映画『レナードの朝』の口コミ・レビュー(5ページ目)

レナードの朝

[レナードノアサ]
Awakenings
1990年上映時間:120分
平均点:7.67 / 10(Review 293人) (点数分布表示)
公開開始日(1991-04-05)
ドラマ医学もの実話もの小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2025-05-07)【イニシャルK】さん
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監督ペニー・マーシャル
キャストロバート・デ・ニーロ(男優)レナード・ロウ
ロビン・ウィリアムズ(男優)マルコム・セイヤー医師
ジュリー・カヴナー(女優)エレノア
ルース・ネルソン(女優)ロウ夫人
ジョン・ハード(男優)カウフマン医師
ペネロープ・アン・ミラー(女優)ポーラ
アリス・ドラモンド(女優)ルーシー
マックス・フォン・シドー(男優)ピーター・インガム医師
デクスター・ゴードン(男優)ローランド
ブラッドリー・ウィットフォード(男優)タイラー医師
リチャード・リバティーニ(男優)シドニー
ピーター・ストーメア(男優)神経心理学者
ヴィン・ディーゼル(男優)病院の看護兵(ノンクレジット)
金内吉男レナード・ロウ(日本語吹き替え版【ソフト】)
樋浦勉マルコム・セイヤー医師(日本語吹き替え版【ソフト】)
納谷六朗カウフマン医師(日本語吹き替え版【ソフト】)
北浜晴子エレノア(日本語吹き替え版【ソフト】)
井上喜久子ポーラ(日本語吹き替え版【ソフト】)
清川元夢ピーター・インガム医師(日本語吹き替え版【ソフト】)
近藤玲子(日本語吹き替え版【ソフト】)
村越伊知郎(日本語吹き替え版【ソフト】)
鈴置洋孝(日本語吹き替え版【ソフト】)
藤城裕士(日本語吹き替え版【ソフト】)
津田英三(日本語吹き替え版【ソフト】)
小島敏彦(日本語吹き替え版【ソフト】)
北村弘一(日本語吹き替え版【ソフト】)
飯塚昭三(日本語吹き替え版【ソフト】)
野沢那智レナード・ロウ(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
角野卓造マルコム・セイヤー医師(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
金尾哲夫カウフマン医師(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
田中敦子〔声優〕ポーラ(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
糸博ピーター・インガム医師(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
西村知道神経心理学者(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
伊倉一恵(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
宮本充(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
竹口安芸子(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
増岡弘(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
さとうあい(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
林一夫(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
斎藤志郎(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
坂口哲夫(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
稲葉実(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
中村秀利(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
江川央生(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
脚本スティーヴン・ザイリアン
音楽ランディ・ニューマン
作詞ジミ・ヘンドリックス"Purple Haze"
編曲ジャック・ヘイズ〔編曲〕
挿入曲ジミ・ヘンドリックス"Purple Haze"
撮影ミロスラフ・オンドリチェク
トム・プリーストリー・Jr(カメラ・オペレーター)
製作ウォルター・F・パークス
コロムビア・ピクチャーズ
ローレンス・ラスカー
製作総指揮ペニー・マーシャル
アーン・シュミット
配給コロンビア・トライスター・ピクチャーズ
美術アントン・ファースト(プロダクション・デザイン)
ビル・グルーム(美術監督)
ジョージ・デ・ティッタ・Jr(セット装飾)
衣装シンシア・フリント
編集ジェラルド・B・グリーンバーグ
字幕翻訳戸田奈津子
あらすじ
自分の希望とは異なる精神神経科の慢性病棟に勤務を始めたセイヤー医師。そこで、彼が出会ったのは、嗜眠性脳炎に罹患後パーキンソン症候群となり、「動き」を全く失った患者達だった。セイヤー医師は、新薬Lドーパを、その中の1人レナードに試みると、奇跡の復活をみせる。数十年ぶりに目覚めたレナード、それを喜ぶ母と病院スタッフだったが…。◆実話に基づく映画化。セイヤー医師のモデルである原作者が、コンサルタントとしてこの映画に関わっています。彼もデ・ニーロはうまさには舌を巻いたようです。本当の患者も出演。
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💬口コミ一覧(8点検索) [全部]

3.ネタバレ 30年ぶりの再見。ロバート・デ・ニーロのキャリア中ベストアクトであるレナードの喜怒哀楽に息を吞みっぱなし。未承認薬使用の功罪を考えさせられる傑作。レナードの母の胸中を思うと胸が詰まる。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 8点(2020-10-05 12:21:11)
2.ネタバレ かつて一度鑑賞したことがあったが、職場で人と話題になりDVDを貸してくれるというので久しぶりに二度目の鑑賞。一回目の時にレビューもしていなかったようなので改めて記録も取ることにしました。

やはり少し記憶に残っていたようで、なんとなく全体に既視感を覚えながら鑑賞していました。不器用ながら患者のために尽くす医者役のロビン・ウィリアムズさんと、自分の人生の大半を病で過ごし、薬によって少年期の記憶のまま目覚めたレナード役を、もういい年したおっさんのロバート・デ・ニーロさんが見事に演じていました。おっさん顔なのに少年のような笑顔や泣き顔をするってかなり難しいと思うのですが、怪演でした。

医師のセイヤーは、研究畑で慢性神経症どころか臨床経験がほぼないという医者。あれよあれよという間に慢性神経症患者の臨床医となってしまうが、生来の真面目さからか、患者にしっかりと向き合い、やや向こう見ずに突っ走る傾向はありながらも患者のためにまっすぐ力を注ぎます。今でいうと「研究オタク」とでも揶揄されそうなセイヤー医師ですが、患者のために体を張れる、立派な医師だと感じました。そんな人間味あふれるセイヤー医師を、ロビン・ウィリアムズさんが完璧に演じています。いや、本物のセイヤー医師を知らないので完璧というと語弊があるかもしれませんが、不器用ながらも人としての優しさが滲み出ていて、患者たちに信頼される、そんな医者の役がピッタリはまっていたと感じました。

対してロバート・デ・ニーロさんと彼が演じるレナードについて。デ・ニーロさんは上述のように、あの歳にして少年の顔や表現ができる凄い俳優だと感じました。引き出しいっぱいあるんでしょうね。セイヤー医師によりようやく効く薬が見つかって、一晩で劇的に回復したレナード。これまで何十年も言葉すら交わせなかった相手が話しかけてくれたらそれはもう感動ですよね。ここで終わればただのハッピーエンドだったのですが、映画はその後の展開までしっかり描かれます。レナードはじめ他の回復した嗜眠性脳炎患者たちも、時間の経過や今の自分達の置かれてる立場に戸惑いを覚えるようになり、ついには「ここから出せ」「俺たちに自由を!」とデモを始めます。
久しぶりに鑑賞して、じゃあ自分が嗜眠性脳炎患者だったらということを考えてしまいます。段々と手がしびれるようになり、ふと全くの不意に自分が眠ってしまう。体のあちこちがカクカクとしか動かせなくなり、次第に全身の自由もきかず、その間何十年のことも記憶に無い。壮絶ですよね。そしてある日突然目覚めたらそこは病院の中。自分の姿や世の中の変化にも驚きながら、しかしそこで恋もする。好きなあの人と二人で出掛けたりと意識が外へ向かうが一人で外出する自由はレナードにはなく、不満が爆発し上述のようなデモに発展させてしまう。デモまで起こすかはわかりませんが、自分でも何か不満をいだいて不平を述べたりするでしょうね、きっと。脳炎患者たちが回復して各々自分の意志の向くままに動いたり喋ったりするのを見て、病棟の黒人医師が「前のほうが良かった」と冗談のようにぼやきますが、何もせずただそこにいるだけの人形のような患者より、自分の意志で動いて自分の意志を表現する人間のほうが相対する人間にとって面倒がかかるのはまあ当たり前ですよね。
やっと手に入れた自由を謳歌したい患者たちと、突然治った患者たちをいきなり単独で外の世界へ出せない病院のジレンマ、あと双方どちらの主張も理解できる自分に歯がゆさを覚えました。どっちの立場もわかる。なのでどっちの味方になることもできない。ましてレナードは症状の揺り戻しが始まっていた。あの状態で一人で外へ出せないという判断は病院として当然だとも思いました。

嗜眠性脳炎そのものや、誰かがそれを発症したときの周囲の人の気持ちに思いを馳せることができた映画でした。今ではほとんど姿を消した病気ということですが、実際にあったストーリーとしてそういうものを現代でも見られるということが映画の醍醐味ですね。
TANTOさん [DVD(字幕)] 8点(2021-07-07 17:46:13)
1.ネタバレ いわゆる”死ぬまでに一度は見ておけ”シリーズの典型作品ですが、まさかの未見でした。昔から思っていましたが、ディカプリオアプローチや(トム)ハンクスアプローチと比較して、デニーロアプローチは本当に素晴らしいと思います。デニーロは一生懸命やっているように見えないのにきちんと役柄に根付いている点が素晴らしく、彼特有のはにかみ笑顔や彼の雰囲気がシッカリ残っている点も素敵です。

本作には大物役者が多数出ていますが役がバッティングすることもなく、自然な作品に仕上がっています。セイヤー医師(ロビン・ウィリアムス)はいうに及ばず、ポーラ(ペネロープ・アン・ミラー)とのダンスは本当に素敵でしたし、上司のカウフマン医師(ジョン・ハード)も嫌味を言いつつも優しい素顔が見え隠れする存在感を放っています。後に有名になるピーター・ストーメア、ブラッドリー・ウィットフォード、ヴィン・ディーゼル、マックス・フォン・シドー(こちらは大御所)ら、脇もかなり豪華です。

ダンスの後に窓辺に歩み寄るシーンは泣けます。その後は予想通りの展開になる訳ですが、どこが真実でどこが創作なのか興味が尽きません。医師としてはセイヤー氏は少々無責任でやり過ぎたといえるシーンもありますが、それでも人として親身に行動しているという行動原理自体は正しかったのではないかと感じます。家族を大病で失いかけた経験がある方でしたらかなりの部分まで許容できるのではないかと感じましたし、またセイヤー医師の存在はかなりありがたいのではないかと思います。

映画としてもすこぶる綺麗にまとまっていて、名作の名にふさわしい手堅い作品です。
アラジン2014さん [インターネット(字幕)] 8点(2022-07-19 12:09:47)
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【点数情報】

Review人数 293人
平均点数 7.67点
020.68%
100.00%
220.68%
310.34%
420.68%
5155.12%
6289.56%
77023.89%
88328.33%
96522.18%
10258.53%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.21点 Review19人
2 ストーリー評価 7.90点 Review21人
3 鑑賞後の後味 7.79点 Review24人
4 音楽評価 7.76点 Review17人
5 感泣評価 8.00点 Review19人

【アカデミー賞 情報】

1990年 63回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演男優賞ロバート・デ・ニーロ候補(ノミネート) 
脚色賞スティーヴン・ザイリアン候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1990年 48回
主演男優賞(ドラマ部門)ロビン・ウィリアムズ候補(ノミネート) 

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