・クルス演ずる正妻ラウラの女傑っぷりはこれまた見応えがあり、132分の上映時間があっという間だった。
本作の主題は、フェラーリという人間の本質を描き出すことである。そのアプローチとして、マン監督は、1957年の数か月に脚本を絞って描くことを選んだ。というのも、この1957年は、エンツォ・フェラーリが抱えていたさまざまな矛盾が最も激しくぶつかりあった時期であり、この時期にこそ、フェラーリという人間の本質がよく現れていると監督は考えたようだ。本作で描かれるフェラーリは、徹頭徹尾矛盾の人である。仕事、家庭、本人が全身全霊をかけて愛するレースにおいてさえ、およそありとあらゆる領域で彼は矛盾を抱えている。当然、矛盾が調和するわけはない。矛盾は衝突し、やがて破綻する。本作では、フェラーリが抱えたさまざまな矛盾が、どのようにして衝突し、破綻するのか。あるいはどのように苦い折り合いをつけたのかが描かれている。
つまり、レースが主題の映画ではない。あくまでフェラーリという人間の本質を描くことが主題なのである。爽快なレース映画、あるいはプロジェクトX的な映画を期待すると肩透かしを食らうのは当たり前であるし、そのような人は本作の主題を正確に読み取っていないともいえる。
全体的にドライなタッチの映画だが、フェラーリという主人公に対しても、映画は一貫してドライである。映画は彼の本質を炙り出そうとはするが、決して美化はしない。昔のマイケル・マン作品なら、苦境の中で戦う主人公をロマンを込めて描いたものだが、本作はそうしない。フェラーリの威圧的な振る舞いも、家庭での不誠実も、現代ではそうそう美化できるものではないということなのだろう。レースシーンに爽快さやカタルシスを用意しないのも、実際に起きた事故がいかに悲惨であったかを考えさせるという意味で、ある種の誠実なアプローチだったのではないだろうか。
では、本作にマイケル・マン作品らしい登場人物は出てこないのか?
実は映画の中で悪役のように描かれる正妻ラウラこそ、いままでのマイケル・マン作品によく出てきた「筋を通す人物」、「苦境の中で戦う人物」であるというのがこの映画のミソである。
フェラーリとラウラは、紆余曲折、激しい衝突のあと、苦い折り合いをつける。しかも、対等な立場で。従来のマイケル・マン作品なら男にしか割り振られてこなかった役割が、ついに女性にも回ってきた。こうした点に、マイケル・マン監督81歳にしての進化を垣間見ることができる作品といえよう。
【
nakashi
】
さん
[映画館(字幕)]
8点
(2024-08-08 21:25:45)
👍 1
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1.
ネタバレ
「男臭い」イメージのマイケル・マン監督が、あの「エンツォ・フェラーリ」を描くということで、胸焼けしそうな濃い作品を想像してましたが、しっかり「いま」の映画になっててびっくり。こんな器用な人だったんだ、と驚きました。アル・パチーノやデニーロでは、それでも「カリスマ性」が勝ってしまうところ、アダム・ドライバーをエンツォ・フェラーリ役に置いたことで、モータースポーツに賭ける思いが家族とも時代とも空回りしてしまった先にある虚無感みたいなもの、そしてレースという営みへの批評的な視線が加わって、とても奥行きのある物語に仕上がりました。もちろん、二人の女性のあいだで優柔不断な態度を続ける情けなさは、ある意味、アダム・ドライバーの真骨頂。とはいえ、まったく突き放しているわけでもなく、冒頭の運転シーンや子どもにエンジンの構造について話すシーンなど、フツーに「車好き」な側面が垣間見えるのも魅力。
前評判でレースシーンがメインではないと聞いていたので、終盤のミッレミリアが結構ガッツリ描かれていたこともうれしい誤算でした。公道を爆走するスリル。車の性能の限界に挑むドライバーどうしの絆など、ちゃんと「男臭い」場面もしっかり描く。しかし、その先に待つ顛末・・・。モータースポーツがずっと向き合ってきた問題がラストに姿を現し、おもわず声をあげそうになる悲劇のシーン。その後の道路に横たわる「アレ」はちょっとやりすぎかなと思いましたが、モータースポーツという「暴力」をいかなる意味でも「男のロマン」に絶対に回収させないという、本作の立ち位置をもっともあらわしていたのかもしれません。『ヒート』や『インサイダー』にうっとりしてきた人こそ、『フォードvsフェラーリ』を男のロマンと賞賛してきた人こそ直視せよ、という2023年のマン監督の叫び、と受け取りました。
【
ころりさん
】
さん
[映画館(字幕)]
8点
(2024-07-30 15:49:26)
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【点数情報】
Review人数
9人
平均点数
6.22点
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1
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2
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4
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5
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6
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22.22%
7
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8
2
22.22%
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0
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【その他点数情報】
No
名前
平均
Review数
1
邦題マッチング評価
8.00点
Review1人
2
ストーリー評価
5.50点
Review2人
3
鑑賞後の後味
6.00点
Review2人
4
音楽評価
7.00点
Review1人
5
感泣評価
2.00点
Review1人
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