映画『日本のいちばん長い日(1967)』の口コミ・レビュー(2ページ目)

日本のいちばん長い日(1967)

[ニッポンノイチバンナガイヒ]
1967年上映時間:157分
平均点:8.26 / 10(Review 100人) (点数分布表示)
ドラマサスペンス戦争ものシリーズものモノクロ映画犯罪もの政治もの歴史もの実話もの
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タイトル情報更新(2024-12-27)【イニシャルK】さん
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監督岡本喜八
助監督山本迪夫
キャスト宮口精二(男優)東郷外相
戸浦六宏(男優)松本外務次官
笠智衆(男優)鈴木総理
山村聡(男優)米内海相
三船敏郎(男優)阿南陸相
小杉義男(男優)岡田厚相
北沢彪(男優)広瀬蔵相
志村喬(男優)下村情報局総裁
中丸忠雄(男優)椎崎中佐(陸軍省軍事課員)
高橋悦史(男優)井田中佐(陸軍省軍務課員)
黒沢年男(男優)畑中少佐(陸軍省軍事課員)
香川良介(男優)石黒農相
二本柳寛(男優)大西軍令部次長
加藤武(男優)迫水書記官長
江原達怡(男優)川本秘書官(情報局総裁秘書)
若宮忠三郎(男優)水谷大佐(近衛師団参謀長)
佐田豊(男優)佐野恵作(宮内省総務課員)
田中浩(男優)小林少佐(陸相副官)
三井弘次(男優)老政治部記者
島田正吾(男優)森近衛師団長
土屋嘉男(男優)不破参謀(東部軍参謀)
今福正雄(男優)畑元帥(第二総軍司令官)
加東大介(男優)矢部国内局長(NHK)
草川直也(男優)長友技師(NHK)
石田茂樹(男優)荒川技術局長(NHK)
田崎潤(男優)小薗大佐(厚木基地司令官)
藤木悠(男優)清家中佐(侍従武官)
平田昭彦(男優)菅原中佐(厚木基地副司令官)
中村伸郎(男優)木戸内大臣
龍岡晋(男優)石渡宮内相
北村和夫(男優)内閣官房佐藤総務課長
村上冬樹(男優)松阪法相
天本英世(男優)佐々木大尉(横浜警備隊長)
阿知波信介(男優)学生
神山繁(男優)加藤総務局長(宮内省)
浜村純(男優)筧庶務課長(宮内省)
佐藤允(男優)古賀少佐(近衛師団参謀)
久保明(男優)石原少佐(近衛師団参謀)
石山健二郎(男優)田中大将(東部軍司令官)
伊吹徹(男優)板垣中将(東部軍参謀)
藤田進(男優)芳賀大佐(近衛師団歩兵第二連隊長)
小林桂樹(男優)徳川侍従
伊藤雄之助(男優)野中俊雄大佐(児玉基地飛行団長)
中谷一郎(男優)黒田大尉(航空士官学校)
山本廉(男優)伍長(宮城衛兵司令所)
田島義文(男優)渡辺大佐(近衛師団第一連隊長)
加山雄三(男優)館野守男(NHK)
井川比佐志(男優)憲兵中尉
高田稔(男優)海軍軍務局長
堺左千夫(男優)厚木基地飛行整備科長
小泉博(男優)和田信賢(NHK)
児玉清(男優)戸田侍従
新珠三千代(女優)原百合子(鈴木首相私邸女中)
宮部昭夫(男優)稲留大佐(東部軍参謀)
小川安三(男優)巡査(首相官邸)
浜田寅彦(男優)三井侍従
大友伸(男優)陸軍軍務局長
明石潮(男優)平沼枢密院議長
北竜二(男優)蓮沼侍従武官長
武内亨(男優)小林海軍軍医
玉川伊佐男(男優)荒尾大佐(陸軍省軍事課長)
井上孝雄(男優)竹下中佐(陸軍省軍務課員)
松本幸四郎(八代目)(男優)今上天皇
勝部演之(男優)白石中佐(第二総軍参謀)
雷門ケン坊(男優)浮浪児
頭師佳孝(男優)浮浪児
加藤和夫【俳優】(男優)
桐野洋雄(男優)
長谷川弘(男優)児玉基地副長
加藤茂雄(男優)
大沢健三郎(男優)
堤康久(男優)
荒木保夫(男優)
久野征四郎(男優)
吉頂寺晃(男優)梅津参謀総長
仲代達矢ナレーター
原作大宅壮一「日本のいちばん長い日」(大宅壮一篇)(名義のみ)
半藤一利「日本のいちばん長い日」(大宅壮一篇)(名義「大宅壮一」)
脚本橋本忍
音楽佐藤勝
撮影村井博
製作藤本真澄
田中友幸
配給東宝
美術阿久根巌
編集黒岩義民
録音渡会伸
下永尚(整音)
照明西川鶴三
その他NHK(資料提供)
毎日新聞社(資料提供)
あらすじ
三百万人以上の死者、原爆投下とソ連の宣戦という状況下で行われたポツダム宣言受諾は日本の再出発の契機となったが、組織の面子をかけて戦ってきた軍隊、とりわけ陸軍にとっては完全な終焉を意味した。天皇の命令と閣議による全面降伏の決定後、一部の陸軍将校らは近衛連隊と協同して天皇を人質に取り、一般市民を盾にする本土決戦を強行しようと計画するが、そのためには天皇自らの終戦宣言、いわゆる玉音放送を阻む必要があった。皇居と放送局の占拠、首相私邸の焼き討ちという過去に例のない事態はどのようにして覆されたのか。
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💬口コミ一覧(9点検索) [全部]

7.日本人として観ておくべき云々とか初めて知った事実云々とか以前に映画として面白い。今観ても十分通用するレベル。
ケ66軍曹さん [DVD(字幕)] 9点(2015-08-09 16:53:46)
6.ただただ圧倒され迫力がある。コントロールの利かなくなった軍はこわい。
ホットチョコレートさん [CS・衛星(邦画)] 9点(2015-08-18 06:27:51)
5.ネタバレ 結果が分かっている歴史物として、これほどスリリングな作品はなかなか無い。もっと早くポツダム宣言を受諾していれば被爆国にならずに済んだのにとか、逆に一部の徹底抗戦派の反乱が成功していたら果たして自分の存在はあったのだろうかなどと、とても身近な出来事ととしてとらえてしまう。御前会議の昭和天皇の心に響く言葉や暗殺・切腹シーンの生々しい映像が印象的だが、誰が見ても詰んでしまっている負け戦を前にして、「日本が消えてしまってもいいのか」と詭弁で上官に迫る反乱兵士に、「おまえらが日本を滅亡させようとしているのがなぜ分からないのか」と思わず叫びたくなる。しかし当時の社会環境と彼らの行動心理をちょっと考えればクーデターも予想できなくはない。早々と自らの覚悟を決めてしまっているかのような陸軍大臣に反乱の鎮圧を望むべくもなく、力を統制できない状態が国家の存亡の危機を招くのがよく分かる。戦後はシビリアン・コントロールといっても完璧なシステムなんかはあり得ない。後々「たら」・「れば」と悔やまないためにも、過去を振り返る映画としては最適ではないか。
ProPaceさん [CS・衛星(邦画)] 9点(2015-08-18 18:13:16)
👍 1
4.重厚な「TWENTY FOUR」という感じ。やっぱり気になるのは、黒沢年男一派の行動原理でしょう。眼前に焼け野原にされた東京の光景が広がっていたはずなのに、また全国各地がボコボコにされていたことも知っていたはずなのに、なお戦争を継続すべきとはどういう了見か、とは現代から見れば誰もが感じることと思います。「全国の男子の半分を特攻作戦に動員すれば…」みたいなセリフもあって、さすがにゾッとしました。
しかし、被占領後の日本がどうなるのか皆目見当もついていなかったとすれば、徹底抗戦を主張したくなる気持ちもわかります。「悔しさ」という私心もあったと思いますが、それよりも「この国を滅びさせてはいけない」という軍人としての責任感・使命感が、ああいう〝狂気〟な行動の原動力になったのでしょう。身もフタもない言い方をすれば、情報と大局観が不足していたということで。その点において、当時は政治リーダーのほうが若干優れていたおかげで、大事に至らずに済んだと。どんな組織でも、方針の転換、とりわけ撤退戦となると大事業ですね。
眉山さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2015-12-31 03:41:37)
3.ネタバレ 凄い映画だなあ。まず1つの作品として純粋に面白く、話は重厚、役者の演技も素晴らしく、セットも凄い。観終わった後に本当に凄い映画を観た、、とため息が出る。何か力でねじ伏せられたような気がして昔の日本映画は本当に力があったんだなと痛感した。この力はなんなのだろうか。あんまり言いたくないが、当時の人と現代人では根本的に人としての生命力が違うのではないか・・そんな気さえしてくる。加えて昔の日本映画には直接的に人生の教訓となるような、それこそ人生の教科書になるような台詞が出てくるが、本作でも三船敏郎による「生き抜くことは死ぬことよりよっぽど勇気のいること」や「日本人一人一人がそれぞれの立場で生き抜き、耐え抜き、そして懸命に働く。それ以外に再建の道は無い。」と言った言葉はやはり日本人なら誰もが改めて心に留め置くべきものであろう。本当は毎年8月15日に本作が地上波テレビで流れても良いと思うのだが、そうも行かないのか。とにかく素晴らしい反戦映画。
rain on meさん [映画館(邦画)] 9点(2019-06-29 23:51:22)
2.日本が終戦に至るまでの24時間を描いた、異色の戦争映画。昭和のスターたちを総動員して、当時の政治家や軍人たちの狂奔を淡々と描き切った傑作。喜劇を得意とする岡本監督がこの異様なテンションの作品を作っているのだから恐れ入る。

終戦の舞台裏では、少なくない数の軍人たちが自ら命を絶ち、往生際の悪い過激主義者は、この期に及んでもなお徹底抗戦、さらには抗戦のためのクーデターまで実行に移していた。当の軍人たちは至極真面目なつもりでいたのだろうが、戦争が遠い昔となった現在からすれば、彼らの行動と態度はまさに狂気の沙汰だ。黒澤年雄演ずる畑中には、当時の軍人たちの狂気が仮託されていて、そのあまりの熱量に圧倒されると同時に、その狂乱ぶりには苦笑いさえも込み上げてくる。森師団長の殺害、二重橋前での自決、どれも真面目と狂気が一周回ってギャグのように見えてきてしまって、大いに戸惑った。

全編通じて、8月15日の強烈な熱量と狂気が、淡々とした描写の中に宿っているのが、奇妙であり見事だ。映画を観終わったあと、なぜこの国は無謀な戦争に突っ込んでいったのか、どうして高等教育を受けたはずのエリート軍人が、ああも狂ってしまったのか。徹底抗戦を叫んだ人間たちはいったい何にしがみつこうとしていたのかを考えてしまった。このような時代の惨めさ、愚かさ、狂気を二度と起こさないために、なにが必要だったのか、どうあるべきだったのかを考えさせてくれる貴重な映画だ。
nakashiさん [ブルーレイ(邦画)] 9点(2020-03-29 15:50:46)
1.ネタバレ 太平洋戦争終戦日の前日から玉音放送まで、ポツダム宣言を受諾すべきか否かで煮詰まる閣僚会議、その後の御前会議、ポツダム宣言受諾に反対する若い陸軍将校達による玉音放送阻止のクーデター未遂事件(宮城事件)などを描く歴史ドラマ。玉音放送に至るまでの裏側に、こんな濃密なドラマが渦巻いていようとは、想像もしていなかったです。まさに映画のようにドラマチックな史実。上層から下層まで、様々な人間が、各々の思惑で、同時並行的に動き、それが絡まる歴史のダイナミズムが感じられました。天本英世がハイテンションなわりに、何をやっていたのか、イマイチわからなかったですが。ゴタゴタ感があって良かったです。役者も熱演。特に、軍部の大物達のクセのある面構えと腰の据わりようが凄いです。若き日の黒沢年雄は、常時四白眼で、ちょっと力入り過ぎと思いました。(米国amazonのreviewを見たところ、唯一の弱点は、young army officersがover-playedなところだと指摘されてました)
camusonさん [DVD(字幕)] 9点(2023-03-03 19:57:23)
👍 1
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【点数情報】

Review人数 100人
平均点数 8.26点
000.00%
100.00%
211.00%
300.00%
400.00%
544.00%
611.00%
71919.00%
82929.00%
92727.00%
101919.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.20点 Review5人
2 ストーリー評価 7.80点 Review5人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review5人
4 音楽評価 7.50点 Review4人
5 感泣評価 8.33点 Review3人

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