4.ネタバレ 荒削りながらも一直線な演出のおかげで作品としてのインパクトは強いし、社会の大きな動きの中での個々の弱者に注目した姿勢についても評価したい。しかし、一番凄いのは、最初にもっともらしく登場した男の子が、最後の申し訳程度のナレーション以外まったく登場しないという点。あれだけ視点を確保していたら、後の方でも何かやるのが定跡なのだが、その手法をあえて無視することによって、主人公が巻き込まれた「容赦なさ」を表現することに成功している。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-01-23 02:13:26)
|
3.ネタバレ 眩暈を覚えるような怒りと、不快感。とくに病院でのシーンでは吐き気すら感じました。前半のシュウシュウが可愛らしいだけに、映画が終わったあとしばし呆然としてしまいました。 ただし、あまりにも悲劇を演出しすぎている点が鼻に付くのも確かです。あからさまなセックスシーンなど、「ほうら、こんなに可哀そうでしょ」という製作者の声が聞こえるようで…。『ほたるの墓』を思い出します。当時の政策を批判するために、とにかく悲惨な話にしようとしたのかな、と。 いや、丁寧な作りだし、なんだかんだいって泣けたし、こういう映画があってもいいと思うんですが、政治的な意図が見えるようで個人的には引きました。 悲惨すぎて、思考停止してしまうんですよね… 【no one】さん 7点(2005-03-02 21:27:36)
|
2.言葉を失いました。最後のシーンは衝撃でしたが、私も【fero】さんと同意見で、あれはあれでシュウシュウは救われたと思います。むしろ、そう思いたいです。映画を見終わってから、前半の楽しそうにしていたシュウシュウと老金の顔が浮かんできて、思い出し泣きしそうです。 【もみじプリン】さん 7点(2004-01-30 15:31:38)
|
1.後半文秀が売女みたいになっちゃって老金にも悪い態度をとって、恩知らずな女とおもったけど、あとから考えたらこれはしょうがなかったことかなと思った。それほどまでして故郷にかえりたっかたんだよなあ。切ないー。最後老金が足でなく心臓打っちゃうのが衝撃。 【はちまろ】さん 7点(2003-03-02 14:06:05)
|