映画『未来世紀ブラジル』の口コミ・レビュー(2ページ目)

未来世紀ブラジル

[ミライセイキブラジル]
Brazil
1985年上映時間:132分
平均点:6.84 / 10(Review 203人) (点数分布表示)
公開開始日(1986-10-10)
ドラマSFラブストーリーコメディアドベンチャーファンタジー
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2025-02-08)【Olias】さん
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監督テリー・ギリアム
助監督ジュリアン・ドイル
キャストジョナサン・プライス(男優)サム・ラウリー
キム・グライスト(女優)ジル・レイトン
イアン・ホルム(男優)M・カーツマン
ロバート・デ・ニーロ(男優)アーチバルド・“ハリー”・タトル
ボブ・ホスキンス(男優)スプール
ジム・ブロードベント(男優)ジャッフェ医師
チャールズ・マッケオン(男優)ハーヴェイ・ライム
イアン・リチャードソン(男優)ウォレン
バーバラ・ヒックス(女優)アルマ・テレイン
ピーター・ヴォーン(男優)ヘルプマン
ブライアン・プリングル(男優)スパイロ
マイケル・ペイリン(男優)ジャック・リント
デリック・オコナー(男優)ダウサー
ホリー・ギリアム(女優)
テリー・ギリアム(男優)(ノン・クレジット)
島田敏サム・ラウリー(日本語吹き替え版)
戸田恵子ジル・レイトン(日本語吹き替え版)
千葉耕市M・カーツマン(日本語吹き替え版)
池田勝アーチバルド・“ハリー”・タトル(日本語吹き替え版)
屋良有作スプール(日本語吹き替え版)
広瀬正志ジャッフェ医師(日本語吹き替え版)
村松康雄ウォレン(日本語吹き替え版)
宮内幸平ヘルプマン(日本語吹き替え版)
上田敏也スパイロ(日本語吹き替え版)
江原正士ジャック・リント/ダウサー(日本語吹き替え版)
京田尚子アルマ・テレイン(日本語吹き替え版)
長島雄一(日本語吹き替え版)
安達忍(日本語吹き替え版)
竹口安芸子(日本語吹き替え版)
伊倉一恵(日本語吹き替え版)
小野健一(日本語吹き替え版)
大滝進矢(日本語吹き替え版)
安西正弘(日本語吹き替え版)
辻親八(日本語吹き替え版)
脚本トム・ストッパード
テリー・ギリアム
チャールズ・マッケオン
音楽マイケル・ケイメン
挿入曲ケイト・ブッシュ"Sam Lowry's 1st Dream"
撮影ロジャー・プラット
製作アーノン・ミルチャン
特撮ジュリアン・ドイル
美術ノーマン・ガーウッド(プロダクション・デザイン)
キース・ペイン
ジョン・ビアード[美術]
マギー・グレイ(セット装飾)
衣装ジェームズ・アシュソン
編集ジュリアン・ドイル
字幕翻訳戸田奈津子
スタントヴィク・アームストロング
あらすじ
20世紀、徹底した情報管理社会のある国。政府は横行する爆弾テロに手を焼いていた。そんなおり、靴屋のバトル氏を容疑者のタトル(ロバート・デ・ニーロ)と間違えて逮捕してしまうという事件が起こる。情報省の役人サム(ジョナサン・プライス)がもみ消しに派遣されるが、彼は自分の夢に出てくる美女が、バトル氏の隣人ジルであることに気づく……。テリー・ギリアム監督が撮った近未来カルト・ムービー。タイトルの「ブラジル」は内容とは関係なく、主題曲の題名からそのまま引用したもの。
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💬口コミ一覧(7点検索) [全部]

13.テリー・ギリアムって監督がどういう作品を好んで作るかという事を前もって分かって観始める人とそうでない人でかなり評価の分かれる作品かもしれませんが、風刺も挟み、笑いも挟み、最後にはやっぱりなという展開が待っていて。シナリオは決して一貫性は無く行ったり来たり感が否めませんが、この映画の世界に入ってしまうと本当に愉快で楽しいです。デ・ニーロがあの役で出演を許諾したって辺りが彼の凄い所かなあと。親はこの映画を観て、美容整形に慎重になりました。
まさかずきゅーぶりっくさん [DVD(字幕)] 7点(2006-02-03 16:45:45)
12.ネタバレ ■これはまさに管理社会の典型だろう。サムは反抗者ではあるが同時に支配者の歯車でもある。国民が歯車となって管理社会を支えているから、管理社会は成り立っている。これは、サムライから自分の顔が出てくるところにも象徴されている。焼けた車から脱出する政府側の人間も普通のおじさんであった。

■類似した映画「1984」と比較してみると、あちらではビッグ・ブラザーという独裁者の存在が直接的に描かれているのに対し、こちらでは直接的な支配者というものが描かれていない。あえていえば、社会構造ならびに自身の中に権力者は隠れている。こうした描き方には、フーコーの思想を思い起こさせるところがある。

■とまあ、いろいろと興味深い作品ではあるのだが、個人的にはエンターテイメントとしてはあの雰囲気になじめず、興味深さだけで140分は長すぎる。ただ、「ガタカ」と比較して映像が醜い、創造力がないという批判には疑問。この映画は、そもそも「1948年に思い描いた1984年像」というテーマなのだから、変に古臭い未来、ごちゃごちゃした醜い未来であるのは必然だと思える。
θさん [DVD(字幕)] 7点(2006-12-20 13:34:27)
11.ネタバレ どれだけ管理、抑圧しつくされた世界で身体の自由を奪われても、夢を見る事は奪うことは出来ない。その夢の中で最高の理想郷を見つけたサムは、見方によっては、この統制された社会から解放され自由と幸せを手にする事が出来たのかなぁとも思えました。
ちゃじじさん [DVD(字幕)] 7点(2008-01-25 17:35:48)
10.一歩間違えればクソ映画になるギリギリの綱渡りをなんとか渡りきった(?)ような作品。このバランス感覚は凄いと単純に思います。風刺に関しては、情報が出回っている現代の方が実感が湧きやすいのかもしれません。ロバート・デ・ニーロの無駄使いっぷりも良かった。他のどの映画に出ているデ・ニーロよりもカッコいいです(笑)
njldさん [DVD(字幕)] 7点(2008-12-18 22:17:56)
9.ネタバレ カルト映画との前評判を聞いて観てみたがそこまでトンデモな映画でもなく。
EDの撮り直しがあったそうですが、中途半端なハッピーエンドよりはこの方が良かったですね。
TAKIさん [DVD(字幕)] 7点(2009-01-16 22:50:07)
8.ネタバレ 1985年に公開された映画ということを考えても今見ても非常に良い出来だと思う。未来の電化製品、乗り物、食べ物、社会性などの細部へのこだわりは異常なほど細かく設定されていて驚かされた。特に未来と言ってるわりにローテクな所も面白いし、その辺の曖昧さをコメディのノリで使っていたりして、なかなか楽しい。観客を置き去りにしてしまうほど強引に突進むストーリーは気にはなったが、ある意味監督の熱意が伝わってきたし、暴走機関車のような疾走感がプラスになっている気もした。様々な要素を絶妙なバランス感覚(奇跡に近い)と意欲的にまとめあげた珍しい作品。
taka-104さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-06-08 22:12:27)
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7.シュールな映画でした。「歌う人間レター(?)」が良かった。
すたーちゃいるどさん [DVD(字幕)] 7点(2010-01-08 00:08:13)
6.これはギリアムの中でも賛否別れる作品だと思います。私は好きです。やっぱり彼の摩訶不思議な世界観が大好き。まるで夢でも観ている様な。そんな作品。情報に支配された未来でハエ一匹から始まる近未来ダークファンタジー。
movie海馬さん [DVD(字幕)] 7点(2012-06-24 18:09:08)
5.悪夢のような作品でした。ぼくも眠っている時こんな夢をみてよくうなされます。だから共感度があります。こんなカルトな作品を作るのは鬼才テリーギリアムらしいし、これが許されるもの時代だったんでしょう。
タッチッチさん [ブルーレイ(吹替)] 7点(2014-11-14 21:31:37)
4.ネタバレ ストーリーは主人公が管理社会の中で運命の女を守ろうとするという割と良くあるディストピア映画ですが、鬼才テリー・ギリアムによってかなり変わったテイストになっています。普通のディストピア物ってそのストーリーの都合上、シリアスな雰囲気の映画が多いのですが、この映画は正統派なディストピア物でありながら、兎に角ノー天気。キャラクター達も何となく明るく、深刻な雰囲気は一切ない。サンバのスタンダードナンバー、「ブラジル」のリズムに乗せて悪夢的映像を見せる。そのセンスが凄い。だって水と油ですからね、馴染むわけがない。
例えば、主人公の友人で、情報省に勤めるジャックは、テロリスト(と政府が見なした市民)の尋問で返り血を浴びてもニコニコして娘に接している。こっちとしては困惑してついつい笑ってしまう。
さて、ラストの解釈についても書いておこうと思います。誰もが最初はアン・ハッピーエンドと思うあの救いのない(でもクレジットと共に流れるサンバは矢張り明るい)ラストですが、ある意味どれだけ管理社会が理不尽な暴力を振るおうとも、人間の想像にだけは入り込むことが出来ないとも取れます。いつの時代にも何らかの理由をこじつけて芸術の表現に規制をかける社会は存在しますが、それでも人のイマジネーションは無限であり不可侵だ!という謂わば妄想賛歌ではないかと思います。だから個人的にはアン・ハッピーエンドでもありハッピーエンドでもあるかなと。
因みにこの映画の多分元ネタであるジョージ・オーウェルのディストピア小説『一九八四年』はその人間のイマジネーションすらはく奪する一〇一号室という拷問部屋があるので、その分本作より更に凶悪なディストピア物と言えそうです。
民朗さん [映画館(字幕)] 7点(2014-11-20 20:04:20)
3.ネタバレ 全編にわたって趣味が悪く、黒いユーモアがふんだんに。たしかに笑えもするけど、笑ったあとにざらつくような不快感も残る。整形に血眼なオバサンたちは死んだら原型もキープできないほどに切り刻まれ、食事は色のついてるだけの何やらマッシュ状のかたまり。管理史上主義の世界では紙切れが異常な権威を持ち、暖房修理すら許可証が必要なんだとか。うあー、こんな未来像を構築したギリアムの感性には畏れ入る。畏れ入るが、例えば「時計じかけのオレンジ」にワタシは心胆奪われたものであるが、ブラジルの方はまだまだずっと理解可能な世界で、両者のエッジの効き方の違いを大きく感じたりもする。どっちが好きかと聞かれれば、いやどっちも好きというわけじゃないんだけど。
tottokoさん [DVD(字幕)] 7点(2015-07-31 23:37:46)
2.BD版143分は長いけど、ジル(キム・グライスト)が可愛いので7点。
ガブ:ポッシブルさん [ブルーレイ(吹替)] 7点(2017-09-10 20:02:06)
1.ネタバレ ジョージ・オーウェルの『1984』のディストピアな世界観を映像化・コメディ化したような作品。たった1文字の誤記が引き起こす大騒動は、笑えるようでもあり、AI時代の昨今なら現実に起こりそうで背筋が寒くなるようでもあり。ラストの主人公の魂を抜かれたような笑顔が印象的です。
で、ディストピアといえば超管理社会のような描き方が多いように思いますが、これからの世界は真逆もありかなと。つまり政府にいっさい認知されない、税金を取られない代わりに社会保障も受けられない人が巷に溢れるような無管理社会もあり得る気がします。さながら「マッドマックス」の世界のように。トランプのMAGAとかを見ていると、やがて政府からは権威も人材も予算も失われ、嫌が上にも「小さな政府」にならざるを得ないかなと。
眉山さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2025-04-04 05:19:21)
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【点数情報】

Review人数 203人
平均点数 6.84点
010.49%
183.94%
241.97%
3136.40%
4104.93%
5146.90%
62612.81%
73316.26%
83718.23%
93014.78%
102713.30%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.45点 Review20人
2 ストーリー評価 5.65点 Review20人
3 鑑賞後の後味 5.54点 Review22人
4 音楽評価 6.95点 Review20人
5 感泣評価 4.00点 Review11人

【アカデミー賞 情報】

1985年 58回
脚本賞テリー・ギリアム候補(ノミネート) 
脚本賞トム・ストッパード候補(ノミネート) 
脚本賞チャールズ・マッケオン候補(ノミネート) 
美術賞ノーマン・ガーウッド候補(ノミネート) 
美術賞マギー・グレイ候補(ノミネート) 

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