映画『インフィニティ・プール』の口コミ・レビュー

インフィニティ・プール

[インフィニティプール]
Infinity Pool
2023年カナダクロアチアハンガリー上映時間:118分
平均点:6.00 / 10(Review 2人) (点数分布表示)
公開開始日(2024-04-05)
ドラマホラーサスペンスSFバイオレンス
新規登録(2025-03-31)【Yuki2Invy】さん
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監督ブランドン・クローネンバーグ
キャストアレクサンダー・スカルスガルド(男優)ジェームズ・フォスター
ミア・ゴス(女優)ガビ・バウアー
トーマス・クレッチマン(男優)スレッシュ
脚本ブランドン・クローネンバーグ
撮影カリム・ハッセン
製作ノア・セガン
製作総指揮アレクサンダー・スカルスガルド
ブランドン・クローネンバーグ
配給トランスフォーマー
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💬口コミ一覧

2.ネタバレ 作家としてデビューしたもののなかなか2作目が書けず、以来6年もスランプに陥っている売れない小説家、ジェームズ。出版社の社長令嬢である妻のおかげで食うには困っていないものの、そろそろ新作を書かなければ作家として終わってしまう。なんとかアイデアを得ようと妻とともに高級リゾート地である南の島へとやってきたジェームス。彼はそこで自分の大ファンだという若い女性ガビと知り合う。すっかり意気投合したジェームズは、誘われるままともにディナーを楽しむことに。次の日、観光客は立ち入り禁止だという島の奥へとドライブに出かけるジェームスたち。だが、その帰り道、酒を飲んで運転していたジェームズは地元住民を轢き殺してしまうのだった――。島の法律では、人の命を奪った者は有無を言わさず死刑。ところが彼を拘束した警察官は、ジェームズに驚きの提案をしてくるのだった。観光客である外国人には特別な法律があり、多額の費用を払えば、なんと彼の精巧なクローンを作成し身代わりとして処刑することも出来るというのだ。藁をも縋る思いで義父に資金を用意してもらうジェームズ。果たして彼の運命は?監督は、グロ映画界の巨匠を父に持つブランドン・クローネンバーグ。いやー、親子ともども相変わらずグロいですなぁ。ただ、ブランドン君の映画は遥か昔にデビュー作を観たのだけど、そちらはただただグロいだけでストーリーの方はグダグダ。正直見るに堪えませんでした。でも本作、ちゃんと最後まで集中して観られたので普通に成長したんじゃないでしょうか。まぁ突っ込みどころは鬼のように満載ですけど、人の不安感を煽る映像と音楽、神経を逆なでするかのような胸糞悪い物語、そして何より神経症のような独自の世界観に自分は最後までけっこう釘付け。まぁそんな高度なクローン技術があるならもっと再生医療やら労働力問題やらで役立てた方がよっぽど国の発展に役立つやん!!という、子供でも分かる突っ込みどころはご愛敬ですけどね(笑)。内臓ドバドバや顔面崩壊、子供がナイフで人の腹を裂いたり等けっこうヤバめのグログロ映像連発なのに何処か品の良さを感じさせるのは、この監督のセンスがなせる技。何が真実で何がフェイクなのか次第に分からなくさせる迷宮的シュルレアリスムな世界観も見応えありました。何よりミア・ゴスちゃんの存在感よ!!こんなイカレたサイコ女なのに、どこか可愛さを感じさせるのは彼女の持って生まれたカリスマ性によるものが大きい。僕も彼女に精神的にも肉体的にもボコボコにされたいです(ドM!笑)。イカレタ人たちが織り成すとにかくぶっ飛んだ物語に頭がくらくらしながらも、人のモラリティを根底から揺さぶる知的好奇心に満ちた佳品であったと思います。7点!
かたゆきさん [DVD(字幕)] 7点(2025-06-24 10:40:20)《更新》
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1.ネタバレ 個人的には、観終わった瞬間は正直「サッパリ分らん…」という感じでしかなかったのですが、ソレでも、クローンとしての「自分を殺す」みたいなトコロにはそこはかとなくテーマとして感じ取れるモノは在ったのかな~とは思われて居ました(⇒言い訳として記しておきます)。んで、観終わってからちょっと、解説とか他の人の意見・感想も探してみると、概ねその方面に向けては(人間性そのモノに於ける)ごくグロテスクで且つシニカルな一つの解釈が可能…という作品だったのかとは思い直しても居ます。ただ、仮にそういったモノが明確に(裏に)在ったのだとしても、あくまで私の評価=感想としては「ちょっと分り難い=分り易さを欠く」というコトでもあるので、評価自体はこの位に留めておきます。一言ダケ付け加えるならば、主人公にせよミア・ゴスにせよ(上述の「後から気付いた」背景事情を踏まえたとしても)キャラクターと行動に一貫性が無さすぎる…と(観てる最中も&後からも)思ってしまったのですよね⇒特にミア・ゴスの方。ミアちゃんに関してはもう一点、冒頭からも一見また非常に高度に「一癖有りそうな」&「ヤバそうな」極上のオーラを纏って居たのですケド、最後まで観るとその面のクオリティ=尖り具合は寧ろ却ってそこそこ・まあまあ程度の落ち着いたモノだったのかな…?とも思えていて、率直に「ちょっと勿体無い」位な感覚を覚えたコトも評価には反映しております。  ただ、もう一つ申し上げておきたいのは、私自信も(チンプンカンプンに)観終わった瞬間からも、もう少しチャンと理解したい(⇒ナンならもう一回観直したい)と思わされるホドには、映像その他の(映画全体としての・内容以外における)クオリティの高さとゆーのはごく立派に備えた作品だったというコトですかね。監督の、親父さん譲りと言って好いであろうサイケでエログロなショック映像も(それが寧ろ逆に月並…だと感じる人も居るのかも知れませんが)私自身はまだまだごく興味深く観てゆけたってトコロではありますし、他、もっと物理的な(スプラッタ)描写以外のトコロでも、そもそもの島のリゾートの心地好い情景(⇒だケドも、同時に何とな~く人工的な「違和感」も感じられる様なヤツ)とかだって、結構精密につくり込まれた上質な映像だったという感覚は十分に有るのですよね。監督も、まだ三作目ですし、それでこの出来はやっぱ全然悪くないと思うのですよ⇒引き続き今後に期待してます。
Yuki2Invyさん [インターネット(字幕)] 5点(2025-04-01 07:28:54)
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【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 6.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5150.00%
600.00%
7150.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

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