映画『わが青春に悔なし』のいいねされた口コミ・レビュー

わが青春に悔なし

[ワガセイシュンニクイナシ]
No Regrets for Our Youth
1946年上映時間:110分
平均点:5.97 / 10(Review 37人) (点数分布表示)
ドラマ戦争ものモノクロ映画青春もの学園もの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2025-03-17)【イニシャルK】さん
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監督黒澤明
演出堀川弘通(演出補助)
キャスト原節子(女優)八木原幸枝
藤田進(男優)野毛隆吉
河野秋武(男優)糸川
大河内傳次郎(男優)八木原教授
志村喬(男優)毒いちご
高堂国典(男優)野毛の父
杉村春子(女優)野毛の母
原ひさ子(女優)糸川の母
三好栄子(女優)八木原夫人
清水将夫(男優)筥崎教授
田中春男(男優)学生
千葉一郎(男優)学生
中北千枝子(女優)令嬢
深見泰三(男優)文部大臣
岬洋二(男優)刑事
脚本久板栄二郎
音楽服部正
撮影中井朝一
製作松崎啓次
竹井諒(製作責任)
配給東宝
編集後藤敏男
照明石井長四郎
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💬口コミ一覧(6点検索) [全部]

2.ネタバレ 私は原節子さんという女優さんをこれと「白痴」でしか観た事が無いが、小津作品から入った方が観ると、黒澤映画の原さんはあまりにもエネルギッシュで「え?」と思うらしい。でもきっと原さん自身は大変ではあっても黒澤の現場は役者としてやり甲斐があったに違いない(映像の中に生きる原さんがとても輝いていた)。最初はいい所のお嬢さんなので着ているものから表情から(芯は強いが)美しいというイメージだったが、ダンナがスパイ容疑で収監され、特に獄中での死亡を聞かされた辺りから、自分の生き様を決して曲げない信念と共に、ものすごい形相に変わっていくのがとても見応えがあった。ヤンマーの田植え機もない時代、あれだけの田植えをムチャクチャにされたらどれだけ絶望と怒りがこみ上げたであろう。でも社会全てを敵に回してでも自分を生きた様はまさに「わが青春に悔なし」とばかりだった。

110分間という決して短編ではない作品なのだが、物語にさほどの起伏も無いので観る人が見たら中だるみを感じるかもしれない。しかし黒澤が戦後第1作にこれを選んだのは、まさに国策映画や検閲の呪縛から解き放たれた監督の気持ちそのままをヒロインに投影したかったからではないだろうか?

余談ですが糸川を演じた役者さんは、3の倍数でアホになる芸人さんにちょっとだけ似てます。
まさかずきゅーぶりっくさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2008-05-11 01:38:19)
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1.この映画は何と言っても原節子が出ているということに注目である。単に出ているだけなら何の注目も感じないし、どうってこともないが、黒澤映画に原節子が出ているというのは小津映画に三船敏郎が出るぐらい凄いことである。男の力強さを描くことに力を注ぐ黒澤明監督が原節子を主演に選ぶというのは小津や成瀬、木下、今井といった同じ時代を生きてきた名監督への挑戦とも考えられなくはない。俺だって、女を描こうと思えば描けると黒澤明監督の叫びが聞えてきそうです。作品全体の空気、原節子にしてもそうです。小津や成瀬映画の常連となる原節子に対してもやはり黒澤明監督はまるで男のように描く。後半の農婦姿での原節子の描き方、力強さは男社会の中でも女はやっていける。十分に暮らして行けるものだ!というような叫びのようなものが聞えてきそうなほどの他の監督作品ではまずは見られない原節子がここにいる。映画的にはそんなにも特別に面白いとも思えないし、黒澤映画の中でも普通の作品というのが評価として最も相応しい映画である。それでも原節子!しつこいようだが、黒澤映画で原節子というのを見れる映画として「白痴」同様貴重な作品という意味で昔の邦画好きなら見て損のない映画でもある。
青観さん [DVD(邦画)] 6点(2010-06-21 21:36:45)
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【点数情報】

Review人数 37人
平均点数 5.97点
000.00%
100.00%
225.41%
312.70%
412.70%
5924.32%
61129.73%
7821.62%
838.11%
912.70%
1012.70%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review2人
2 ストーリー評価 6.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review2人
4 音楽評価 6.00点 Review1人
5 感泣評価 6.00点 Review1人

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