5.ネタバレ 流れが断片的で、説明的台詞も言い放つだけで上手く回収されておらず、ストーリーを追いかけづらい。結果としてオカルト描写や役者のピン演技だけが際立った印象を残す。まぁ、実相寺監督らしい映画とも言える。エンドロールを見ていると、日本近代史に銘記される人名が並ぶんだけど、劇中に名字だけで呼ばれるとその本人とは分らない。そのあたりも少し工夫してほしかったなと思います。この映画の収穫は嶋田久作さん。インパクトありました。顔が長い! ショッカー(古い)の怪人将軍みたいな空気を振り撒きながら名前が加藤保憲! 普通の名前が妙に可笑しかった。公開当時、確か流通系の企業とタイアップしていて、そのポスターには戦慄しました。彼の顔のどアップがセンターにドンと据えられていて、キャッチコピーが「インパクトって、何ですか?」。駅貼りのB倍ポスターの前でしばし見惚れましたね。映画よりも強く記憶に刻まれました。イメージに偏重した作り方が、まさにバブリーな80年代後半でもありました。 【アンドレ・タカシ】さん [ビデオ(邦画)] 4点(2011-04-27 22:46:46) |
4.原作未読です。子供の頃に何度か見ているもののストーリーをよく覚えてなかったので改めて見てみたがやっぱりよくわかりませんでした。おそらく原作は壮大で面白いんだろうなぁってのは想像できますが、見る側への説明不十分なままあれもこれもと詰め込みすぎて結果的に消化しきれずエピソードがぶつ切りになってしまった気がします。建物なんかは金かけて当時の雰囲気をしっかり再現している一方で重要な対決シーンに出てくるセットが金かかってない特撮モノみたいに安っぽい。まぁ、当時の技術では限界だったのかもしれませんが。否定的な意見ばかり挙げましたが俳優陣は超豪華だし実在の人物と架空の人物を混在させることによってリアルさを醸し出すのに成功しています。コンセプチュアルデザイナーにH・Rギーガーを迎え構築された世界観も素晴らしい。そして何と言っても嶋田久作の当り役、加藤保憲。全体的な雰囲気と加藤(というか嶋田久作)の圧倒的な存在感を楽しむ映画。 【時計仕掛けの俺んち】さん [地上波(邦画)] 4点(2009-08-25 13:41:48) |
《改行表示》 3.ネタバレ こういう邦画のホラーSFはまだ観たことがなかったので、 興味しんしんでした。 そういえば「ソドムの市」というホラーコメディは観ていますが・・ わからなさ度ではあれと同じくらいかなぁ・・ もちろんこの作品は原作の小説も有名なきちんとしたSF映画ですが、 それを読んでないとわかりにくいのではと思う難解な世界でした。 途中からもう割り切って、 (これはバビル二世とジョジョの奇妙な冒険を合わせた作品だ) などと楽しんで観賞していました。 途中から「グレムリン」や「インディジョーンズ」みたいな世界になっていた・・ 原作がそうなんだろうけれどちょっとついてゆけませんでした。 あの・・カトーというのは何なんでしょうか?? 冗談で言えばあの加藤というのはなまずでしょう。 本当は平家の仲間割れと思うんだけど・・ 五芒星と言えば陰陽師でした。 まだ見ていないので今度は陰陽師を見てみよう。 六芒星はユダヤの星ですが五芒星というのは、 その力を身につけることは世界を征服できるくらい危険だそうです。 ムムッ・・そう考えたら面白そうなんだけれど・・ このての世界はわからない。 そういえば大地震を防ぐために平将門の霊を呼ぶとかなんとか、 前に真剣にテレビで言ってたのを見た記憶がある(爆) 日本は多神教だなぁとこの作品を観てて思います。 風水にタロットに神社に仏教・・ 不思議と作品中には洋物(キリストとか)は出てきませんでした(笑) 原田美枝子はきれいでした。 嶋田久作はデビッド・ボウイかと・・(笑) どう見てもナチの軍服に見えてしまうんだけど・・ あまり知らない世界なので見て面白い程度にしました。 大正時代の世界などはよく出来てましたので、 実を言えば「SAYURI」も邦画でやればよかったり・・ 【アルメイダ】さん [ビデオ(字幕)] 4点(2006-02-28 09:54:26) |
2.嶋田久作の加藤は適役すぎ。あとは登場人物が多くて、誰が誰やら。。当時の日本の雰囲気は十分に出ています。それにしても、実相寺監督らしい作りですね。 【吉澤】さん 4点(2004-10-19 16:24:49) |
1.ストーリーはあまり理解できませんでしたが、嶋田久作の人間離れしたインパクトは印象的。よくぞこんな人を発掘したものです。彼に3点、原田美枝子様の頑張りに+1点。 【Olias】さん [地上波(邦画)] 4点(2004-10-09 01:10:46) |