映画『ブリーディング・ラブ　はじまりの旅』の口コミ・レビュー

ブリーディング・ラブ　はじまりの旅

[ブリーディングラブハジマリノタビ]

Bleeding Love

2023年【米】 上映時間：102分

平均点：6.00 / 10点(Review 1人) 

公開開始日（2024-07-05）

（ ドラマ・ロードムービー）

キャスト	ユアン・マクレガー(男優)	父
製作	マーク・アミン
	クリスティーン・ヴェイコン
製作総指揮	ユアン・マクレガー
配給	ロングライド

💬口コミ一覧（6点検索） [全部]

1．ネタバレ　離婚をきっかけに長年疎遠となっていた娘を地元へと連れ帰ることになった父親。どうやら娘は何か問題を起こし、精神的に不安定なようだ。しかも過去の因縁から父親を敵視している。ちょっと目を離したすきに逃げ出すほどで、父親は気が気じゃない。それでも誠心誠意、娘と向き合おうとする父親。そんな父にそれでも久しぶりに会えたことがやはり嬉しい気持ちも隠せない娘。果たして親子は無事に目的地に向かうことは出来るのか。様々な問題を抱えたそんな親子のドライブを淡々と綴ったロードムービー。そんな理由ありな親子を演じるのは、私生活でも実際に父親であるハリウッド俳優ユアン・マクレガーとこれがデビュー作となる娘のクララ・マクレガー。この親子、父の離婚が原因で実際に長いこと仲違いしていたそうで。そんな様々な問題を抱えた親子を実際に様々な問題を抱えた俳優親子が演じるというのはどんな気持ちなんでしょうかね。2人が中盤、激しく罵り合うシーンなんてあまりに生々しくて見てるのが辛いほど。それをセンスあふれる映像や音楽で良い感じにオブラートに包んでいたのはなかなかいい演出だったんじゃないでしょうか。要所要所で子供の頃の2人の映像を差し挟んでくるのも、多少あざとさを感じるとは言え、やはり切なくなる。旅の途中で出会う地元の人々も誰も皆、個性豊かで忘れがたい印象を残してくれる。特におしっこしてるときにあそこを虫か何かに噛まれた娘を確認してくれる売春婦のおねーさん。「大丈夫、下着を脱がすのは慣れてるわ」とか言いながら娘のあそこを確認してくれる彼女の存在はなかなか魅力的でした。将来ブロードウェイで舞台に立つことが夢だと語りながら、でっかいかぼちゃを抱えて立ち去る彼女の後姿は哀愁とほろ苦いユーモアを感じさせて大変グッド。まぁお話としては何のひねりもないオーソドックスな親子もので、本人たちによる思い出再現ムービーの域を出ていないような印象も拭えなかったですが、観終わったあとほっこりとした気分になれるロードムービーの佳品であったと思います。

【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 6点（2025-06-29 11:01:12）★《新規》★

【点数情報】

Review人数			1人
平均点数			6.00点
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