《改行表示》 4.ネタバレ 倍賞千恵子のセールステクニックは、公演した演劇が良かったからいいようなものだが、 一歩間違えると、田舎の純朴な人たちをたらしこんでる様に見えて、仕方がない。 演劇が、地方の第一次産業のところに、流れていくのは、 近代演劇の流れでもある。 倍賞千恵子みたいな人が、日本の隅々まで、文化を浸透させていったのである。 その流れの中に、寅さんもあり、山田洋次を育てていった劇文化の歴史がある。 挿入劇をクライマックスに持って行くのは、後の「ダウンタウンヒーローズ」を 思い出させる。 【トント】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2025-05-18 01:37:22)
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《改行表示》 3.農村、青年、劇団、観客に対する監督の視線が意識される作品でした。そのどれもが暖かく、こちらの気持ちも暖かくなるように感じられました。 他の役者さんは今と大きくは変わらないように見えるのですが、市毛良枝さんが非常に若く見えました(当時25歳)。 【くろゆり】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2008-01-25 23:28:28)
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2.ええなぁなんか楽しそうで!自治会の役員で似たような事してるけど、全く楽しくないわ~っ!しかし、都会の若者にこの映画の良さが分かるかなぁ。。 【アキラ】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-01-30 01:15:40)
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1.ネタバレ 「多少は善人の部分を持つはず」という自負がある自分に、寅さんシリーズも含め、いつも山田洋次作品に出てくる若者達は踏み絵を強要する。画面の若者達が楽しく語らうシーンに全く反応を起こせない自分は、見事にこの監督の規定する善人の範疇に入らないどころか、羨ましくもないのだ。独自の理想型を描いているのか、ただ単にあざといだけなのか、難しい。
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