映画『麻薬売春Gメン』の口コミ・レビュー

麻薬売春Gメン

[マヤクバイシュンジーメン]
A Narcotics Agent's Ballad
1972年上映時間:83分
平均点:6.00 / 10(Review 1人) (点数分布表示)
公開開始日(1972-09-06)
アクションシリーズもの刑事もの
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キャスト千葉真一(男優)菊池靖男
宮内洋(男優)田村洋
菅原通済(男優)原道済
渡辺文雄(男優)大山泰造
佐野浅夫(男優)山本
戸浦六宏(男優)剣持
渡辺やよい(女優)まゆみ
小林稔侍(男優)配下
河合絃司(男優)石田所長
相馬剛三(男優)坂本課長
日尾孝司(男優)森刑事
須賀良(男優)売人
オスマン・ユセフ(男優)米兵
中村敦夫(男優)阿南
音楽津島利章
撮影星島一郎
製作東映
企画吉野誠一
安斉昭夫
配給東映
美術中村修一郎
編集祖田富美夫
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💬口コミ一覧

1.ここで言う「三悪」とは、売春、麻薬、性病のことで、これら三悪を日本から駆逐すべく、三悪追放協会肝いりで作られたこの作品。教会を率いる菅原通済も「ほぼ本人役」で出演し、見事な棒読みセリフを披露しています。
とは言っても実際のところはと言うと、この作品、本当に「三悪」を根絶したいという気があるのか、それとも東映が例によって例のごとくそれをちゃっかり利用しただけなのか(←たぶんこちら)、限りなくポルノに近い、煽情的なシーンのオンパレード、なのです。もちろんそれに対して文句は無いのですが、大勢の人々に見せて啓蒙するようなタイプの作品では、ございません。
悪を憎む若き熱血刑事役に、仮面ライダーV3にしてアオレンジャーにしてビッグワンであるところの、我らが宮内洋。すみません、快傑ズバットってのは私、よく知らないんです。で、その刑事の前に現れた麻薬取締官、これがいかにも悪の手に染まったような一見不埒なヤツなのですが、これを千葉真一が演じています。もちろん我らが千葉真一がそんな悪人である筈もなく、家に帰るとそこには車椅子姿の妻がいて、それを見ただけで、ああ、巨悪に立ち向かうべく悪に染まったフリをしてるだけなんだなあ、ということがわかる。ってのはある意味、「逆偏見」でもあるのですが、でもまあ、そういうシーンでも入れて保険をかけない限り、千葉真一ってやっぱり悪人顔に見えちゃうもんなあ(笑)。
ちなみに麻薬取締官ってのは警察官ではなく、厚生省(今の厚労省)の役人なんだそうで、そんなこともあってか、それとも単に馬が合わないだけなのか、反目しあう宮内洋と千葉真一。タイプは違えど天性のアクションスター2人、ですから、銃撃戦あり格闘あり、見せ場はたっぷり。殴り合いながら冷静な会話(?)を交わすなど、珍妙にしてケレン味溢れるシーンを繰り広げたりも。
一方、悪の組織のヒットマンの役に、中村敦夫。ヒットマンというよりも、雰囲気がテロリストに近いですね。一番ストイックな感じで、その分、何をするかわからない。実際、後半ではマシンガンを乱射して、一番ムチャクチャやってます。
あと、渡辺文雄が日頃に似合わず、悪人ではない役で登場? まさか、ね。ははは。
津島利章のスキャット風の音楽もなかなかシャレていて、映画を彩ります。しかしラストシーンでは、そういう音楽で映画を締めくくるのではなく、町の遠景に、学校のチャイムのようなものが流れ、静かに幕を閉じます。これが実に印象的、なのです。
鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2025-07-06 16:36:01)《新規》
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【点数情報】

Review人数 1人
平均点数 6.00点
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100.00%
200.00%
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400.00%
500.00%
61100.00%
700.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

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