4.家族というものは日々変化していて、2度と同じ夏はやって来ない・・・というあたりまえの事がせつなく胸にしみる。しかしそれは、大人になって振り返って気づくことなのだ。ほのぼのとしているけれど、子供時代を美化するだけの映画じゃないところが好きです。 【ETNA】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-03-31 15:56:04)
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3.ネタバレ あの「愛と宿命の泉」作者、マルセル・パニョルのノルタルジー全開の物語。もともと素敵な原作を、イブ・ロベール監督とウラディミール・コスマ(音楽)がもっと素敵に仕上げました。放題の「プロヴァンス物語」がちょっと残念。父親への敬愛がテーマになってるので、原題の方が良い。続きの「マルセルのお城」とセットで満点。この作品だけなら8点。というより順番にふたつ観るべき作品です。
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2.本当に何も起きない。20世紀初頭、フランスの比較的裕福な一家がプロヴァンスで一夏を過ごすだけの話。しかし、それが観てる方にも束の間の休暇を与えてくれる。映画は大人になったマルセルの思い出という形で作られているので(大人の本人は一切登場しませんが)、余計郷愁を誘う形になっている。自身にはこういった思い出は皆無(若しくは忘却の彼方)だし、両親への愛着もマルセルの様にはなかったので、小さな「父の栄光」を我が事の様に一喜一憂するマルセルを羨ましく感じました。また、教職の父も非常に人間臭く、こういうのを微笑ましいと言うのでしょう、6点献上。 【sayzin】さん 6点(2004-07-29 11:15:08)
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1.20世紀はじめのフランスが舞台でマルセルという男の子が家族と一緒に夏の間プロヴァンスに滞在する・・というお話です。これといった大事件もなく、のんびりといろんな経験をするんですが、家族の愛情に満ち、好奇心に満ち、また気品に満ちたフランスらしい作品だと思います。景色と音楽がとってもいいです。「何がスゴイ!」という作品ではないのですが、素敵な気分になれる映画です。自分がマルセル少年くらいだった時代を思い出し共感できる部分と、日本とは全然ちがうプロヴァンスの素敵な時間に憧れる部分がまざって、ちょっと切なくなるのです。何度も見ました。お友達のリリとの友情、お父さんの誇らしげな写真のシーンが大好きです。マルセル・パニョールのお話。ちなみに続編「マルセルのお城」もアリ。 【junko】さん 9点(2002-03-25 15:51:27)
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