映画『スティール・レイン』の口コミ・レビュー

スティール・レイン

[スティールレイン]
(鋼鉄の雨2:首脳会談(スティール・レイン))
Steel Rain 2: Summit
(강철비2: 정상회담)
2020年上映時間:131分
平均点:8.00 / 10(Review 1人) (点数分布表示)
公開開始日(2021-12-03)
アクションサスペンス戦争ものシリーズもの政治もの
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監督ヤン・ウソク
キャストチョン・ウソン(男優)ハン・ギョンジェ(韓国大統領)
クァク・ドウォン(男優)パク・ジヌ(北朝鮮護衛司令部総局長)
ユ・ヨンソク(男優)北朝鮮最高指導者
アンガス・マクファーデン(男優)ウィリス・C・スムート(米国大統領)
シン・ジョングン(男優)チャン・ギソク(白頭号副艦長)
リュ・スヨン(男優)ハン・チョルウ(白頭号艦長)
ヨム・ジョンア(女優)ハン・ギョンジェの妻
イ・ジェヨン(男優)ムン・ヨンイル(韓国国家安全保障室長)
アン・ネサン(男優)パク・ヨンシク(韓国国防大臣)
クリステン・ダルトン(女優)ジョアン・マーティン(米国副大統領)
白竜(男優)森信三(日本右翼活動家)
脚本ヤン・ウソク
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💬口コミ一覧

1.ネタバレ 『鋼鉄の雨』に続くシリーズ第2弾。『鋼鉄の雨2:首脳会談(スティール・レイン)』は、ヤン・ウソクが前作同様に脚本・監督。主演も同じく、チョン・ウソン。そして、クァク・ドウォン。クァク・ドウォン、今回は得意の敵役をいつものように憎々しく演じている。

前回は北朝鮮の超人的元工作員だったチョン・ウソンは今回、韓国大統領役。よってアクションは無しだけど、政治家役もハマっている。韓国の良心とも言うべき良い人ぶりがその出で立ちと振る舞いに溢れている。こんな大統領がいたらいいだろうなと。現実味がないところもいい。

『鋼鉄の雨2:首脳会談(スティール・レイン)』は、2020年に韓国で公開され、470万人の観客動員を記録して、それなりにヒットした。日本でも公開したものの、当時も今もあまり知られていない。『鋼鉄の雨』の方は、2017年に韓国での公開後、すぐにNetflixで世界配信されていて、こちらの方は日本でもよく知られている。

北朝鮮の軍事クーデターに端を発するプロットの『鋼鉄の雨』1と2、チョン・ウソンの役柄は正反対ながら、どちらも同じように面白かった。そして、この映画が日本で流行らないのはよく分かる。それは日本が完全に敵役だから。竹島(独島)が舞台ともなっていて、その位置付けは当然ながら韓国寄り。日本人からすれば反日映画とも言える。そのプロットだけで映画を観ることが出来ない人達も多くいるだろう。私は全く気にならないが。

そもそも、不倫疑惑のある役者が出ていると、もう映画の内容が入ってこないとか、勉強が出来ない小学生の言い訳のようなことを言う人達がいるけど、それってあまりに勿体無い話なのではないか? この映画を反日だから観ないと言うのも同じく、映画を観るスタンスとしてあまりにも視野狭窄に私には思える。本来、映画芸術は、共感ではなく、違和感にこそ、その意義がある。世界と私の違和の気付き。そういう気付きのあるドラマこそ見応えがある。私=世界の共感頼みの既成の物語は、何も心に刺さらず、ただ通り過ぎていくだけでしかない。

本作のストーリーは前作同様にウェブ漫画原作の「何でもあり」故に、想像を超えて、そのトンデモ展開を結構楽しめた。米、韓国、北朝鮮のトップが北朝鮮内の軍事クーデターによって、原子力潜水艦の一つの部屋の中に監禁されるという。殆んどコントのような展開なのだけど、これがなかなか面白かった。トランプを模した米大統領のハチャメチャぶり。ユ・ヨンソク演じる格好良くて、英語ペラペラの通訳を兼ねる北朝鮮最高指導者。あり得ない展開と夢のようなラストシーン。映画はユートピアの表現でもあり、こういうのも悪くないと思える。
onomichiさん [インターネット(字幕)] 8点(2025-06-08 21:14:59)《新規》
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【点数情報】

Review人数 1人
平均点数 8.00点
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100.00%
200.00%
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400.00%
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600.00%
700.00%
81100.00%
900.00%
1000.00%

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