《改行表示》 99.DVD買っちゃいました。7点分は客観的な評価として。透き通りそうな繊細な切りとり方で、暴力も友情も淡々と描写している。"(ハル)"を思い出す文字による表現はミーハー風味で少々ウザかったが、(ショパンでなく)ドビュッシー&サティという組み合わせが出た時点で7点が決定。つうかそれって十分ミーハーで主観的か。あと2点は、全く主観的な理由で。 【●えすかるご●】さん 9点(2004-01-29 00:04:16) |
98.まさに「映像」で魅せる映画。これこそ近年の邦画が得意とする手法ではないだろうか?この作品はそれを知らしめた一作といってもいい。派手な音楽も過剰な演出もない。ただ淡々とした日常の中に流れていく様々な事件、マイナスだったりプラスだったりするそのエネルギーがリアルだと私は感じた。環境に負ける者もいれば立ち向かう者もいる。単なる起承転結で終わらない構成は、私たちの人生そのものである。そう思わせてくれる独特の世界観がある。 【HARVEST】さん 5点(2004-01-26 23:11:39) |
97.これを見たときすごく衝撃を受けた。実際見た当時自分も14歳で自分の生活と比べて考えたりもしてみたけど、リアルすぎる…でも、共感できる部分もあり、私的には好きな作品。 【アンナ】さん 8点(2004-01-23 21:07:02) |
96.「14歳の、リアル。」のキャッチコピー。これのお陰でこの映画の評価を下げざるを得なくなった。14歳の「陰」ばかりを撮って「陽」を写さないで「リアル」って言うなよ。結局「センター外にたむろう女子高生」ばかりしか取り上げないマスコミと一緒じゃないか。現実はこの作品ほど一面的じゃないし複雑だよ。つくりものは所詮つくりもの。この映画を観て共感はできるかもしれないけど、これが「ほんものの14歳の全て」と言うかの如く、観客に刷り込みを行いかねないコピーには傲慢さを感じる。 【しゃらら】さん 5点(2004-01-09 12:09:37) |
95.青少年が出会うかもしれない「いじめ」などなどの題材を散りばめた作品だが、ただそれだけで、登場人物たちの苦悩を描くことには失敗している。 【駆けてゆく雲】さん 3点(2003-12-30 10:57:45) |
94.いろいろ工夫されてるんだけど意外と楽しめなかった。 |
93.良かった。後日リリイシュシュのCDを借りに、ツタヤへ急ぎました。ちょっと影響っていうか、洗脳されるっぽい感じがしました。 あたしも叫びたいです。 【ぺて】さん 10点(2003-12-29 08:32:58) |
92.冒頭の女の先生の演技に「なんだ?この緊張しまくった大根演技は..」そして視力の悪い私にはチトつらいチャットの嵐。しかし非現実感漂う映像から一変、西表島での登場人物自らのビデオカメラを通した映像で20年前の10代の頃にフラッシュバック!!(高校の時に野郎ばかりで行った沖縄を思い出す..)10代になった私はその後この映画にどっぷりと入っていった。そうして見ると「こういう先生なんだ」と思えてしまう。それどころかこの映像にぴったりはまる顔立ちにすら見えてくる。内容はダークで救いが無い。救いがあるとすれば伊藤歩演じる久野さんの凄まじいほどの強さだろう。あり得ないほどの強さではあるが、特に灰色の世界で苦しむ人はあり得ないと切り捨てずに見てほしい。蒼井優演じる津田さんの操るカイトがここに登場する子供たちのように未熟さ故に落ちていく。それでも主人公のように糸を切ってはいけない。唯一のより所を家族ではなくリリイ・シュシュに求めたフィリアと青猫の悲しい物語です。<投稿者:りく&あん> PS.リリイ・シュシュはジョン・レノンが殺された日に生まれたとあったが、エンディングの歌がそのジョンの「LOVE」に似ていると思ったのは私だけ? 【R&A】さん 8点(2003-12-27 13:12:54) |
《改行表示》 91.岩井俊二の映画の中では今のところ一番好き。これが今の中学生の姿かというと過剰に描きすぎな 感もあるけれど、雰囲気はよく出ていたと思う。 【新井】さん 8点(2003-12-13 00:07:33) |
90.なんだろ…この感じ。凄く重いような、でも現実に無いとも言えない世界観だったり…。結果的に最後まで見れたが、なかなか入り込むのに時間がかかったかな。好き嫌いが分かれそうな映画だったけど、大きく世代から外れてしまってるせいか、割と冷静に見てしまった。 【まっちゃ】さん 6点(2003-12-09 18:04:56) |
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《改行表示》 89.感情移入なんて狙ってない。メッセージなんてこめてない。 なのに他のどの映画よりも感覚や感性に影響を与え、 他のどの映画よりもずっと思考から離れない。 綺麗で切なくて痛くて。最高で最悪な映画。 この感覚は絶対に邦画でしか表現できない。傑作中の傑作。 【真。】さん 10点(2003-12-06 21:02:37) |
88.音と映像がきれいだった。中学生として決してリアルではなかったけど、あの年頃の一番深い底の部分を見てるようだった。濃い岩井ワールドにクラッとした。個人的にあの映画の橋はいつも通るし、街もよく見ているので映画になるときれいに映るものだぁってことで8点!!でも、それだけじゃなく作品としてもオススメできるものだと思う。 【ボッシュ】さん 8点(2003-11-27 15:15:13) |
87.前半、眠りそうになったし、全く訳のわからん内容だったけど、全体の空気感はさすが岩井監督と思いました。、ストーリーを考えるより空気感を味わう作品。余計な期待をしないで暇なときにゆっくりゴロゴロしながら観たらいい。ピアノの音が綺麗だったし、アカペラの合唱がよかったぁー。あと、ふてくされた女子高生、ああいうのいる。 【レンジ】さん 7点(2003-11-24 18:39:39) |
86.負のエネルギー満載で気分が悪くなった。映画館で観ていたら席を立っていたかもしれない。でも、こういう現実もあるのよね・・。 【ムレネコ】さん 1点(2003-11-22 13:10:01) |
85.なんというか、現実社会の抱える少年非行を過度に描写してしまったために、リアリズムが損なわれた感があります。今作に至ってはその失敗がすべてであり、よって4てん。 【ノマド】さん 4点(2003-11-16 18:57:43) |
84.皆さん言われている通り、中学生って設定はかなりキツイものがあるかと・・・。私は共感できないクチでした。星野がグレちゃった展開が早すぎた気がします。あと、「これで終わりかよ!」ってツッコんでしまった。でも音楽と映像はきれいでした。カイトが飛んでいるシーンがほんとにきれい。 見終わった後の疲労感はかなりキツイ。某後味の悪いオーストリア映画を軽く越えた。 【ヨッシィ】さん 5点(2003-11-11 04:04:48) |
83.岩井のエゴな思い込みで描かれているなぁ。今の中高生ってそこまでグロかないやろ。そういう願望はあったとしてもさ。ただ日本の田舎街を綺麗に見せてるのとリリィ・シュシュの唄う気だるい感じで独特の空間・世界観を見せているのはさすが。一部の中高生の間で熱狂的なファンが出来てそう。 【ブルー・ベア】さん 6点(2003-11-06 21:18:32) |
《改行表示》 82.鬱になる映画だw悪いわけじゃないけど今の自分の生き方から照らし合せると共感できない。あまりにもネガティブだ。 お前らもっと上手く生きろよって不器用すぎるぞってのがどうも。数年前みたらプラス2点は行ってた映画かも。 見る時期によるわな。 【とま】さん 7点(2003-10-28 19:01:22) |
81.かなりキますね。この映画は。見て鬱になるような人もいるんじゃないかな。でも、すごく内容が濃くて、「久々にこんなに心に残る映画を見たな」と思いました。自分にとって、この映画の内容はリアルではなかったけど、登場人物の心の動きとか、教室に差し込む光、空の色や田園風景などはすごくリアルで、そのため、入りやすかったのだと思います。賛否両論あるけど、私は、「遺作にするならこの映画」と言った岩井俊二の気持ちが分かるような気がします。他の邦画にもこれくらい見応えのあるのを期待したいですね。 【しゃぼんだま】さん 8点(2003-10-18 19:46:48) |
80.観る人を選ぶ映画だと思う。はまる人はどっぷりはまるし、ダメな人はとことんダメ。おそらく映画としてではなく共感できるかどうかの問題。少なくとも僕にとっては音楽も映像もきれいで良かった。そして胸の中がざわざわした。 |