映画『プライベート・ライアン』の口コミ・レビュー(4ページ目)

プライベート・ライアン

[プライベートライアン]
Saving Private Ryan
1998年上映時間:170分
平均点:6.96 / 10(Review 623人) (点数分布表示)
公開開始日(1998-09-26)
アクションドラマ戦争もの歴史もの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-07-22)【イニシャルK】さん
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監督スティーヴン・スピルバーグ
演出サイモン・クレイン(スタント・コーディネーター)
伊達康将(日本語吹き替え版【ソフト】)
キャストトム・ハンクス(男優)ジョン・H・ミラー大尉
トム・サイズモア(男優)マイケル・ホーヴァス軍曹
エドワード・バーンズ〔1968年生〕(男優)リチャード・ライベン二等兵
バリー・ペッパー(男優)ダニエル・ジャクソン二等兵
アダム・ゴールドバーグ(男優)スタンリー・メリッシュ一等兵
ヴィン・ディーゼル(男優)エイドリアン・カパーゾ二等兵
ジョヴァンニ・リビシ(男優)アーウィン・ウエイド伍長
ジェレミー・デイビス(男優)ティモシー・E・アプム伍長
マット・デイモン(男優)ジェームズ・フランシス・ライアン二等兵
テッド・ダンソン(男優)フレッド・ハミル大尉
ポール・ジアマッティ(男優)ウィリアム・ヒル軍曹
デニス・ファリナ(男優)アンダーソン中佐
ネイサン・フィリオン(男優)ジェームズ・フレデリック・"ミネソタ"・ライアン
デイル・ダイ(男優)国防総省の大佐
ハーヴ・プレスネル(男優)マーシャル元帥
ハリソン・ヤング[男優](男優)老いたライアン二等兵
リーランド・オーサー(男優)デウィンド中尉
ディラン・ブルーノ(男優)トインビー
マックス・マーティーニ(男優)ヘンダ―ソン伍長
ブライアン・クランストン(男優)国防総省の大佐
ライアン・ハースト(男優)空挺兵メンデルソーン
アンドリュー・スコット〔男優・1976年生〕(男優)浜辺の兵士
江原正士ジョン・H・ミラー大尉(日本語吹き替え版【ソフト】)
塩屋浩三マイケル・ホーヴァス軍曹(日本語吹き替え版【ソフト】)
後藤敦リチャード・ライベン二等兵(日本語吹き替え版【ソフト】)
平田広明ジェームズ・フランシス・ライアン二等兵(日本語吹き替え版【ソフト】)
家中宏アーウィン・ウエイド伍長(日本語吹き替え版【ソフト】)
堀内賢雄ダニエル・ジャクソン二等兵(日本語吹き替え版【ソフト】)
山野井仁エイドリアン・カパーゾ二等兵(日本語吹き替え版【ソフト】)
二又一成ティモシー・E・アプム伍長(日本語吹き替え版【ソフト】)
定岡小百合(日本語吹き替え版【ソフト】)
谷口節(日本語吹き替え版【ソフト】)
有本欽隆(日本語吹き替え版【ソフト】)
川久保潔(日本語吹き替え版【ソフト】)
中博史(日本語吹き替え版【ソフト】)
成田剣(日本語吹き替え版【ソフト】)
仲野裕(日本語吹き替え版【ソフト】)
古田信幸(日本語吹き替え版【ソフト】)
大川透(日本語吹き替え版【ソフト】)
桜井敏治(日本語吹き替え版【ソフト】)
中田和宏(日本語吹き替え版【ソフト】)
宝亀克寿(日本語吹き替え版【ソフト】)
山寺宏一ジョン・H・ミラー大尉(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
山路和弘リチャード・ライベン二等兵(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
草尾毅ジェームズ・フランシス・ライアン二等兵(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
井上倫宏アーウィン・ウエイド伍長(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
大滝寛スタンリー・メリッシュ一等兵(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
安井邦彦エイドリアン・カパーゾ二等兵(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
小森創介ティモシー・E・アプム伍長(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
佐々木誠二(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
加藤精三(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
田原アルノ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
金尾哲夫(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
福田信昭(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
田中正彦(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
猪野学(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
星野充昭(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
稲垣隆史(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
根本泰彦(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
脚本ロバート・ロダット
フランク・ダラボン(ノンクレジット)
音楽ジョン・ウィリアムズ[音楽・1932年生]
作曲アーロン・コプランド挿入曲"Fanfare for the Common Man"
挿入曲デューク・エリントン"Solitude"
エディット・ピアフ"Tu Es Partout"他
撮影ヤヌス・カミンスキー
製作スティーヴン・スピルバーグ
ゲイリー・レヴィンソン
マーク・ゴードン
イアン・ブライス
ケビン・デ・ラ・ノイ(製作補)
ドリームワークス
パラマウント・ピクチャーズ
プロデューサー梶淳(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
配給UIP
特殊メイクコナー・オサリヴァン(補綴スーパーバイザー)
特撮ILM/Industrial Light & Magic(視覚効果)
ウォルド・メイソン(特殊効果)
デヴィッド・ウィリアムズ(特撮)(特殊効果)
ステファン・ファングマイヤー(視覚効果スーパーバイザー)
ポール・キャトリン
美術トーマス・E・サンダース(プロダクション・デザイン)
ダニエル・T・ドランス(美術スーパーバイザー)
クリス・シーガーズ
リサ・ディーン(セット装飾)
衣装ジョアンナ・ジョンストン
編集マイケル・カーン
録音アンディ・ネルソン[録音]
ゲイリー・ライドストロム
ゲイリー・サマーズ
イーサン・バン・ダーリン
字幕翻訳戸田奈津子
日本語翻訳岸田恵子(日本語吹き替え版【ソフト】)
スタントデレク・リー
その他デイル・ダイ(軍事アドバイザー)
あらすじ
第二次世界大戦さなかの1944年6月。ノルマンディー上陸作戦が行われた。多大な犠牲を出しながらなんとか上陸に成功した連合軍。そんな中、歴戦の勇者ミラー大尉率いる小隊に「ライアンという、ひとりの二等兵を生きたまま救出せよ」という命令が下る。彼らは前線奥深く侵入し任務を果たそうとするのだが・・・。
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💬口コミ一覧(7点検索) [全部]

46.冒頭の戦闘シーンにはかなり驚かされた!ここまでリアルな銃撃戦は今まで観てきた戦争映画の中で一番すごいかも。まあ最初がすごいだけに後はどうでもよくなってしまった感はあるが。一人の兵士のために何人もの犠牲をだしてまで救出するっていうストーリーが好きになれなかった。でも戦闘シーンに7点の価値ありかな。
rainbowさん 7点(2004-06-12 12:25:38)
45.生々しい…“鷺とり”の世界(一人助かって…)
栗頭豆蔵さん [ビデオ(字幕)] 7点(2004-06-13 12:30:24)
44.揚陸艦のハッチが開いたとたんに待ってましたと言わんばかり機銃を撃ちまくられて倒れていく兵士達。このシーンこそが戦争の無意味さを物語っているしここだけは10点以上の価値があります。かと言ってその他のシーンが評価にならないということではなく、私は「バンド・オブ・ブラザース」という作品を観てしまったが為に同系列としてどうしても比べてしまうんですよ。大体”評価”なんてものは自分の中にある程度基準といものが決まっていて0から評価を下すことなんてのは無理に決まっている。ここシネマレビューも同系列の作品だったら必然的に高評価の作品と比べて「こちらのほうが上とか下」等みたいなことで決めていますし、人の心理には必ず記憶として残っているものを消すことはありえないので私としてもよそよそしい”客観性のある意見”や他人に迎合しての評価なんてのは下したくも無いし下す気も無いです。自分で観て自分で感じて10点なら10点以外の何者でもないんです。もともと会話形式ではないシネマレビューに客観性を持ち込んでも私個人の意見としてはあまり意味を為さないと思ってますのでそういうものは捨てました。ここはある程度の社会的常識とシネマレビューのルールさえ守れば自分という存在をどれだけでも表現出来る”自己アピールの場”と思いたいしこれからもそう進んでいくつもりです。それに自己アピールをしないということはまず無理。だってそこに書いた時点で全てが始まってるし人に見られたくないなら自分でデータベースを作ったり日記で記録しとけばいいものあってわざわざ人様が見ている場に書き込む必要は無い。一体何を伝えたいのか自分でもよく分からんので全然作品からはずれましたけどぜひ「バンド・オブ・ブラザース」も観て頂きたい。例えて言うなら「ライベートライアン」が試験問題集なら「バンド・オブ・ブラザース」は詳しく丁寧に作られた参考書みたいなものです。観た感想として「とても有意義な時間をありがとう」もしくは「10時間という無駄にした時間を返せ!」どちらでも結構ですのでよろしくお願いします。でもまあ嫌いなジャンルを2~3時間ならまだしも10時間も観るような奇特な方はいないと思いますけど。
tetsu78さん 7点(2004-06-20 02:05:25)
43.映画館で観たときの最初の20分はものすごいものがありました.あとバリー・ペッパーがよかったです.
マー君さん 7点(2004-06-30 16:57:19)
42.ネタバレ よかったと思います。この映画の登場で、また戦争映画は戦闘シーンの惨たらしさのレベルをひとつ上げましたね。本当の戦場に行ったことがない私は、これが本当の戦場なのか、それとも本当はもっとひどいのか、どうなのだろうかと考えさせられます。1人の兵士を救うために何人もの兵士が命を落とす。そういう矛盾が起こるのが戦争という憎むべき行為なのである、という切り口でしょうか。冒頭のノルマンディー上陸のくだりもさながら、ミラー大尉が動けなくなりながら、力なくピストルを撃つシーンも印象的でした。
ishikawaさん 7点(2004-06-30 21:58:22)
41.最初の上陸作戦のところが超長い!もう良いよ。もう終わりにしてよって思ってもまだまだ続く。これが戦争なんだって嫌ってほど見せ付けられるカンジ。トム・ハンクスの演技には泣けました。良い役者になったよねぇ。
ゆみっきぃ♪さん [DVD(字幕)] 7点(2005-08-04 21:19:32)
40.ネタバレ 戦争の兵隊の悲痛さが伝わってくる。冒頭のバハマビーチでの上陸戦はあまりにもリアル。足は吹っ飛ぶは腸は飛び出すは参った。最後の戦闘シーンでは誰が誰でなにがなんだかよく分からないところもあるけど、そこがリアルでまたすごい迫力。映画館で見たらすごいだろうな。トム・サイズモアがかっこいい。それと狙撃手の腕前がすごすぎ。スターリン・グラード顔負け。
湘爆特攻隊長さん [DVD(吹替)] 7点(2005-11-09 08:23:59)
39.星条旗から始まって星条旗で終わる戦争映画なんて撮って、スピルバーグはどうしたんだろう。それにしてもトム・ハンクスがやると戦争映画だろうが漂流映画だろうがギャング映画だろうが野球映画だろうがなんでも甘いヒューマンドラマになってしまう。十分に魅せる戦闘シーンだけで成り立ってる映画。うん良いよ戦闘シーンは。とりえずアパムはさっさと弾持って行け。
Arufuさん [DVD(字幕)] 7点(2005-11-19 02:53:48)
38.ネタバレ 個人的には、全体を流れるテーマは「地獄の黙示録」と同じ「正気を保てるのか」であったように思う。ただ、めざすものが、「更なる狂気をもつに至った人物」ではなく、「ナンセンスな使命」であったのだよなあ。生還したウィラードと違ってミラーは死ぬ。出番の少ないマットがよし。話題の冒頭シーンについては、「狙いすぎ?」。
パブロン中毒さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-23 13:37:25)
37.戦争系と潜水艦系は超が付くほど苦手で最後まで観れたためしが無かったんだけど後にも先にもこの映画だけは奇跡的に観れた。さすがスピルバーグ監督です。でも「シンドラーのリスト」は途中で挫折。本当は8~9点あげたかったんだけど最後ら辺の味方にいてた兵士で仲間を助けなかったのがムカッときたので点数下げました。
TRUST NO ONEさん [DVD(字幕)] 7点(2006-04-28 00:11:20)
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36.ネタバレ お兄ちゃんがはまってついでに私も見ました。
いやー最初の上陸シーンはすごかったなあ。映画館で見たら「うわわぁ~・・・(汗)
」とか声に出しちゃってたかも。
ただ、なんていうか・・・理由が納得いかないって言うか・・・何それ?一人しか残ってないからやっぱ連れ戻してきてって・・・おいおい。そんなことするくらいなら最初から子供ひとり家に残しときゃ良かったジャン。連れ戻すだけで1本映画作れちゃったジャンか!!っていってもこの連れ戻すハンクス隊もただの小隊にすぎなわけで映画で見てるとそうは思えないかもしれないけど、国にとっては大した影響はないわけで・・・なんていうかコレって切ない。。。でもそんな国にとってはちっぽけともいえる小隊のチームワークが泣かせてくれます・・・あの狙撃の人が一番ぐっと来てしまった・・・音や映像がリアルで他の戦争映画とは一味違ってるとこも高評価ですね。
ハリ。さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-06-03 15:49:09)
35.ネタバレ ○戦争って本当に無駄なことを愛国心と言う大義名分の下やらされるだけなんだよな。○その無駄な戦争がリアル感に溢れる演出で描かれることで、より一層際立っているように見える。○誰だ、こんな訳のわからん邦題つけたのは。本当に残念。
TOSHIさん [DVD(字幕)] 7点(2006-09-01 16:04:28)
34.最初のノルマンディー戦だけでいい、後は無くてもいい。
憲玉さん [DVD(吹替)] 7点(2006-10-24 23:13:02)
33.ネタバレ 最後までライアン二等兵を救うという任務の重要性、存在意味を掴めなかった。
3人の兄貴が戦死し、残るは末っ子のライアンのみ、国に送り返さねば。
もう最初から最後まで「何故?」でした。
途中からそんな任務はどこへやらといった展開になってましたけど・・・。
冒頭とラストの老人がミラー大尉ではなくライアンだった、と
いう事のためにミラーを殺したのでは?と思えなくもない怒涛の畳み掛け。
戦争映画嫌いでありながら音響、そして映像にぐいっと引き込まれたけれど
気になるところもあってか素直に楽しめなかった、残念。
HIGEニズムさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-11-23 12:16:16)
32.最初のノルマンディー上陸作戦だけで7点を差し上げる。その後はだらだらと続いていくが減点はしない。
doctor Tさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2006-12-24 15:26:09)
31.後に残ったのは「あの銃撃戦すげえぜ!うおー!」という感想だけというちょっと困った戦争映画。派手な戦闘シーンを観て楽しもう。
ケ66軍曹さん [DVD(字幕)] 7点(2007-01-13 21:13:23)
30.ネタバレ DTSバージョンで見直してみました。
何かと話題にのぼる冒頭のノルマンディー上陸作戦オハマビーチの激戦シーンですが、
これだけでもこの映画がいままでの戦争映画から一歩踏み出しているのがわかります。
映画が映し出す無謀とも思える特攻は、無残な死体の山を築き、足が吹き飛び腸が露出し血で波を赤く染めます。
この映画は興行上も成功したそうですし、内容的にはきっとハリウッド的な娯楽映画なんでしょう。
でも、それでもいままでとは違った新規性があると思います。
戦争を体験したことのない私でも、本物の戦争の悲惨さはこんなものじゃないと想像がつきますが、
それでもその悲惨さをいままで以上にリアルに表現した点でこの映画は観る価値があると思うのです。
リアルに表現すれば観るものに観るものなりの解釈を生じさせることができるのですから。
私が思うに、
オハマビーチで死んでいった兵隊たちも、
3人の兄を亡くしたライアン二等兵を母の元に帰還させるために死んだ兵隊たちも、
准将を守るために重い装甲を施し、そのために機体が失速し命を亡くした兵隊たちも、
最後に残った橋を守るために少ない兵力を駆使して戦車に挑んで死んでいった勇敢な兵隊たちも、
結局は犬死に思えて仕方がありません。自分ならあんな死に方は絶対にごめんです。
たとえそれによって戦局が大きく動き、歴史的な転換点になった重要な戦闘だったとしても、
10人を生かすための一人の死であったとしても、
故郷に胸を張って帰るためであったとしても、自分ならあんな死に方は絶対にごめんです。
戦争のような極限のテーマはリアルによりリアルに描けばいい。
そうすればきっと観るものに同じ願いを思い起こさせるでしょう。
オルセさん [DVD(字幕)] 7点(2007-01-29 12:52:46)
👍 1
29.硫黄島関連から戦争映画に俄然興味が湧き、立て続けに数本鑑賞しましたが、まぁおもしろいかおもしろくないかの二進法ならば確実におもしろいし、後年に残る作品だと思いますが、好きか嫌いかで問われれば「あまり好きじゃない」。観客を泣かせよう驚かせよう悲しませよう嫌悪させようという演出が前面に出まくった、かなりあざとい作品です。しかし、戦争の罪過がこれでもかというほど詰まっているので、左翼義務教育の反動で国粋主義に傾きすぎる前に、一生に一度は観ておいて損はないかも。
りんすさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-02-09 08:38:45)
28.映画館で観終った後、席を立つのが嫌になるくらい虚脱感に襲われたことを覚えている。もう冒頭から圧倒された。ノルマンディーのオハマビーチ上陸シーンは戦場に放り込まれたように臨場感が溢れており、凝視できない光景に気分が悪くなった。実際の戦場など知らない私がリアルだなんて言えないが、悲惨さは十分過ぎるほど伝わってきた。その後始まる本題の物語自体も端的に戦争の不条理さや虚しさを描いている。大局には関係の無いたった一人の命を救うために他多数の命が犠牲になっていく遣る瀬無さ。人物造型は単純だが、ハンクスの教師という設定や同行し観客に近い目線を担うアパムの通訳という設定は、人を育てたり関係を築いたりする資質が戦争下では逆に人を潰すための道具として使われてしまう悲劇を誇張している。・・・だが、全編通して見ると反戦としての訴えはそれほど強く感じられなかった。というのも最後の戦闘シーンが冒頭のそれとは全く違うものになっているからだ。最初の戦場ではハンクス以外の人物の区別がつきにくく、数多の無名の兵士たちの命が一瞬にして奪われ累々たる屍が築かれていく恐怖がある。だが最後の戦場は一人一人の〝顔〟が見えるのである。こうなると娯楽アクション映画と同じで、ハンクス一行の命の方がその他の無名の兵士たちの命よりも重く感じられてしまうのだ。これはドラマとして必然的に起こってしまったことだと思う。神に祈りを捧げ狙撃するバリー・ペッパーなど恰好良く見えるし、バズーカを担いだトム・サイズモアや戦車に発砲し続けるハンクスの姿もまたしかりだ。つまり物語が始まると娯楽要素が強くなるのだ。語弊があるかもしれないが映画である以上、戦争であってもドラマやある程度の娯楽的アクション性を有するものだとも思う。そしてスピルバーグは反戦へのメッセージと映画としての娯楽の二頭を追った。その結果、融合はされておらず冒頭の悲惨な戦場はこれから開始する戦争舞台の壮大なメロドラマのための言い訳に見えてしまう。それは勘繰り過ぎなのかもしれないが、そのアンバランスさがこの映画の印象をどこか腑に落ちないものにしている。
ミスター・グレイさん [映画館(字幕)] 7点(2007-08-03 18:29:41)
👍 3
27.ネタバレ ブラックホークダウンと並ぶ究極の戦争ドラマ。冒頭のノルマンディー上陸戦とラストの橋での闘いは壮絶を極めていました。悲惨な戦場のグロテスクな実情、極限状態にある人間の心理が痛いほど忠実に描かれていました。
獅子-平常心さん [DVD(字幕)] 7点(2007-08-04 21:38:20)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 623人
平均点数 6.96点
0101.61%
1121.93%
2152.41%
3193.05%
4375.94%
5528.35%
67411.88%
710617.01%
812720.39%
98613.80%
108513.64%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.31点 Review32人
2 ストーリー評価 6.30点 Review42人
3 鑑賞後の後味 6.59点 Review42人
4 音楽評価 6.65点 Review32人
5 感泣評価 6.00点 Review33人

【アカデミー賞 情報】

1998年 71回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演男優賞トム・ハンクス候補(ノミネート) 
監督賞スティーヴン・スピルバーグ受賞 
脚本賞ロバート・ロダット候補(ノミネート) 
撮影賞ヤヌス・カミンスキー受賞 
作曲賞(ドラマ)ジョン・ウィリアムズ[音楽・1932年生]候補(ノミネート) 
音響効果賞ゲイリー・ライドストロム受賞 
音響賞ゲイリー・サマーズ受賞 
音響賞アンディ・ネルソン[録音]受賞 
音響賞ゲイリー・ライドストロム受賞 
美術賞トーマス・E・サンダース候補(ノミネート) 
美術賞リサ・ディーン候補(ノミネート) 
編集賞マイケル・カーン受賞 
特殊メイクアップ賞コナー・オサリヴァン候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1998年 71回
作品賞(ドラマ部門) 受賞 
主演男優賞(ドラマ部門)トム・ハンクス候補(ノミネート) 
監督賞スティーヴン・スピルバーグ受賞 
脚本賞ロバート・ロダット候補(ノミネート) 
作曲賞ジョン・ウィリアムズ[音楽・1932年生]候補(ノミネート) 

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