48.基本的に押井の作品は苦手だが、これは原作が好きだったことも手伝ってすんなり観れた。「うる星やつら」という舞台を借りて、押井守がやりたい放題やった作品だが、それがいい。結果として原作を置き去りにしつつも、原作の持つ可能性をきっちりと具現化している。「ルパン三世」という題材を借りて宮崎駿がやりたい放題やった「カリオストロの城」と同じだな。「うる星やつら」を知っていて、未見のひと(いるのか?)にはオススメの良作だと思う。 【zinny07】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-11-04 01:35:31) |
47.えらい哲学的なかんじ。 【paraben】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-10-09 14:28:53) |
46.「ここにはラムがおらんではないか」の、台詞がいい。欲深い男だ。諸星あたる。監督お得意の「現実と虚構の狭間でウニウニ」な世界観。もはや、お家芸。 【aksweet】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-09-24 16:07:16) |
45.夢と現実の混沌とした感じが好きな私にとって、好きな作品です。あのしゃららん~って路地を何かが通り過ぎていくシーンがすき。でもうる星やつらが好きで映画館に見に行く子供たちには難解だったと思う。だけど、映画って見て分かって楽しむだけじゃない、心の隅っこに残ったり引っかかったり、何かよくわからないものが理解を超えてやってくるものなんだと、当時見に行った子供たちに伝わってたらいいなって思います。 【ちゃこ】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-05-15 15:38:55) |
44.一部の人から極めて高い評価を受けていると聞いて観てみた。しかし、押井作品はどうも自分には敷居が高いようで・・・微妙。観ていて頭がおかしくなりそうになるほどのトリップ感とかはちょっと気持ちいいかも。 【ピボーテ】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-04-16 17:22:18) |
43.ひょんなことでビデオで観たんですが、意外と面白かったですね。笑える場面、こだわりの場面、それぞれ随所にさり気なくあって楽しかったと言うか、関心しちゃいました。(テレビシリーズはあまり詳しく知らないのだが・・・)それにしても面堂って一体どんな軍事組織を持ってるんだw |
42.ある小説の一説にこんなのがあります。登場人物の子供の台詞で、「僕が神様ならもっと素敵な世界を作る。この世界と同じように僕とパパとママがいて、でも誰も年をとらなくて、永遠に幸せでいられる世界にするよ」なんてちょっと切ないことを言うんです。就職活動を間近に控えた大学生の僕自身も、いつまでも楽しい時間が続けばいいと願う気持ちはわかります。でも楽しいだけの理想郷は空虚で、たとえ辛いことがあるとしても現実の世界の方がいい。虚ろな理想世界と過酷な現実世界のどちらを選ぶか、というテーマは「エヴァ」や村上春樹の『海辺のカフカ』を先取りしています。この映画が公開された年は自分が生まれた次の年。そんな時代にこれだけ先鋭的な作品があったと知って驚きました。 【no one】さん 8点(2004-12-26 06:42:31) (良:1票) |
《改行表示》 41.なんとまぁ~ 「蓋を開ければ・・」ですねぇ・・・ なんか感じが違うと思ったら「押井」はんでしたかぁ また。無邪気が「藤岡」さんとは・・・え~関西弁でしたでぇ~ 「他人のふんどし」的感もあるが最終的な行きつき場所として「ラム」がありこれはこれでええぇ~んとちゃいまっか? 【だだくま】さん 6点(2004-09-19 15:03:48) |
40.私自身「うる星やつら」に一家言あるわけではなく、劇場版もこれしか観てないので何とも言えませんが、TV版自体、高橋留美子の原作とはかけ離れていた印象なので、本作の内容は基本的にTV版に忠実に見えました。この映画は、執拗に「夢と現」をテーマに据え続け、どんな原作に於いても「俺流」を貫く押井守作品の原点にして、(私の観た中では)最も成功している映画だと思います。それは、このテーマとハチャメチャなキャラクターが奇しくもマッチし、押井監督の世界観が無理なく構築されているからです。シュールさとマニアックさのお遊びも楽しいアニメです、7点献上。 【sayzin】さん 7点(2004-08-24 18:11:59) |
39.私はこの作品こそ、ある意味「うる星の本質」を原作以上に体現している作品だと思っています。「うる星やつら」の世界とは、まさに「終わらない前夜祭」なのです。作中における「文化祭前夜」とはその象徴であり、「いつまでも楽しい時の中にいたい」という願望を表しています(文化祭は当日よりも準備中のほうが楽しいですからね)。ラムの「みんなといっしょにいたい」という願いは、そのままファンの願いでもあり、それに対し、ラストのあたるの「それは夢だ」というセリフは押井氏の(色々な意味を含めた)メッセージでしょう。それをどう受け取るかはその人次第ですが、私は「どんな楽しいことにも必ず終わりが来ることは覚悟してなきゃいけない。だけど「うる星やつら」という世界があったことは夢じゃない」という受け取り方をしています。この作品を最もファンだった少年時代にリアルタイムで見れたことは本当に幸運でした。 【FSS】さん 10点(2004-07-20 07:50:41) (良:2票) |
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38.押井作品でもかなり好きな作品です。ここまで乗っ取ってしまうとは。これは押井ワールド全開ですね。キャラクターがこの中で自由に動いてます。このシリーズの一番で傑作。 【LYLY】さん 7点(2004-07-15 14:07:52) |
37.これは完全に「うる星やつら」のキャラを借りて“押井守の世界”を描いた作品だと思います。ちょうど「ルパン三世」のキャラを借りて“宮崎駿の世界”を描いた作品があったように。確かに原作の漫画やTVアニメとは雰囲気が異なりますが、「ドラえもん」も劇場版になるとのび太の勇気やジャイアンの男気が強調されるのと一緒で、映画ならではの良さだと思います。個人的に、最も回数多く観てる作品だと思うので、9点献上。 【金子淳】さん 9点(2004-06-27 13:05:59) |
36.映画シリーズ中、特異な作品として際立ち、娯楽性よりもメッセージ性に重きが置かれている。公開当時中学生の自分にはチト難解だったように思う。繰り返される時空の歪み。幾重にも現れるパラレル。自己存在を問う哲学的命題。訳の分からないうちに終わってしまったというのが正直な感想である。だが、後に作られながら印象の薄い3作目、4作目に比べると良し悪しは別にして作品に力があるのは間違いない。 【やすたろ】さん 6点(2004-04-23 00:48:48) |
35.頭おかしくなる。結局ラム。 【モチキチ】さん 7点(2004-04-08 16:33:03) |
34.好き嫌いは別として、やはり影響力のある作品だと思う。 【kasumi】さん 6点(2004-03-29 14:03:27) |
33.シリーズ作品ではあるが、これだけは別格。本質的にうる星やつらではないのだけど、どっちが本当のうる星やつらなのか、わからなくなるくらいによく出来ている。今見るとそれほど衝撃的ではないが、寧ろそれがその後の作品に与えてきた影響の大きさとも言える。当時の衝撃度を考えると金字塔的作品と言わざるを得ない。虚構に満ちた現実と限りなく現実に近い虚構の対比。現実とは何なのか?寧ろこの虚構の方こそ現実ではないのだろうか?監督の後の作品で、戦争と平和の対比、人間と人形の対比がテーマとして取り上げられているが、この当時から一貫して同じスタンスを守り続けているのだということに気付かされる。 【もとや】さん 9点(2004-03-13 06:08:43) |
32.当時大人気のアニメだったんですが、TVシリーズも見た事が無くて友人宅で無理矢理勧められて見せられたんですが、これが不思議な世界観が面白くていっぺんで気に入りました。他の劇場版も観ましたがいまいちで、これだけは今でも観る気が起きます。監督が有名な押井監督だったのは後で知りました。流石ですね。 【ゆうしゃ】さん 7点(2004-03-09 08:35:52) |
31.朝にやっててうとうとしながら観てたけどストーリーがいつものノリとちょと違っていたので記憶に残っています んでよく観たら製作者に押井守ってあったので納得しました ご賞味あれ(^^)/ 【ヴァッハ】さん 6点(2004-03-07 00:23:05) |
《改行表示》 30.1作目とうってかわって押井ワールド全開の第2作。 当時、原作フアンの知人には押井うる星が嫌いという人が何人かいて、曰く 「うる星ってのはあくまでドライで軽いのがウリなのに、押井ものはウエットで思弁的にすぎる。」と。 このあたり「あんなのルパンじゃない」と「宮崎カリ城」を否定するルパンフアンと構図的に似ているところ。 宮崎ルパンも押井うる星も、「こっちでなくては」という熱烈フアンがいるのもまた確かで、 結局映画化する際に原作に100%忠実な映画化を狙うのでなければ映像作家の作家性が 加わることは避けては通れないところだし、そもそも原作にあまりに忠実に映画化するのは 「映像化の意味ないじゃん」という当然の問題が発生するわけだから、全然これでいいわけだ。 そもそも、ほとんどの原作付き映画は原作フアンから「歯牙にもかけない」ような扱いをうけることが多いことを考えると、 アンチからもそれなりに意識された発言をされる宮崎、押井はやはりたいしたものなんだろうなぁ。とも思うのである。(今回なんか偉そうな書きっぷりになった..) 【あばれて万歳】さん 8点(2004-02-22 22:53:30) |
29.客観的にみた「うる星やつら」と監督の感性が出ていて好きな作品です。今思えばTVシリーズを毎週観ていた自分も良く飽きずにあのドタバタを好んで観ていたなと思いますが、登場人物も良く飽きずに毎週ドタバタしていたなと、20代になって気付いた名作ですね。 【tomomi】さん 8点(2004-02-20 16:22:44) |