映画『ゆきゆきて、神軍』の口コミ・レビュー
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作品情報 ユ行
ゆきゆきて、神軍の口コミ・レビュー
>
(レビュー・口コミ)
ゆきゆきて、神軍
[ユキユキテシングン]
1987年
【
日
】
上映時間:122分
平均点:6.90 /
10
点
(Review 87人)
(点数分布表示)
(
戦争もの
・
ドキュメンタリー
・
バイオレンス
)
新規登録(不明)【
シネマレビュー管理人
】さん
タイトル情報更新(2011-05-24)【
イニシャルK
】さん
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監督
原一男
助監督
安岡卓治
出演
奥崎謙三
撮影
原一男
企画
今村昌平
美術
赤松陽構造
(題字)
編集
鍋島惇
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25.
ネタバレ
ドキュメンタリー映画。主人公である奥崎謙三が、かつて自分も所属した日本軍ニューギニア残留部隊において実施された、兵士の不可解な処刑について、その遺族とともに関係者を訪問して、真相を追求するという内容です。当初、関係者の口は非常に堅かったのですが、暴力的に追い詰めることにより、口を割らせていきます。関係者が深刻に苦悩しているのがよくわかるわけですが、どういうわけだか、どこか笑ってしまうつくりになっているんですよね。奥崎謙三という男のキャラがとにかく強烈で、バイタリティと行動力が半端じゃなく、物腰低く相手の懐にもぐりこんだり、滔滔と自分語りをしたり、思い通りに行かないと急にキレて恫喝したり、文字通り寝技に持ち込むしぶとさです。適所でキレることで、こいつヤバイと思わせて、相手の戦意を削ぐんですよね。実際それ以上にヤバい人なんですけど。変な人が一人いるだけなら、あり得る話と言えるのですが、処刑された兵士の妹なる人物が、これまた強烈なキャラで、なんと、こともあろうか、(インチキ臭い)霊能者なんですね。奇跡的です。笑ってしまうシーンは多いのですが、特に好きなのは、押しかけた関係者宅のこたつの上に、たまたま置いてあったみかんを並べて、処刑時の立ち位置を再現して、問い質すシーンですね(人が死んでるんやで・・・)。処刑を指示したとされる隊長の妻が、撮影隊に対抗して写真を撮りまくっていたシーンも、結構好きです。
【
camuson
】
さん
[DVD(字幕)]
9点
(2023-03-20 19:21:03)
👍 1
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24.この映画は、主人公、奥崎 謙三をヒーロー扱いする目的ではありません。
ニューギニアで起きた当時の不当な処刑を道徳的に告発するものでも当然ありません。
もしドキュメンタリーが正確な記録だけが目的なら、
知らせずに隠し撮りすべきです。
カメラが入ると場に影響を与えます。それは主人公が一番良く知っていて利用しています
黒沢監督の「羅生門」では、真実は藪の中でしたが、
ここではカメラと型破りな奥崎謙三のパワーが、
藪の中状態から多少なりとも関係者が真実を口をします
人類が消してしまいたい原爆の放射能汚染をゴジラが思い出させるように、
日本人が消そうとする戦争の真実を奥崎謙三が思い出させます
この映画はそんな日本人の「日本人的」反応を記録した映画です
【
amicky
】
さん
[インターネット(邦画)]
9点
(2021-03-14 11:54:30)
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23.
ネタバレ
凄まじい。恐らく邦画史上最も凄まじい部類に入るドキュメンタリーになるだろう。
過去の旧日本軍内で実際に起きた事件の真相を探っていく流れが本当に凄い。鉄拳飛び交う情報収集、行き着く先に待つ答えがいやはや。
本当に全力で右に進む映画だ。突き抜けすぎて逆に笑いがこみ上げてくるくるくらい馬鹿な“何か”がこの映画にはある。
日本人なりに「戦争とは何か」を考え抜いた一つの答えがこの作品に刻まれているのだろう。この映画は99%奥崎謙三で出来ています(嘘)
【
すかあふえいす
】
さん
[DVD(邦画)]
9点
(2015-01-08 05:34:22)
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22.
ネタバレ
アナーキストである山崎謙三を追ったドキュメンタリー。ぶっちゃけ山崎謙三その人は疑いようも無くアレな人である。"神軍"と大きく書かれている車を乗り回し、天意を受けていると思い込み、暴力を礼賛する。彼がまともであると主張する人は少ないでしょう。
しかしドキュメンタリーが事実を映すエンターテイメントとするならば、これほど観ていて面白い対象も中々無い。とにかく氏の行動が極端で次のアクションが読めないことがサスペンスとなっている。暴力をふるう前に画面が溜めのスローモーションとなるのも上手い演出だと思います。
またこれには人それぞれに許容できるラインがあると思いますが、個人的に"絶対に妥協はしない"氏の生き様には少し憧れを感じた。別に氏のように振る舞いたいという意味では無く、その姿勢や存在感に圧倒されたと言う意味で。『時計じかけのオレンジ』のアレックスや、『ダークナイト』のジョーカー、『ウォッチメン』のロールシャッハに魅力を感じてしまう感覚と同じ。
つまり彼は現実に存在しているにも関わらず、どこかフィクショナルな存在感を持つ稀有な人間であるのだと思います。またそういう人間が私たちの住む世界に実際にいると如何に困った存在であるかと言う事実も、この映画は克明に炙り出している。
【
民朗
】
さん
[DVD(邦画)]
9点
(2013-10-07 22:55:35)
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21.高校3年生の頃、当時の国語の先生が「戦争」を知ることのできる幾つかの文芸作品を紹介した。その中で僕が覚えているのがヴェルコール『海の沈黙』、遠藤周作『海と毒薬』、大岡昇平『野火』。そして、それら小説群と共に、先生は、映画『ゆきゆきて、神軍』の衝撃について僕らに語って聞かせた。それからすぐに映画を見に行ったか、それとも暫くしてからビデオで観たのか、実はあまり覚えていないが、当然のことながら、この映画から受けたある種の衝撃は、いまだに深く僕の心に刻まれている。何せまだ純真な高校生だったのだから。。。
戦争従軍体験者の方々の多くが戦後、黙して語らないこと、これは何を意味しているのだろうか。彼らにとって戦争というのは、目の前の現実としてあったはずであるが、山本七平が戦場というものを「何が起こったのかなんて全く分からないまま、気がつくと周りが死体だらけだった」という現実として捉えていたように、体験していながら語りえないもの、事実としてそういうこともあったのだろう。しかし、別の意味で語りえない、語りたくない現実というものもあったはずである。戦場を生きるということは日常の倫理を超えて、人間を残虐にする。それは強さへの過信と共に誰もが持っている弱さから膿出るものであり、戦争という不条理下での否応ない現実なのだ。戦場帰還者に対して、僕らがそのことを論うことはできない。逆にそういう弱さを認識すること、そしてお互いをそういう弱さを持った人間として赦し合うことこそが人間という関係性にとって最も大事な認識<優しさ>ではないか、と僕は思っている。そんな認識に対する強烈でいて確信犯的なアンチテーゼが奥崎謙三という存在であることはもはや言うまでもない。正直いって彼を見ているとある種の嫌悪を感じずにはいられない。しかし、彼こそは純粋でイノセントな人間であることもまた確かなのだ。今やイノセントは行き場を無くし、それは狂気へと容易に転化する。この映画は、そんな人間の弱さを認めず、敢えて時代錯誤的なイデーを身に纏うことによって強さを仮装する男、奥崎謙三の確信犯的な自作自演劇であり、また、それは彼が表現しえたギリギリの人間的な喜悲劇とみなすことができるのではないか。
【
onomichi
】
さん
[映画館(邦画)]
9点
(2012-04-22 16:31:44)
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20.
ネタバレ
奥崎謙三という強烈な怪物をうまくカメラに収め、一本の刺激的かつ価値観に刺激を与えるドキュメンタリーにした手腕が見事。インパクトのあるイントロや、最後、急展開であっけなく(奥崎謙三氏をバックに)エンドロール、という展開も痺れた。
彼は自分自身の思う「正義」や「神」の名の下に行動を起こす。「警察は呼ばれる前に自ら呼ぶ」というスタンス、時には罵り、時には殴り、時には謝罪し、時には思いやり涙する。そして妻や知り合いに遺族の代役をしてもらってまで殴りこむ。
しかし彼の「正義」や「神」というのはただの屁理屈で、単に腹が立つから罵り、殴るだけである。「戦争が生んだ怪物」の様に描かれてはいるが、実際はただの暴漢だ。戦争がなくたって彼は腹が立った相手を殴り殺すような人物になっただろう。
奥崎謙三の行動は0点だが、一本のドキュメンタリー映画としては9点。
【
eureka
】
さん
[DVD(邦画)]
9点
(2011-12-11 16:26:12)
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19.やばかった。気づいた時には奥崎ワールドに連れていかれてました。人間これぐらいのパワーがないと、臭いものの蓋はこじ開けられないのでしょう。下手に出てる時の平板な喋りが不気味です。自分の言葉に興奮して、あっという間に鰐とか蛇とかに変身してしまいます。御社の精神力強化研修ツールなどにいかがでしょうか?
【
ねこひばち
】
さん
[DVD(邦画)]
9点
(2011-07-18 19:50:21)
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18.
ネタバレ
奥崎氏にとっての立派な人間とは、神の法に従って、人間が造った法律を恐れず、
刑罰を恐れず実行する人間であると氏は強く主張する。
この主張は絶対的に自分の正義を信じて疑わないまま突き進む、まさに彼そのものであり、真相究明は彼にしか出来ないと嫌でも思わされてしまう。
しかし大きな問題はその「神の法」を、奥崎氏自身が全て定めていること。
さらに彼を突き動かすパワーは異常とも言えるもので、相手への配慮など微塵も無く、
信じる正義のためなら暴力行使も厭わないという一般的には本当に危険な人物である。
戦争を題材にしたドキュメンタリーだが、あくまで奥崎謙三という濃すぎる人間を追いかけた映画で、単純でありがちな反戦プロパガンダフィルムでは全く無い。
奥崎氏の過激さはある意味魅力的で、次に何が起こるか分からない緊迫感を生み出しており、脚色せず第三者的視点から撮影しただけでも、立派にドラマが映し出されている。
これぞ正真正銘のドキュメンタリー。
そしてラストの流れで一気にこの作品が「映画」として昇華される。
ただ奥崎氏を追うだけでなく、見応えのある映画作品として仕上げているところに、この映画の凄さがある。ドキュメンタリー映画としては個人的に満点。
ただ残念だったのは、あれだけ正義をモットーとしていた奥崎氏が、結局実際関係ない元隊長の息子に発砲し重症を負わせるという結末。
これじゃ結局はブチ切れたら「神の法」も正義も関係なくなる単なるテロリストと呼ばれても仕方ない・・ 映画の出来云々ではなく、この奥崎氏のあまりに残念な結末に-1点。
【
おーる
】
さん
[DVD(邦画)]
9点
(2010-07-13 11:27:15)
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17.
ネタバレ
ドキュメントの最高峰
テーマがアレなもんで薦めにくい のではあるが
じじぃがじじぃにマウントとって殴りつける
総合マニアでなくてもヨダレが出る内容
とかゆーんでなくて、これはぜひ多く人がみてみるのが良い映画かもしれません
ドキュメンタリーの何たるか ヒトとしてのなんたるか
と時に穏やかに、かつ暴力的に考えさせられます
正直こわいです これぞドキュメンタリー
水野晴郎のいう『戦争はよくない』
とは一味も二味も いや 全然違う
【
おでんの卵
】
さん
[DVD(邦画)]
9点
(2010-06-13 18:32:00)
👍 1
🔄 処理中...
16.ドキュメンタリー映画の最高峰。とにかく奥崎氏の行動力に終始圧巻。彼の行動、元兵士達の証言等どう受け止めるかは個々の自由だが、とにかく多くの人に一度見てほしい映画です。
【
すたーちゃいるど
】
さん
[DVD(邦画)]
9点
(2009-01-18 13:38:05)
👍 1
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15.
ネタバレ
確かに奥崎謙三はDQNでどうしようもない男だが、彼のおかげで貴重な戦争の体験談をこうやって残すことができたのは偉業といえる。
それよりも、奥崎の奥さんの何も言わないでついていく姿が泣けた。二人とももうこの世にはいない。
【
no_the_war
】
さん
[DVD(邦画)]
9点
(2008-12-31 03:16:09)
👍 1
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14.こんな映画があったとは・・眠たい時に観たが、冒頭あのおじさんが登場した瞬間にシャッキリと目が覚めた。吐き気がするくらいの衝撃。戦争によって様々な人がここまで追い詰められる事実。義務教育の国語の教科書を読んでも、はだしのゲンを読んでも、プライベートライアンを観てもわからなかった戦争による人間の心の傷の生々しさがある。8月15日の深夜に毎年放送したらいいと思う。
【
素敵な鯛の靴
】
さん
[DVD(吹替)]
9点
(2008-12-10 00:59:05)
👍 1
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13.奥崎謙三という人物の魅力でこのドキュメンタリーはなりたってると思います。これほどの圧倒的パワーに満ちたおっさんはなかなかいない。彼の言動に賛否あるのはしょうがないが己の確固たる信念をもって行動する生き方は今の世の中では逆に新鮮に映ります。サブカル好きに好まれそうな方でした。
【
しっぽり
】
さん
[DVD(邦画)]
9点
(2008-11-13 19:52:21)
👍 2
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12.
ネタバレ
私はこれほどまでに刺激的な映画を観たことがない。凄いの一言。奥崎謙三という人間は、類い稀なる人物だ。自らの暴力を「世間の間違いを暴くための暴力なら、それも必要」と、肯定する。キ印であることは、まず間違いない。しかし、同時にエンターテイナーとしても一流。カメラを意識し、常に最高のパフォーマンスをカメラの前で発揮してみせる。興奮しながらも、自分の言いたいことは、的確にしゃべっている。そして何より、もの凄い度胸の持ち主。「無理が通れば道理ひっこむ」まさにこれが証明されている感じ。戦時中、仲間殺しをしたと思われる人物をアポなしで訪問しては、ねじふせる。時には暴力、時には執拗なまでの詰問で。最初は相手方も口を堅く閉ざしているが、奥崎謙三の執念の詰問に、やがては重い口を割らざるを得ない状況に追いこまれる。この執念と技術が凄い。この人は、お金もうけをしようと思ったら、まず間違いなく成功するに違いない。このドキュメンタリーは、ものすごく良くできている。頭から最後まで、時間を忘れるほどにのめりこめた。暴力あり、暴言あり、泣きどころあり。そして反戦映画としての真面目な側面もありだ。とにかく観ていて血の騒ぐドキュメンタリーだった。正論をかざして正義感ぶったり、気が弱くて自分の言いたいこと言えなくて悩んでる人、綺麗なアメリカ戦争映画しか観たことない人、などなどは是非観てほしい。そして疑問に思ったのは、奥崎謙三氏の不思議なほどの喧嘩強さ。
痩せていているのに、何故だかめっぽう強い。喧嘩には度胸と喧嘩慣れが一番重要だと言うことを、奥崎謙三氏は体を張って教えてくれた。喧嘩に強くなりたいヤンキー諸君にも、非常にタメになる作品である。印象的なシーンを挙げてみる。それは、皇居でのお手製マークⅡによる街宣シーンだ。警官たちが車を取り囲むが、全く意に介していない。世の中で最強権力とされる国家権力を向こうに回しても、全く動じないのだ。この人に怖いものってあるんだろうか。私もこの人の様な度胸が欲しい。そういえば奥崎謙三氏、誰かに似ていると思ったら、ボクシング評論家のジョー小泉氏と軍事評論家の江畑謙介を足して二で割った感じの風貌である。どうりで喧嘩と戦争に強いハズだ。エンドロールで流れる激しい太鼓が素晴らしい。最後の最後まで完璧な演出。この映画を、知らぬ存ぜぬは許しません!
【
にじばぶ
】
さん
[DVD(邦画)]
9点
(2008-11-07 20:34:37)
👍 1 😂 1
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11.状況は違えど、戦争の極限状態を考えると、ふと手塚治虫マンガ『奇子』における天外仁朗のセリフを想い出す。「こういう異常な状態にまともな論理が通用すると思うなら、きみは狂っている」…そう、狂って当たり前なのだ。この映画は、そのサンプルに最適である。もっとも、奥崎氏の狂気は戦争云々以前の問題だろうが。
【
丹羽飄逸
】
さん
[ビデオ(邦画)]
9点
(2007-08-01 12:31:06)
🔄 処理中...
10.
ネタバレ
これはある一人の人間の物凄いドキュメンターリー映画である。奥崎謙三、このあまりにも常識外れな人間、行動、それは例えば昭和天皇が皇居参賀の日に天皇陛下に向って、パチンコ玉をぶつけようとするという普通では考えられない行動を取る。その一方で戦争によって、亡くなった戦友のお墓の前で涙を流すその姿は人間としての正しい有り方、行き方、例えどんなに他人からおかしな奴、変人扱いされても、一人の人間としての進むべき道を物凄く現実を持って知らせる。この親友の墓参りのシーンがあるからこそより一層、他の部分での奥崎謙三という一人の人間の持っている奇人変人的な一面というものが物凄い力を持って観る者に衝撃を与える。今まで観たどのドキュメンタリーよりも力の持った恐るべきこれこそ本物のドキュメンタリーだ!本当は満点にしたいぐらいのとにかく物凄い作品なのだが、奥崎謙三ということの男がどうにもこうにも私の上司の顔にそっくりなのが気になって仕方がないので、マイナス1点とするが、それでも本当にこの作品の持つパワー、恐ろしさ、奥崎謙三という一人の人間性がずしりと重くのしかかる物凄い傑作!
【
青観
】
さん
[ビデオ(邦画)]
9点
(2007-07-10 22:24:36)
👍 1
🔄 処理中...
9.衝撃的でした。戦争を体験した人たちのリアルな証言。むごい事実。それを言及する過激すぎる主人公。
【
ホットチョコレート
】
さん
[DVD(邦画)]
9点
(2007-06-22 18:29:37)
🔄 処理中...
《改行表示》
8.
ネタバレ
これは究極の反戦映画ではないだろうか。元隊員から語られる恐るべき真実。奥崎氏の激しい追及のもとに元隊員が隠してきた忌まわしい過去、戦時下の悲惨な状況があぶりだされていく。
南方に行った者の殆どが生き残れなかった。人肉食も生き残るために横行した。そういうことは知っていたが、実感は湧かなかった。しかし、このドキュメンタリーにおける元兵士の生の声、苦渋の表情はそれを実感させるだけの大きな力がある。彼らもまた心に傷を負った戦争の被害者だった。
奥崎謙三という人物は極端でキ○ガイといってもいいほどの過激な人物である。しかし、そういう人であったからこそこれほど事件の真相に迫れたのも事実である。
もうこの映画はドキュメンタリーを通り越している。逆に作り物なのではないかと思わせるほど鬼気迫るものがある。「リアル」な戦争を見たいなら、まずこの映画を見るべきである。
【
こまごま
】
さん
[DVD(邦画)]
9点
(2007-02-08 12:47:39)
🔄 処理中...
7.最近のドキュメンタリーブームとやらに便乗して本作品をレビュー。私は本作を学生時代に、奥崎のことを書いた小中陽太郎(今風にいえばサヨですかね、この人)のルポを読んで知りました。映画を観たときは、凄えなぁ・・と驚きました。最近、「華氏911」を好きだ、と恥ずかしい自己満足レビューをしましたが、私がムーアを嫌いじゃないのは彼が著書でこの映画を観るべきドキュメンタリー作品として挙げていることも理由の一つです。この映画も熱いといえば熱い。かたくなに証言拒否していた人も、奥崎から病身に対するひどい暴力を受け、ついには口を開きます(結局多くは語らない)。迫力あるやり取りがナマで現実にカメラの前で繰り広げられます。よくできた話に奥崎が誘導しているかのようです。彼の資質にも助けられて、この映画は取材力というか事実に迫ろうとする熱いパワーが凄い。それでいて本作には、所詮真実藪の中ということを常に忘れさせないぶっちゃけた落ち着きというか冷静さが感じられるのです。人にはそれぞれ言い分があり、みんな自分が可愛くてしょうがないということが痛いほど判ります。オンリーワン(?)の傑作ドキュメンタリーだと思います。奥崎みたいな人間はとても肯定できません。犯罪者であり、傲慢で独善的で弱く醜く卑怯です(極限状況からの奇跡的生還者である奥崎を私なんぞがどうこう言う資格はないんですが・・犯罪は良くない。)。彼の行動は、いや、この映画自体、これってはたして意味あんのかな?とも思えてきます。でも、私は別に暴力ふるったり、犯罪を行ってたりはしませんが、自分にも彼と似たりよったりのところ多いな・・と感じられて痛いです。本作は立派な反戦映画でもあります。
【
しったか偽善者
】
さん
9点
(2004-11-05 21:46:55)
🔄 処理中...
6.
ネタバレ
みんな、オクザキさん凄すぎ!って言うけれど、旧ナチスを追求するユダヤ人グループは、今でもみんなでオクザキしてる。つまり、欧米の規準だと、悪いヤツはオクザキさんぐらいにきっちり追及するのが正常で、水に流すのは悪に加担するのと同じ。これは「グローバルスタンダード」だったりするから始末が悪い。私は、オクザキさんがそばにいたら引くけれど、原則として、オクザキさんは偉いなぁと思いました。別の意味で凄すぎるのが、もう一人の、確かヤマダさんというニューギニア生き残りがもらしたコトバ。自分は山の中であっち行ったら水があるとか、何かと勘が働いたから、みんなに喰われないで済んだ、ですと。取り柄がないヤツはマジで喰われるってのは、うーむ、いや、ほんとに、凄いな。そこにいる他人を、食べようかな、ってマジで考えるって、どういうことだ?これこそ真に想像を絶している。
【
哲学者
】
さん
9点
(2004-06-24 12:48:17)
👍 1
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マーク説明
★《新規》★
:2日以内に新規投稿
《新規》
:7日以内に新規投稿
★《更新》★
:2日以内に更新
《更新》
:7日以内に更新
【点数情報】
Review人数
87人
平均点数
6.90点
0
9
10.34%
1
3
3.45%
2
1
1.15%
3
1
1.15%
4
1
1.15%
5
7
8.05%
6
5
5.75%
7
12
13.79%
8
8
9.20%
9
25
28.74%
10
15
17.24%
【その他点数情報】
No
名前
平均
Review数
1
邦題マッチング評価
10.00点
Review1人
2
ストーリー評価
7.75点
Review4人
3
鑑賞後の後味
3.60点
Review5人
4
音楽評価
9.66点
Review3人
5
感泣評価
5.00点
Review2人
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