映画『野良犬(1949)』のいいねされた口コミ・レビュー
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野良犬(1949)の口コミ・レビュー
>
(レビュー・口コミ)
野良犬(1949)
[ノライヌ]
Stray Dog
1949年
【
日
】
上映時間:122分
平均点:7.42 /
10
点
(Review 76人)
(点数分布表示)
公開開始日(1949-10-17)
(
ドラマ
・
サスペンス
・
モノクロ映画
・
犯罪もの
・
刑事もの
)
新規登録(不明)【
シネマレビュー管理人
】さん
タイトル情報更新(2025-02-20)【
Olias
】さん
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監督
黒澤明
助監督
本多猪四郎
キャスト
三船敏郎
(男優)
村上刑事
志村喬
(男優)
佐藤刑事
木村功
(男優)
遊佐
淡路恵子
(女優)
並木ハルミ
本間文子
(女優)
桶屋の女房
千秋実
(男優)
レビュー劇場の演出家
菅井一郎
(男優)
ホテル弥生の支配人
清水将夫
(男優)
被害者中村の夫
山本禮三郎
(男優)
本多
高堂国典
(男優)
デパートの管理人
伊藤雄之助
(男優)
劇場支配人
千石規子
(女優)
ピストル屋のヒモ
飯田蝶子
(女優)
光月の女将
河村黎吉
(男優)
石川刑事
柳谷寛
(男優)
水撒きの巡査
東野英治郎
(男優)
桶屋のおやじ
岸輝子
(女優)
お銀
伊豆肇
(男優)
鑑識課員
堺左千夫
(男優)
レビュー劇場の客
清水元
(男優)
係長中島警部
宇野晃司
(男優)
声
本木荘二郎
ナレーション(ノンクレジット)
脚本
黒澤明
菊島隆三
音楽
早坂文雄
撮影
中井朝一
山田一夫
製作
本木荘二郎
新東宝
配給
東宝
美術
松山崇
村木与四郎
(美術助手)
編集
後藤敏男
録音
矢野口文雄
照明
石井長四郎
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💬口コミ一覧(10点検索)
[全部]
2.驚いた。全然、古くない。自分の生まれる前の映画を観て、普遍性という言葉におさまりきらない、ここまで現代の感覚で見ても「新しい」と思える作品に出会ったことはまずない。黒澤作品だって何本か観ているし、今までは「デルス・ウザーラ」が最高と思っていたが、初めて「いや違った!」という気持になった。世間的には「天国と地獄」への評価のほうが高いかもしれないが、私にとってはあれをはるかにしのぐ。今見るとショボいお金持ちの家を舞台にしたあちらと比べ、戦後の混乱期をひたむきに生きている庶民を中心に描いているからかもしれない。切なさというスパイスは、断然こっちです。何より言えることは、テンポがいい。躍動感がある。バツグンのスリルがある。物語としての整合性、リアリティーがすごい。映像美がたまらない。でもそれだけじゃない。古今東西の作り手がいかにこの映画をパクリまくってきたかに気づき、アゼン。だが、ここまで素晴らしい映像作家を生み出したこの国で、なぜこの大いなる財産を、パクリという安直なやり方ではなく、発展というかたちで生かすことが出来なかったのか、ということにボウゼン。まあしかし、生きてるうちに、これを観ようという気になっておいてよかった! 今はとにかくもう一回、ビデオを巻き戻して、この傑作を楽しもう。なにしろ、この映画にはいろんなしかけが見受けられる。一回見ただけじゃきっと見落としているところがありそうだ。小道具や音楽の使い方も、ハンパじゃない(ピアノのシーンの秀逸さを言う人が多いようですが、私はハーモニカのシーンが好き~)。それに、このときの三船敏郎って、まるでジョニー・デップみたい。酔える!
【
おばちゃん
】
さん
10点
(2003-12-19 23:28:48)
👍 2 😂 1
🔄 処理中...
1.
ネタバレ
暑苦しい映像はそのまま社会の暑苦しさ、生きにくさを象徴している。だからあれだけ永いシーケンスが必要だったのだ。悪い環境ゆえに罪を犯すという考えがあり、実際戦後の混乱期には犯罪が多発した。犯人遊佐のような生活環境であれば、もしかしたら自分も悪事を働くかもしれない、そう視聴者に思わせられなければ失敗だ。映画はそのことに全力をあげている。ぎらぎら光る目、ぎらつく太陽、疲れてふてくされた顔、水溜りに映る後姿、夕立、一々構図が決まり、カタルシスを覚える。一転、屋上での涼しそうな夕雲。空を大きくとった構図が素晴らしい。「ひと雨きそうだな」の言葉通り、雨がやってくる。その直前の雷。並木ハルコが遊佐からもらったドレスを着てくるくる回る。ドレスはあこがれの象徴だ。どしゃぶりとなり雷鳴と同時に刑事が撃たれる。ドレスも雨に打たれる。泥が犯人逮捕のヒントとなる。犯人を逮捕するシーンは、走って、止まり、撃って、静かにピアノが流れ、血が滴り、花が美しく映える。逮捕されたあとの子供達の歌声、そして犯人の咆哮。音と映像の静と動のコンビネーションは芸術。全てにおいて考えつくされており、無駄がない。遊佐と村上刑事は双子のように表裏一体に描かれる。ほんのちょっとしたきっかけで立場は逆になっていただろう。村上も遊佐同様、復員時に荷物を盗まれているし、辞表が受理されていれば自暴自棄な人生に陥ったかもしれない。人間の危うさ、運命の非情さ。遊佐の家と佐藤刑事の家も上手に対比させている。人間らしさが全く伺えない遊佐の茅屋。佐藤の家では子供達がすやすやと眠る姿。その眠る姿から静かに殺人現場へ移る。ここでも花とピアノが印象的に使われている。妻を殺された夫が狂ったようになってつぶしたトマトのアップ。死体を見せずに事件の残虐性を余すところなく伝える。善悪に徹しきれず、犯人に同情してしまう村上。犯人のことなんて忘れるんだなとアドバイスする佐藤。若さと老練、情と冷徹。遊佐から慕われる並木は社会を憎む危うい若人の一人として描かれる。女スリの見せた刑事への同情、遊佐に強く同情する姉、女たらしのリーゼント男、従業員と浮気する旅館の経営者。人生の機微を多様に描き、この悲劇は誰にでも起こる可能性があることを示唆する。天才のなせる業としかいいようがない傑作。文句なしの10点。
【
よしのぶ
】
さん
[DVD(邦画)]
10点
(2009-07-08 07:25:59)
👍 1
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マーク説明
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【点数情報】
Review人数
76人
平均点数
7.42点
0
0
0.00%
1
0
0.00%
2
0
0.00%
3
0
0.00%
4
1
1.32%
5
8
10.53%
6
10
13.16%
7
19
25.00%
8
21
27.63%
9
11
14.47%
10
6
7.89%
【その他点数情報】
No
名前
平均
Review数
1
邦題マッチング評価
7.60点
Review5人
2
ストーリー評価
7.16点
Review6人
3
鑑賞後の後味
8.00点
Review6人
4
音楽評価
6.80点
Review5人
5
感泣評価
7.25点
Review4人
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