1.ネタバレ 60分というやや短めの作品にも関わらず、やたらデカ文字のオープニングに約5分、3人の登場人物にそれぞれ約5分のほぼワンカットの紹介的映像。その後やっとタイトルが。ラストはラストでオープニングのほぼ繰り返しのエンドロールに約5分。それだけで合計20分以上なので正味は40分弱の作品。正直なところ、その時間配分と映像表現、更にはオープニングから鳴り響く不安を煽られるようなジャジーなサックスソロという演出意図は、今一つ私には理解出来ませんでした。
物語はかなりシンプル。楽しい非日常を楽しむ女性たちに突然降り注ぐ恐ろしい非日常。その時、彼女たちは一体何を選択するのか?日常を離れ、自由気儘に過ごしていた時間を何としてでも持続させようとし、迫り来る爆音や振動も無いものとすべく努める彼女ら。しかし、現実は待ってくれない。それではどう受け入れる?さっさと自衛隊員に従って避難する?でも、それって力任せに現実に連れ戻されることになる。じゃあ、この苦難を運命として受け入れる?大好きな人たちと運命を共にすることが最良にして最期の決断?
最初に述べた矢鱈ロングカットの演出には馴染めませんでしたが、作品そのもののテーマ性と言うか観る者に投げかけて来るスタイルは好物です。トリプル主演の3人にも三人三様の魅力。手放しで高評価は出来ないまでも馴染めない部分も含めて魅力ある1本でした。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [インターネット(邦画)] 6点(2025-05-30 10:52:59) ★《新規》★
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