映画『デルス・ウザーラ』の口コミ・レビュー
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デルス・ウザーラの口コミ・レビュー
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(レビュー・口コミ)
デルス・ウザーラ
[デルスウザーラ]
Dersu Uzala
1975年
【
ソ連
・
日
】
上映時間:141分
平均点:7.57 /
10
点
(Review 42人)
(点数分布表示)
公開開始日(1975-08-02)
(
ドラマ
・
アドベンチャー
・
伝記もの
・
小説の映画化
)
新規登録(不明)【
シネマレビュー管理人
】さん
タイトル情報更新(2020-05-09)【
イニシャルK
】さん
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監督
黒澤明
野上照代
(協力監督)
キャスト
ユーリー・サローミン
(男優)
ウラディーミール・アルセーニエフ
マクシム・ムンズク
(男優)
デルス・ウザーラ
原作
ウラジミル・アルセニエフ
脚本
黒澤明
井手雅人
(ノンクレジット)
撮影
中井朝一
製作
松江陽一
原正人
(製作協力)
配給
日本ヘラルド
◆テーマカラー◆
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42.
ネタバレ
シナリオ自体はシンプルで特筆するような物ではないが、流石に作りが上手い。シベリアの厳しい自然の恐ろしさ、デルスとカピタンの友情、そして悲劇、派手な演出こそ無いがよく描かれていたと思う。特に印象的だったのは凍った湖の上で見る沈みゆく太陽。あれほどに美しく残酷で恐ろしい夕日は中々無い。もう一つは屋敷の隅に座ったデルスの背中。森の中では頼もしかったはずの背中はこんなにも小さかったのか。
しかし終わり方が悲しい。冒頭でデルスの死は分かっていた事だが、あの後森が切り拓かれて墓の場所まで分からなくなってしまうのかと思うと救いが無い。文明に傾倒し自然を軽視する我々へのメッセージとしてはこの終わり方しか無かったのかも知れないが・・
【
alian
】
さん
[DVD(字幕)]
7点
(2021-05-08 21:23:44)
🔄 処理中...
41.
ネタバレ
個人的に最初に見た黒沢映画。そのため、後に見た黒沢アクション映画(七人の侍、用心棒などなど)を見た時には、もうびっくりした。本作ですが、封切時、黒沢老いたりとか批評が悪かったのですが、見た時は、ワクワクした。雪の多い画面でしたが、八甲田山とちがい、飽きることもなく、鑑賞できた。主人公が一晩のブリザードを切り抜けたシーンには感動した。
【
にけ
】
さん
[映画館(字幕)]
8点
(2018-12-24 18:37:54)
🔄 処理中...
《改行表示》
40.
ネタバレ
滅多に見る事のないシベリアの圧倒的な自然描写が良かったです。これだけで高得点。
不満な点は、出てくる人達がみな穏やかな善人過ぎる事。主人公の2人はケチのつけようがありませんが、他の登場人物達も揃いも揃っていい人。いい人だけならいいけど、何か借りてきた猫みたいです。ロシア人ってこんな人ばかりじゃないだろう。特にこの部隊が地勢調査を行ってるのは、原住民の侵略を含むシベリア制圧の一環でしょうから。全盛期の黒澤映画の魅力の一つである、悪人・正義漢の清濁併せ呑んだ活き活きとした人物描写が影を潜めてしまっているのが残念。よそ行き感が強すぎる感じ。
最期の強盗に襲われて命を落とすというのも、今見ると何かあざとい気も。友人との別れなんだからちゃんと山まで見送ってあげなよ。
とはいえ、睡魔との戦いも想定してたけど、個人的には最初から最後まで面白く観れました。
【
番茶
】
さん
[DVD(字幕)]
7点
(2017-06-26 16:15:23)
🔄 処理中...
39.
ネタバレ
文明論的大作。地味な展開を飽きさせずに観せるとこが、さすが黒澤明。シベリアの厳しい自然がスペクタルに描かれる。この頃、日本映画界では黒沢明は名作を発表するが厳しい状況に置かれており(自殺未遂までした!)、ロシアからの資金援助で実現した作品。黒沢明の映画人生を語る上では外せない作品。
【
トント
】
さん
[DVD(字幕)]
8点
(2017-04-24 11:42:32)
🔄 処理中...
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38.
ネタバレ
何が言いたい映画だったのでしょうか?山のスペシャリストとの出会いと再会?それほどどうとも思いませんでした。
暖かい暖炉のある家での穏やかな老後生活を無償提供してくれているのに、わざわざ森に戻らなければならない心理というのは、(この手のパターンはよく目にしますが)私には理解できず、違和感でしかなかったです。
【
マー君
】
さん
[DVD(字幕)]
4点
(2016-06-25 12:53:22)
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37.実は半年前ぐらいに鑑賞したのですが、レビューをどう書けばよいか分からず迷っていました。
そして、分かっていない人間(私)はそれを正直に書くべきなのだと思いました。
カピタンとデルスの友情は素晴らしい。
でも私にはゆっくりとして分かりにくかったです。
解説や原作を知っていればもっと深く鑑賞できたのでしょう。
【
たんぽぽ
】
さん
[CS・衛星(字幕)]
6点
(2016-01-03 16:00:49)
🔄 処理中...
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36.
ネタバレ
序章とも言える展開までのシーンが非常に長く、説明文を読まない限りは何をやりたい映画なのかがサッパリわからないので、デルスに隊長が救われるシーンまでは睡魔との戦いになるだろう。
吹雪を藁小屋で防ぐシーンから、隊長とデルスの間に絆が生まれるので、ここからが本編突入と考えて良いかと。
特に後半の再開シーンには胸がワクワクするが、トラの展開からのデルスの変化など、見ていて感情を突き刺すような心情の変化に富んでいるので、心で見入ってしまう奥深さがある。
ストーリー性や内容は殆ど無いに均しいので、人生経験や感情が豊かな人間しか受け付けられない映画だろう。特にデルスの最後と隊長の心痛には、ただただ涙。
【
カムイ
】
さん
[ビデオ(邦画)]
7点
(2015-11-28 22:46:33)
🔄 処理中...
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35.
ネタバレ
黒澤のカラー映画と言えば俺は「赤富士(オムニバス「夢」に収録)」が一番好きなのだが、この「デルス・ウザーラ」も黒澤明によるロシア映画の傑作だし、黒澤明が苦手だという人にも「虎の尾を踏む男達」と共にオススメしたい逸品だ。
どうも「赤富士」以外の黒澤のカラー映画はダメなんじゃないかと思っていたのだが、この映画はかなり面白い。
ロシアの雄大な大地を突き進む探検家と猟師の友情の物語。
未開の地をひたすら突き進む冒険家たち。そこで巡り合った猟師のデルス。
野生の森の中で育ってきた者と、都会から野生に放り出された冒険家たちの意識の差、そして心の交流。
カラーで収められたロシアの雄大な自然。時に優しく、時に厳しく冒険者たちを迎え入れる。急流に飲み込まれ溺れそうになるスリル、吹雪が襲い掛かりそれと“格闘”するスリル、猟銃による腕比べの楽しさ。
物語は常に静かに流れていくが、時に激しく動きドラマに引き込んでくれる。デルスにとって、眼の怪我は完全な死にはならない。森から引き剥がされること自体が、デルスにとっての“死”なのである。そして大地と一つになっていく穏やかさがそこにある。
【
すかあふえいす
】
さん
[DVD(字幕)]
9点
(2015-06-02 19:41:24)
🔄 処理中...
34.森で生きる猟師と探検隊の出会いと友情が丁寧に描かれている。デルスは黒澤だ。
【
ようすけ
】
さん
[インターネット(字幕)]
7点
(2015-05-17 23:59:29)
🔄 処理中...
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33.
ネタバレ
圧倒的なシベリアの風土、この迫力、画の力。映像にこれだけの厚みと熱量をもたせて映画として完成させる、黒澤明という監督が無二の映画人であるとつくづく感じ入る。沈みゆく真っ赤な夕陽を、恐怖におののきながら見守ったのは生まれて初めての経験だ。あああんな恐ろしい太陽を見た事がない。広大な凍てつく大地にゆらゆらと沈んでゆく命の陽。夜=死へのカウントダウン、強まる風雪、不吉な枯れ草。デルスと隊長の、死闘ともいえるこの場面では息をすることすら忘れた。圧倒的だった。
デルスは森の人、自然の一部。この人物の造型に大成功していることも、作品の魅力。最初は珍獣扱いしていた隊員たちも、日が経ち、別れが近いと知ると食事すら忘れて惜別の思いに沈む。暖かく泣いて、再会を誓って別れる第一部は本当に素朴に感動した。
【
tottoko
】
さん
[CS・衛星(字幕)]
8点
(2014-08-09 00:39:42)
🔄 処理中...
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32.壮大なドラマなのだが、モノクロ時代の動の演出を思い浮かべると、ドキュメンタリーの様に感じた。しかし、デルスの人生を記憶に残る良い描き方だった。
【
min
】
さん
[DVD(字幕)]
8点
(2013-06-22 21:26:45)
🔄 処理中...
31.極寒のシベリアで生活するデルスの知恵とたくましさには感動を覚えても、映画自体はさほどおもしろくない。二部に分けるほどの映画かどうかもわからない。
【
ESPERANZA
】
さん
[DVD(字幕)]
5点
(2013-06-03 15:15:43)
🔄 処理中...
30.大自然と主人公が一体化しているのがうまく描かれている。黒澤監督の映画は動と静をうまく交えているが、この映画は静だけで表現している。静かな感動をおぼえました。
【
jibuchi
】
さん
[DVD(字幕)]
10点
(2013-03-16 21:41:06)
🔄 処理中...
29.
ネタバレ
主人公の生き方に感動。黒澤監督の前では言語が何かは全く関係ない。主人公の老いをうまく表現している。
【
nao3
】
さん
[CS・衛星(字幕)]
10点
(2013-03-14 01:02:26)
🔄 処理中...
28.ほとんどの黒澤作品に言えることだが、この映画も無駄なシーンが一切ない。感動的なシーンをあげるのは難しが、最初から最後まですべてが感動的。
【
NAONAO
】
さん
[DVD(字幕)]
10点
(2013-03-11 09:17:57)
🔄 処理中...
27.2012.03/23 鑑賞。黒澤作品と知っていなければきっと判らなかっただろう。今までと全く違った演出の気がした。広大な寒い未開の土地と自然とその四季、そこを住処にする原住民の猟師の自然に対する敬いと恐れと知恵。台詞の一つ一つが詩的で啓蒙的で示唆に富んでいる。探検隊の隊長と先導案内人デルスの関係を素晴らしく描き出す。少ない台詞で自然が主役とも言える。第一部が良い、第2部は衰えて行く様で侘しい。デルス・ウザーラが朝青龍に見えた(笑)
【
ご自由さん
】
さん
[CS・衛星(邦画)]
8点
(2012-03-24 17:07:56)
🔄 処理中...
26.たき火を囲む人々、物音がして、デルス・ウザーラが現れる冒頭のシーン、ここを見たら「うわー(異国テイスト全開でもやっぱし)クロサワだぁ」とか思っちゃうんだけど、この作品、“上手く”撮られている映画、というタイプの作品ではなく(美しくは撮られているけれども)、自然の荒々しさをそのまま伝えるような、荒削りの感覚。ひたすらロングショット、時には人物がほとんどシルエットに近い状態にもなり、誰が誰やら、はっきり言って終盤のハバロフスクの隊長宅の場面になってようやく「ああ隊長ってこんな顔だったのか」とか思っちゃうんだけど(笑)、デルスの顔だけは、鮮明に脳裏に焼きつき、忘れられない。あまりにもいい味のオヤジ。厳しい自然を生き抜く自然児、ということで超人的な才能を発揮したりもするんだけど、その自然児ぶりたるや、あの『まあだだよ』の百閒先生に繋がるものが。しかしこちらの作品は厳しい。ひたすら厳しい。物語の中の登場人物のみならず、俳優、スタッフみな命がけ。第一部のクライマックス、夕闇が迫る中で草を刈り続けるシーン、息遣いをそのまま取り入れたもの凄い緊迫感。沈みゆく太陽の恐ろしいほどの効果、いや実際は何カットにも分け、何日もかけて撮影されたのかも知れないけれど、そんなこと考えも及ばない、寒さと恐怖を共感し、無事に朝を迎えられた時にはひたすらホッとする。これほどまでに自然は厳しいのに、しかも我々は映画冒頭でデルスに死を知らされているのに、彼は都会に住めないと言い、山へ帰っていく。その後の展開の、省略された描写が実に鮮烈。厳しい映画です。
【
鱗歌
】
さん
[CS・衛星(字幕)]
9点
(2011-12-28 22:57:57)
🔄 処理中...
25.
ネタバレ
原作は映画が公開された直後くらいに読んでいましたが、永らく観る機会が無かった作品。やっと観られました。森林に暮らすデルス・ウザーラの生き方を描いた映画。原作から想像していた通りの見え方でしたね。別にハイジのおじいさんのように人嫌いで街から離れて暮らしている訳じゃなく、疫病に罹った家族と一緒に村を追いだされた人。ロシアの地誌探検隊の隊長と心を通わせる。親切で他人想い。森の生物や自然現象を人称で表現する。人のコミュニティから離れると、どのような感性が身に付くのかが良く分かる。野生動物や自然環境への対応力はそこで暮らした結果論だけど、純朴な人柄と無垢な精神は人との関わりが少ない中で培われたものと云う印象を受ける。そんな人物が街での暮らしには馴染めず、事故性はあるが命を落とす結果になるエンディングはやはり悲しい。自然の中で暮らすことで得るものと失うもの。街で暮らすことで得るものと失うもの。一概に街での生活を否定している訳ではなく、ひとつの生き方の提示だと思いました。20世紀初頭のロシアで、すでにそんなことがテーマになっていることにも驚きます。黒澤映画らしい芝居も時々はありましたが、劇的なアングルも無ければ、アップのカットもない。自然の中に生きる人物の骨太なドキュメンタリーという趣きでした。冒頭の音楽がロシア映画らしくチャイコフスキーっぽい。そこだけは明確に、従来の黒澤映画に無い味でしたね。
【
アンドレ・タカシ
】
さん
[CS・衛星(字幕)]
6点
(2011-12-27 11:34:28)
🔄 処理中...
24.観た当時、黒澤映画で一番よいと思った作品。当時の監督の苦渋を思うと、本作があまり顧みられていないのはとても残念です。国なり国内映画会社、企業がもっと理解や支援をしていたなら、黒澤監督のその後の作風にも変化があったのではないかと思うし、それも、かえすがえすも残念でなりません。<追記:リバイバル時に配給会社は日ソ合作作品といううたい方をしたようですが、出資はソ連だけと記憶しています。だからこそ、アカデミー賞の外国語映画賞もソ連映画として受賞したわけですし。両国の人々が協力しあって作ったという意味では確かに合作かもしれませんが、ふつう合作とは、製作国(「金を出した人・組織」の所属する国)が複数であることを指すはずです。その意味では合作ではないのに、「日ソ合作」とはかなり強引。「ソ連映画」というイメージでは客足に影響があるだろうという思惑から、宣伝のために拡大解釈を打ち出したものではないかと思いますし、私はそれはずるい言い方だと思います(今年はアカデミー賞報道が盛んでしたが、どのメディアもこれを日ソ合作とはしていません。このサイトの表記、ほんとにこれでいいのかなあ・・)。黒澤監督はこの映画を撮る前の時期、四面楚歌状態になり、自殺未遂騒ぎまで起こしたりしていました。これらの時系列を正確に確認し直したわけではありませんが、それからほどなくして当時のソ連が黒澤監督の才能を惜しんで出資し、招聘して映画を作らせてくれた、という経緯だったはず。とはいえもしかしたらアメリカに対する単なる対抗意識と国益のほうがまさっていたかもしれませんけどね。米映画「トラ トラ トラ!」で黒澤監督降板ということがあった後の展開だったはず。マスコミを始め日本の各界は、そんな黒澤さんにとても冷たかった、というのが私の記憶です。「ソ連にうまくのせられた」という見方も一方にあったような・・。まあそうした反映か、現在に至るも、黒澤さんの業績を称えるときにアカデミー賞受賞の事実はあまり大きく取り上げられていませんよね。そもそも黒澤たたき全盛期の頃は「黒澤天皇」などと揶揄し、妥協をしない黒澤監督を「困った人扱い」までしていたくせに、今や手のひらを返したように偉人、才人扱いのマスコミは、配給会社以上にずるい。この映画を一緒に観に行った友人が40歳の若さで亡くなったせいもあり、個人的にも「痛み」とともに思い出す一作です>
【
おばちゃん
】
さん
[映画館(邦画)]
7点
(2011-10-02 11:25:36)
👍 2
🔄 処理中...
23.彼のカラー作品はどちらかというと色が強烈に使われることが多いなかで、本作は秋の沈んだ黄色など渋く美しい。やはり本作の見どころは湖畔で迷う場。それまでずっと視界が閉じた森林を抜けてきて、初めてだだっ広いところに出、その広さの中で迷うという段取りがいい。一つ一つの画面が「画家黒澤」って感じで素晴らしいが、日没へ向けた時間の推移を織り込んでサスペンスにしているところがやはり映画の監督。暗くなっていくことが、一番ドキドキさせる。草を刈るシーンの緊迫に比べると吹雪はやや落ちるけど、一番のエピソード。これ第一部と第二部の間に日露戦争を挟んでるんだな。そして第一次世界大戦も切迫している。まあヨーロッパは遠かっただろうけど、ソ連の映画なら近づいている革命の気分をちょっとだけでも出しそうなものだが、そういうものは一切ない。あの時代の測量隊ってのは時代背景を見ればかなりキナ臭い存在だったわけで、そういう異臭を出させないように慎重に大自然との物語だけに絞ったのかと思うと、途中に中途半端に匪賊が現われたりする。そこらへんの意図が分からなかった。そのようにエピソードのまとまりには欠けるものの、黒澤ならではの鉈で削ったような大柄な味わいはあり、その味を決めているのはデルスの語彙の少ないしゃべりだろう。単純なしかし的確な言葉の連鎖、修飾する語彙を持たない芯だけの言葉、黒澤もこういうデルスの語りのような映画が作れたらいいなと思い続けていたのだろう。
【
なんのかんの
】
さん
[CS・衛星(字幕)]
7点
(2011-10-02 09:58:25)
🔄 処理中...
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2
3
次
マーク説明
★《新規》★
:2日以内に新規投稿
《新規》
:7日以内に新規投稿
★《更新》★
:2日以内に更新
《更新》
:7日以内に更新
【点数情報】
Review人数
42人
平均点数
7.57点
0
0
0.00%
1
0
0.00%
2
0
0.00%
3
0
0.00%
4
2
4.76%
5
1
2.38%
6
4
9.52%
7
12
28.57%
8
14
33.33%
9
5
11.90%
10
4
9.52%
【その他点数情報】
No
名前
平均
Review数
1
邦題マッチング評価
10.00点
Review2人
2
ストーリー評価
8.33点
Review3人
3
鑑賞後の後味
8.75点
Review4人
4
音楽評価
9.50点
Review2人
5
感泣評価
8.50点
Review2人
【アカデミー賞 情報】
1975年 48回
外国語映画賞
受賞
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ネタバレって?
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