★1. ネタバレ 王道を行かんばかりの鉄板サスペンスものですね。何とも既視感のある設定。記憶喪失になってしまった妻。妻を案じる夫。あれ?でも、何だか様子が変?本当に夫?そこに登場する熱血刑事。胸に悲しみを抱えながらも必死に事件を追う。するとそれ見たことかの事件の裏側。あぁやっぱり夫は偽物だったのね。妻も気付いて何とかしようとするがお約束通りにバレてしまう。刑事は夫を追い詰めるが、お約束通りに逆に襲われて窮地に。妻も刑事も絶対絶命、さてどうやって窮地を脱するのか?!という物語でした。
ほぼ予想を裏切らない展開。ある意味安心して観ていられる作品。類似作との違いがあるとすれば、犯人が凶悪殺人鬼ストーカーだということぐらいかも知れません。ただし、正直なところ楽しめました。キャスティングと演出の妙でしょうか。こういう作品があってもいいんじゃないかと思わせてくれました。
強いて不満点を言わせていただくならば、犯人の犯行が杜撰というか無防備というか、そりゃ敏腕刑事の手にかかればすぐにバレちゃうよ、という程度なことと、敏腕刑事の抱える悲劇が作品の流れの中でイマイチ生かされていないこと、そして何より窮地に陥った妻と刑事が結構アッサリ逆転勝利することでしょうか。まぁ、どれをとってもかなり重要な点なんですが。
そのあたりの詰めにもう少し工夫と言うかオリジナリティが感じられれば、と思える少々残念な作品でした。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [インターネット(字幕)] 5点(2025-05-20 17:30:17) |