1.ネタバレ 導入部でいきなり手紙の代筆云々から始まって、おおこれは「シラノ」系の正統派ラブロマンスか、と期待させる。しかし、中盤からは一気に記憶喪失方面に重心がシフトして、さあ主人公はどうする、という方向に集約されてしまう。これはこれで出来が良いものの、手紙の記憶自体がないんだったらそれを巡る心理の綾もそもそもないわけで、せっかくの初期設定が生かしきれなかったのではと思います。さらに登場人物の混乱は加速していき、終盤はほとんどサスペンス映画の趣です。まあ、すべては最後にあのハッピーな着地をさせるためであり、その強引さは悪くないのですけどね。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 6点(2025-05-20 01:56:00)
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