映画『カサノバ(1976)』の口コミ・レビュー

カサノバ(1976)

[カサノバ]
Fellini's Casanova
(Il Casanova di Federico Fellini)
1976年上映時間:154分
平均点:6.90 / 10(Review 20人) (点数分布表示)
公開開始日(1980-12-13)
ドラマ
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タイトル情報更新(2021-06-16)【Olias】さん
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監督フェデリコ・フェリーニ
キャストティナ・オーモン(女優)
ドナルド・サザーランド(男優)
金内吉男(日本語吹き替え版)
佐々木優子(日本語吹き替え版)
沢田敏子(日本語吹き替え版)
滝沢久美子(日本語吹き替え版)
吉田理保子(日本語吹き替え版)
深見理佳(日本語吹き替え版)
田口昂(日本語吹き替え版)
徳丸完(日本語吹き替え版)
藤本譲(日本語吹き替え版)
麦人(日本語吹き替え版)
京田尚子(日本語吹き替え版)
原作フェデリコ・フェリーニ(原案)
脚本フェデリコ・フェリーニ
ベルナルディーノ・ザッポーニ
音楽ニーノ・ロータ
撮影ジュゼッペ・ロトゥンノ
製作アルベルト・グリマルディ
配給フランス映画社
美術フェデリコ・フェリーニ(ノンクレジット)
衣装フェデリコ・フェリーニ(ノンクレジット)
ダニーロ・ドナーティ
編集ルッジェーロ・マストロヤンニ
字幕翻訳清水俊二
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2.ネタバレ おそらくフェリーニで一番ペシミスティックな作品。醜女が次から次へと現われてくる前半はいささかうんざり気味だが、昆虫みたいな衣裳を着けた貴族の屋内オペラあたりからか。思わず「待ってました!」とかけ声を掛けたくなるフェリーに顔の男で、クネクネしたその気味悪さが実に気持ちいい。ローマでの精力競争の馬鹿騒ぎぶり、芝居が終わった後の劇場の空漠、ドイツでのオルガンの狂い演奏(ここはニーノ・ロータの独壇場)と、名場面はいろいろあるが、どこか悲痛な気配が常に漂っている。カサノバは女性の人格を、口では尊重していた。おそらく貴族的に崇拝はしているのだろうが、しかしコトに至ると、女性嫌悪・女性恐怖としか思えない相貌に女は変わって見えてくる。そして精力競争で相手の女が浮かべた哀れな表情は、目にしていない。彼は人格としての理想の女性を求めすぎて遍歴を続け、最後にたどり着いた相手は、心を持たないものだった。乱痴気騒ぎの連続の果てに訪れた孤独の平穏、凍りついたベネチアでのラストダンスで悲痛は極まった。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 8点(2008-10-10 12:13:20)
1. 小汚い感もあるんだけど、どこかコミカルで温かい。
 そして世界観の凝り様は素晴らしい。

 醜女を追い回し、美人には相手にされず、道化なカサノヴァはどこへ行くのかと思うと、
流石フェリーニは哀愁漂うクライマックスへと誘って行く。
 どうも忘れがたい愛着深い素晴らしい作品だった。
 
 

 
 
タックスマン4さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-04-21 16:04:06)
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【点数情報】

Review人数 20人
平均点数 6.90点
000.00%
115.00%
200.00%
315.00%
400.00%
5210.00%
6525.00%
7210.00%
8210.00%
9630.00%
1015.00%

【アカデミー賞 情報】

1976年 49回
衣装デザイン賞ダニーロ・ドナーティ受賞 
脚色賞フェデリコ・フェリーニ候補(ノミネート) 
脚色賞ベルナルディーノ・ザッポーニ候補(ノミネート) 

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