28.映画館で見た時のショックは相当なものでした。生の実弾の乾いた音が耳から離れません。ディアハンターは差別映画(何でベトナム人がロシアンルーレットに興じんねん!)、プラトーンは戦争映画の名を借りた単なる娯楽映画じゃし。本当の戦争映画とは何かを教えられた気がします。 【マコちゃん】さん 9点(2003-05-28 20:36:58)
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27.すごかった・・・冒頭で胸をえぐられるような衝撃を受けて、そのまま最後までやられっぱなし。あの映像だけですごいのに、ちゃんとストーリー性があって、エンターテイメントとしての面白さも確立している。最近のスピルバーグ作品ではダントツに良かった。この映画を駄作とけなしたり、大したことないと言う人とは、お友達になれそうもない。 【ともとも】さん 9点(2003-05-10 23:11:05)
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26.良かった。スピルバーグあんまりすきじゃないけどこれは良かった。あの描写にはホントにやられたけど実際の戦争はもっとひどいのかもしれないし。ただこれを描けたのは戦勝国だからだ(今まで全ての戦争に於いて)。4人の兄弟のうち最後の一人を助けてあげようというのは、いくら体面を守るためでも余裕がないとできない。実際太平洋戦争の際の日本ではとても無理だっただろう。(その時代を生きていない私には想像するしかできないけど)今を生きる人が戦争で亡くなった人たち、今の社会を築いてくれた人たちに感謝を送る。この映画で描かれているそんな当たり前のことが、今現在でも日本ではできていない。例えば靖国問題を見ても明らかだ。戦死兵を憎む、などということを、今の平和な日本でのうのうと暮らしている日本人に軽々しくして欲しくないと思う。今の日本を守ろうとして戦い死んでいった人々に素直に感謝と尊敬は贈れないものか。あの時代には戦争に向かわなければならない背景も、直接的な理由も存在して、戦争以外に日本に取る道は残されていなかったんだと思う。もちろん戦争に賛成はしないけれど。(そういう意味でイラク戦争には大反対。取るべき道はいくらでもあった)とまぁこんなことを考えさせてくれた映画だったので9点献上。-1点はやっぱりあの星条旗は嫌な気分になったから。ちょっと筋が外れたけど、たまにはこういうヘンなコメントをする人がいてもいいかなと。 【max】さん 9点(2003-05-05 17:20:21)
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25.冒頭から物凄いシーン。そう、地獄絵図。まるで従軍カメラマンのドキュメンタリーみたいだ。戦争といえばその通りなんだけど、むしろ人間どうしの壮絶な“殺し合い”を見せつけられた感じだ。最前線に赴くという事は、阿鼻叫喚の地獄が待ち受けており、不条理な政治的命令で動かざるを得ないのが実情。しかも、生きるも死ぬも運次第。木っ端みじんならマシな方で、そのほとんどが苦しみ悶えて死ぬ。腰が抜けて何も出来ない兵士。ただ膝を抱えて泣叫ぶ若い兵士。「ママ、ママ …ゴー、ホーム」…悲痛な叫び声が脳裡に焼き付く。監督スピルバーグは音と映像を通して、戦場の恐ろしさをストレートな演出で訴えている。ラストのクライマックス、ドイツ軍の戦車が右方向に向きを変え、遠方からジワジワと接近してくる描写のもの凄い緊迫感。人間の内面から揺さぶる恐怖を描かせたら、さすがスピルバーグだ。言うなれば本作は、ミラー大尉、ライアン、アプムなど主要人物に感情移入させる手法をとり、窮極の戦争シミュレーションを観客に体験させ、厭戦感を植え付ける結果になっている点からすると反戦映画の部類に入るのではないだろうか。 【光りやまねこ】さん 9点(2003-05-04 13:05:53)
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24.とりあえず素晴らしい! 冒頭のビーチのシーンなんだけど、これは迫力があるのは、映像のリアルさだけでなく、カメラワークがすごくいいからだと思っています。リアルだけではない。観客に戦争の恐怖を映像を通して伝えようとしている。自分が強く印象に残ったシーンを挙げますと、「冒頭、上陸直後主人公が砲弾によってパニック状態に陥ってる時、主人公の視点で、ある兵士が必死に銃弾に当たらないように障害物に身を隠してるシーン」「ドイツ兵の1人が降伏し、その後10人程のドイツ兵が同じく両手を挙げて降伏するが、始めに降伏したドイツ兵だけ撃たれたシーン」「主人公が息を切らせながら斜面へ走っていくが、目の前の兵士たちが当たり前のように倒れていくシーン」 後半の戦闘シーン 「戦車の中からドイツ兵が頭を出して降伏しようとするが、それを普通に殺してしまうアメリカ兵」「アメリカ兵がドイツ兵にゆっくりナイフを刺されていくシーン」「ナイフで刺される直前のアパムが怯えきってるシーンも印象的」 と、この映画の素晴らしさは、ほとんど戦闘シーンが全てと言ってもいいだろう。それなのに「内容がつまらないから駄作」とか言ってる人も居る。こういう人は、単に評論家を気取っているか、映像だけでメッセージを感じ取ることができないんだろう。この映画は間違いなく名作です(しかし中盤、変にヒューマニズムを描こうとしてるのは勿体無いと思った) 【あだむす】さん 9点(2003-05-01 23:02:29)
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23.素晴らしい映画だった。ただ一つ残念だったのは、もう少し戦場の仲間同士の友情のシーンがあっても良いと思った。全体的には[poppo]さんの意見に賛成です。スピルバーグ特有の現代への強いメッセージをこの映画から感じた。 【バラック8】さん 9点(2003-04-15 04:35:18)
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22.透けたアメリカの国旗・・・降伏してるドイツ兵を撃つアメリカ兵・・・逃げ惑うアパム伍長・・・助けたドイツ兵に撃たれるアメリカ兵たち・・・。考えは人,それぞれだが案外、アメリカ万歳映画ではないのではと思う。 【へスラー大佐】さん 9点(2003-04-11 17:19:30)
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21.スピルバーグ作品の中では最もメッセージ性の強い作品と感じた。第二次世界大戦をはじめとする幾多の困難の歴史を越えて、今を生きる私たちすべてがライアンであり、守られた現代の幸福をどう生きるのか、どう次世代に繋げていくのか、ということを、強烈に問いかけている作品。ゆえに、休日の夕方、だらけた気分で鑑賞した私は、ちとげんなりしたので(笑)マイナス1点。 【poppo】さん 9点(2003-04-06 12:20:56)
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20.アメリカはなぜライアンを救出しなければならなかったのか?これは単なる戦場の美談ではないと思う。今でもたぶんアメリカは同様の事態になれば、国内世論の影響に配慮しなければならず、こういう策をとるだろう。いや、とらざるを得ないと思う。戦争を遂行する際、これがアメリカのもう一つの戦いであり、苦悩でもある。ライアン家にたまたま起こった悲劇(上3人の兄が立て続けに戦死)は、その典型にすぎず、当時おそらくこれに近い状況の家族はいくつかあったと思う。そして、これらの悲劇が反戦活動家に利用され、運動へと広がっていった。軍の幹部がライアンの兄たちの訃報を知らせに、母親のもとを訪問するシーン、車から降りてきた牧師を見るや、腰くだけで倒れる母親の姿は特に印象的だった。国内反戦派との戦い、しかもドイツの降伏が見えてきたこの時期に、戦争を完全に遂行しなければならなかったアメリカにとって国内世論を敵にして、反戦派につけいられてはならなかったのである。そのためには、救出側に多少の犠牲が出てもライアンだけは死なせてはならないというこの不条理、そしてアメリカのしたたかさというものを訴えたかったのではないのか? 【キヨ】さん 9点(2003-04-05 22:13:49)
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19.撃たれたウェイドが弱っていくシーンが良い。音楽を聴きながらみんなで話をしているシーンが良い。ナイフで刺されるシーンが良い。 【羊男】さん 9点(2003-03-04 19:28:52)
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18.戦争の極限を描いたものとしては群を抜いた作品。とにかくカメラワークが他の戦争ものと一線を画している。戦車が迫ってくるシーンとか粉塵が舞うシーンなどはその最たるもので、まるで自分がそこにいるような錯覚に陥ってしまいそうだった。また、ドイツ兵がアメリカ兵の胸にナイフを静かに突き刺していくシーンでは怖くて震えが止まらなかった。結論としてはスピルバーグの戦争に対するイデオロギーには共感するところがあった。アメリカ万歳云々より、「戦争はこういうものなのだ」という気持ちの方が伝わってきた。 【NERO】さん 9点(2002-12-23 17:40:21)
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17.こと映像という点においては素晴らしい映画だった。CGを使わないことがその最大の理由かもしれない。カメラの動きに首がついていってしまった映画はこれだけである。しかし、ストーリは史上最悪の映画である。戦争というものを間違った見地から捉えていると感じた。戦闘シーンの衝撃はすべて、命乞いをするドイツ軍人を描くための伏線だったのである。恐るべしシオニスト。 【ドイチュランド】さん 9点(2002-12-17 02:13:59)
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16.戦闘シーンがリアルでした。米軍なのに米軍を非難しているところが良かった。多少ドイツ人を悪くし過ぎた感がありますが・・・。 【三四郎】さん 9点(2002-11-10 23:15:27)
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15.「リアリティ」ですね。それ以外の小難しいことは言えません。それにアメリカとドイツが、ではなく人と人が殺しあうことの愚かさを素直に受け止めればいいのだと思います。 【カエル】さん 9点(2002-10-30 03:08:26)
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14.トム・ハンクスの手のプルプルが印象的。戦争物の中では1番好きかな。 【phantom】さん 9点(2002-08-23 21:06:51)
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13.ズシンとくる“重い”映画だなあ、いろいろな意味で。冒頭のオハマビーチ上陸作戦のシーン、これが実戦の姿なんですか。それにしても、虫けら同然にバタバタと死んでいく兵士の姿を淡々と描いていくスピルバーグ監督の視線は凄まじいの一言。ヒロイズムのかけらも許さない。何とか生き残ったにもかかわらず、政治的な動機から不条理な作戦に駆り出されてしまうあたりにも、大いなる矛盾を感じてしまう。これもまた、戦争なんでしょうか。ところで、戦争映画って、大抵の場合、一方の側の視点で描かれるわけで、ハリウッド映画(ユダヤ系金融資本が支配)ならばドイツ軍が敵になるのは当然なんでしょうが、この作品に限らず、この手のハリウッド映画を何度も観てきたドイツ人の心境を考えると、複雑な気持ちになります。 【ヨアキム】さん 9点(2002-08-22 12:52:34)
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12.とても感動できました!とても映像がキレイで最後の撃たれたにもかかわらず、戦車に小型の銃で発砲していたトムハンクスのシーンなんて泣きそうでした!!しかし少しアメリカよりすぎなのでは・・・?ドイツの人の立場は・・・?と思ってしまうところもあったのでかすり傷程度の減点対象になってしまいました。戦争の恐ろしさを改めて痛感した一本です! 【洋画博士】さん 9点(2002-07-09 17:43:56)
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11.とてもよかったと思う。安っぽい言い方だけど平和なんだなーと思った。もっと映像はすごいかと思ったけど割と見られましたね。難しいことはわからないけど多くの人の犠牲があって今の自分がいるんだな。って最後端っこに映った家族のシーンみて感じた。 【ねむり】さん 9点(2002-02-11 02:03:10)
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10.淡白な映像が良いです。ショッパナの墓地と上陸場面の対比にしっかりハメられた。「50年前に本当にこんなことやってたのか・・」と見るか、所詮TVゲームの一画面と見るかで、ハマり方が随分違うだろうな。史実が背景ってのはズルい!(笑)。しかし派手な戦争場面が見所とはいえ、ストーリー自体は戦争云々のテーマとは全然関係ないんですよ。あの上陸戦に比べれば塵にも等しい一人の兵士を救う、それすら「広報任務」という理不尽な状況で、何かを為すということに結局どんな意味があるのか。そんな小さな小さな、ごく普通のお話。ダサい老体のライアン(あの調子じゃたいした半生でもなかったろうなぁ)と英雄的に戦ったミラーの回想、最後のシーンは何度見てもグッときてしまう。これに戦争批判やら戦争を描く姿勢なんて言葉をあてるのは全然違うよなと思う(アメリカにナチスなんて珍説?に至ってはア然)。エンターテイメントとしては退屈なのが少々残念ですね。 【ゆうきち】さん 9点(2002-02-10 01:15:30)
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9.最初の30分間まばたき忘れそうなぐらいすごかった。緊迫したシーンとのどかなシーンとその中にたまにある人としの感情。バランスがとても良い。ただの戦争映画ではなかった。 【てぃむ】さん 9点(2001-12-18 12:51:04)
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