6.ネタバレ いやぁ面白かった!
それにしても、このラストは・・・(笑) 二度と使えない手のラスト。
むっちゃくっちゃ孤独な人、柳生宗矩。 自分のルーツ的な人たちまで抹殺することになってしまう。 でも根来衆と柳生一族の関係は定かではないらしい(ネット情報ですけど・・)
イカス設定に痺れる。 お国と忠長の恋愛関係とか、 柳生の新陰流に対し、神影流の小笠原玄信斎を忠長の師範役にもってくるとことか・・ でも雪之丞はどこにいった? 【トント】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2023-08-06 02:49:39)
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5.ネタバレ 日本で時代劇映画が死滅したと言われるまでになっていた70年代後半、かつて時代劇で邦画を牽引してきた東映が時代劇復興を期し満を持して世に問うた超大作、このバクチは御存じのように大当たりだったわけです。 まず、登場する俳優陣の顔ぶれの豪華なことと言ったら、目をむいてしまいます。萬屋錦之介の東映出演なんて十二年ぶりだし、三船敏郎や芦田伸介といった東映作品では他では見れない大物がキャスティングされているのが凄い。豪華かどうかは?だけど、なぜか角川春樹や映画監督の佐藤純彌まで出演しています、もっとも何度観てもどこに出ているか不明ですけど(笑)。柳生十兵衛は千葉真一の当たり役ですけど、意外にも映画では本作が初の十兵衛役だったんですね。登場人物はみなキャラが立ちまくっていますが、やはりその筆頭は成田三樹夫の烏丸少将であることは異存ないでしょう。意外なことにわりとあっさり十兵衛に斬られてしまって退場、どうせ架空のキャラなんだからもっと暴れるところが見たかったです。 ストーリーはもう荒唐無稽の極み、でもここまでぶっ飛んでると清々しいぐらいです。深作欣二が監督と脚本を書いているだけあって、言ってみれば『仁義なき戦い』大江戸版といった感じです。要は“家光組”と“忠長組”が日本の覇権をめぐって壮烈な跡目争いを繰り広げ、かつては覇者だった“公家連合会”は両組が抗争で共倒れするのを裏で画策し、再び暗黒街の覇者に返り咲くのを狙うという感じです。“忠長組”に集まる浪人たちや柳生宗矩に操られる根来衆は、抗争で使い捨てされる鉄砲玉というわけです。そこに出雲阿国までムリやり気味に絡ませてもうテンコ盛り状態、そしてあの驚愕のラストになだれ込むわけです。 深作欣二が初めて撮った大作時代劇としては上出来だったんじゃないでしょうか。ただ柳生宗矩=萬屋錦之介の大げさな歌舞伎演技だけは違和感が半端ないです。これは錦之助の彼なりに計算したうえでの拘りで、深作も指導したけど頑として変えず一時は真剣に降板させることを考えたそうです。でも、当時の深作にはこんな大物スターをクビにする権力がまだなかったのは、幸いだったのではないでしょうか。 【S&S】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2022-05-18 22:25:51)
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4.ネタバレ 重厚なストーリーではあるものの、どこか漫画っぽいところはご愛敬。高い塀をバックステップで軽々とびこえるシーンは笑ってしまった。 超特濃豪華キャストながら潰しあうこともなく、錦之介さんの不気味さ、千葉真一の男前な十兵衛、松方さんのどもり、ピチピチの真田広之、大原麗子をはじめとする美しい若手女優陣など魅力的なキャラクターが存分に楽しめます。 それぞれの人物にストーリーがあり、ただの勧善懲悪にならず、誰も幸せにならない戦の悲劇性を高めます。成田三樹夫のおじゃるには全然気がつかなかったです。 仁義シリーズと魔界転生の丁度真中に位置するような一本。面白かったです。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-10-21 13:34:40)
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3.ネタバレ だってさ、時代劇なのにこのシュール。深作欣二って、きっとフリードマンみたいなヤなやつだったと思うけど、天才じゃ。「魔界転生」の次に好きかも。ラストがシュールすぎて分からないけど、それもまたよし、と思わせる。黒沢より深作だなあ。 【パブロン中毒】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-25 22:18:15)
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2.ネタバレ TVの「柳生十兵衛暴れ旅」や「魔界転生」でも、千葉真一が柳生十兵衛を演じてますが、この映画での彼のこの役のはまり具合が、その後の人生を決定した作品なのでしょう。どんでん返しが仕掛けてある最後の展開は、何となくは読めたけど、そこでの萬屋錦之介の演技は必見。というか、ここを演じるためだけに選ばれた、と言っても過言ではないかも。あとは、成田三樹夫ら公家の方達がいい味出してたなぁ。 【なおてぃー】さん 8点(2004-02-08 00:39:21)
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1.ネタバレ お堅い権力の犬である但馬守の冷静な仮面が剥がれるラストが見所。ほかにも梅津栄、成田三樹夫らの白塗りの公家など、観るものを楽しませる要素がテンコ盛りです。
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