映画『ノー・マンズ・ランド(2001)』の口コミ・レビュー(3ページ目)

ノー・マンズ・ランド(2001)

[ノーマンズランド]
No Man's Land
2001年ベルギースロヴェニア上映時間:98分
平均点:7.32 / 10(Review 162人) (点数分布表示)
公開開始日(2002-05-25)
ドラマコメディ戦争もの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2019-07-02)【Olias】さん
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監督ダニス・タノヴィッチ
キャストサイモン・キャロウ(男優)ソフト大佐
カトリン・カートリッジ(女優)ジェーン・リビングストン
花田光(日本語吹き替え版)
根本泰彦(日本語吹き替え版)
佐々木敏(日本語吹き替え版)
脚本ダニス・タノヴィッチ
音楽ダニス・タノヴィッチ
挿入曲ダニス・タノヴィッチ"Neprilagodjenost"
撮影ウォルター・ヴァン・デン・エンデ
配給ビターズ・エンド
字幕翻訳石田泰子
あらすじ
いろんな国の人たちのお馬鹿な戦争を描くコメディー。
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💬口コミ一覧(8点検索) [全部]

3.ネタバレ こういう戦争映画は今までなかった。徹底して(直接描写せずとも)残酷な戦闘シーンを描くか、あるいは徹底してコメディ化して皮肉るか、が戦争映画のセオリーだった。
だがこれは違う。ある意味で戦場の凡庸な日常と凡庸な生が描かれている。戦闘シーンと言えそうなのはオープニングだけ。あとは3人の兵士を取り囲んで時が過ぎていく。だがそこで描かれたものは重い。敵対しあう必要のない者同士で敵対しあい、最後には死んでいく。そして結局無力な国連軍と、結局金のためにひっかきまわすマスコミと。最後に一人地雷を背に残された男はいったい何を思っているのだろうか。あまりにも不条理にすべてから見捨てられた男、だがこれこそが戦争なのだろう。
θさん [DVD(字幕)] 8点(2009-01-03 23:44:00)
👍 1
2.ネタバレ 最初見たときは国連軍の無能ぶりを皮肉る映画かなと思っていたが、どうもそれだけではなさそうだ。そもそも地雷というのが非人道的な武器である上に、信管を外すことが不可能なジャンプ型地雷というものであればどうしようもない。これじゃいくら国連軍であろうと、地雷除去専門家でもどうしようもないだろう。そういうどうしようもない武器を作り出す側、使用する側の非人道さが伝わってくる。
そしてまたボスニアとセルビアといっても人種は違っていても、紛争が起こる前は一つの国、その一つの国が人種の違いや宗教の違いその他でいがみ合い対立する愚かさ。そういった諸々の戦争の愚かさが凝縮されていて考えされる映画だ。

ESPERANZAさん [DVD(字幕)] 8点(2012-01-12 23:02:31)
1.ネタバレ 戦闘シーンがほとんどない、極めて限定的な舞台なのに、却って濃密になり、愚かな戦争への皮肉が効いてくる。
ユーゴスラビア崩壊から民族独立運動が始まり、泥沼の内戦に陥るも膠着状態のままモヤモヤに終わったあの感じ。
ボスニアもセルビアもマスコミも国連も、それぞれの思惑が働き、
巨大組織の特性で身動きが取れないまま、後味悪く去っていく。
除去できない地雷を背に動けない兵士を残して。
そしてカメラも彼を見捨てるブラックさが何とも。
今の世界情勢だからこそ、より強烈に響く。

無力な個人が集合しても組織とはかけ離れた大衆でしかない。
そんな大衆を扇動するモンスター組織が暴走すると性質が悪い。
Cinecdockeさん [DVD(字幕)] 8点(2017-02-28 23:38:37)
👍 2
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 162人
平均点数 7.32点
000.00%
100.00%
200.00%
342.47%
474.32%
574.32%
62213.58%
74024.69%
84326.54%
93521.60%
1042.47%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.60点 Review5人
2 ストーリー評価 8.00点 Review7人
3 鑑賞後の後味 4.55点 Review9人
4 音楽評価 6.66点 Review3人
5 感泣評価 4.50点 Review2人

【アカデミー賞 情報】

2001年 74回
外国語映画賞 受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2001年 59回
外国語映画賞 受賞 

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