映画『火の馬』の口コミ・レビュー
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作品情報 ヒ行
火の馬の口コミ・レビュー
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(レビュー・口コミ)
火の馬
[ヒノウマ]
Тени забытых предков/Shadows of Forgotten Ancestors
1964年
【
ソ連
】
平均点:7.67 /
10
点
(Review 3人)
(点数分布表示)
新規登録(2003-07-26)【
シネマレビュー管理人
】さん
タイトル情報更新(2004-05-10)【
まいか
】さん
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監督
セルゲイ・パラジャーノフ
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★
3.
ネタバレ
調べると、舞台は19世紀のウクライナということらしいが、それよりも幾分古い時代の、というか、貧しさと同時に原初の力強さを多分に残している様な人々の生活が描かれてゆく、という作品。映画ではあるが、その部分には非常に(劇映画の範疇を超えるような)リアリティを感じるというか、諸々つくりもの感があまり感じられないトコロがまず心に響いてくる。特に二度の葬礼と中盤の婚礼のシーンは衣装・美術も色鮮やかで美しいトコロに、まずは今作、非常に綿密に組み立てられた構図からなる静止画の美しさが絶品であり、そのクオリティは同時代のタルコフスキーに優るとも劣らないレベル(火や水を画づくりのモチーフに取り入れる所なんかも似てると言えるのかも)。
更に印象に残るのが、静止画の美しさを重々醸しつつも、同時にカメラを実に大胆に動かしまくる「動きながらの」画というものがこれまた更に美しく、躍動感を溢れさせ、また幻想的でもあり、率直に非常に見事だった。映す対象・映し方の技巧・シンプルなシナリオ・長すぎない尺、どれをとってもアート系としては非常にバランスが良い。後続作品のややスピリチュアルすぎる傾向に比べれば、ダントツで一番最初に観るべきパラジャーノフ作品と言えるのではないか。傑作。
【
Yuki2Invy
】
さん
[映画館(字幕)]
8点
(2020-11-01 06:24:15)
🔄 処理中...
2.
ネタバレ
短編「ピロスマニのアラベスク」といった作品が強烈な印象を残すパラジャーノフだが、パラジャーノフの最高傑作を1つあげるとなるとやはりこの作品になるだろう。
「ざくろの色」に比べるとややインパクトに欠けるかも知れないが、この作品は二人の男女の悲しき運命の果てを強烈なビジュアルで綴る映画だ。
劇中で度々画面をよぎる火の馬は、流される血のように紅く燃えている。
冒頭の雪が降り積もった森で、少女のようにあどけない男の子の顔が映される。
その幼い子供の父親に、無残にも倒木が襲い掛かる。木が上から倒れてくるカットが強烈。
死者の魂を高らかに送り出す奏者たちの音楽。死者を奉る場で新たな死者が出てしまう悲劇。
ウクライナのカルパチア山地、二つの氏族は何世代にも渡り争いが耐えなかった。子供たちも今は良き友人であったり愛し合っているが、大人になればやがて殺しあうような日がくるかも知れないのだ。葬式での悲劇は、そうやって何度も繰り返されてきた悲劇の一つに過ぎない。
女の裸体を徹底的に見せない拘りも良い。裸で戯れる少年と少女。
シャツを着たら次の瞬間には青年に成長しているイワンコ。マリチカもまた、立派な大人の女性へと姿を変えていた。
雨の中濡れる二人。しかし民謡がうるせえ。ポンとお腹に触る婆さんの心意気。
まるで狩人たちが女の命を狙うように迫るシーン
崖の上での悲劇。マリチカは断崖の子羊を救おうとして・・・。
揺れながら迫るカメラが、サスペンスを異常に盛り上げる。
木の間から女の表情を追うカメラがヤケにサスペンスフルだ。
終始異様なテンションが、亡き女性を忘れられない男の狂気を物語る。
新たな女性と首にかける梯子は、まるで首枷のよう。
女を忘れられない男は、いつも何処か余所余所しい。前の女に比べたら、他の女はみんな羊みたいなものか。そんなもん誰だって他の男に逃げたくもなるわ。
祈る新妻の姿は、裸で他の男を誘っている風にしか見えない。
窓から覗く子供たちの笑みが不気味に見える。
イワンコは、父親と同じ運命を歩んでしまう。
グルグルと人々の顔を映し狂騒を演出。葬式は盛大にかつ楽しく送られる。死体の前で次のカップルが愛し合い始めるんだもの。
葬式に始まり葬式に終わる。
さまよう魂は、真っ赤な木々の向こうで愛しき人と再会するのであった。
【
すかあふえいす
】
さん
[DVD(字幕)]
9点
(2014-05-18 05:48:34)
🔄 処理中...
1.60年代、コテコテの様式美、中央アジアの美しい色彩、寒そうな空気。そういう化粧を落とせば、結局アキ・カウリスマキと同じテクニックで作られていると思うんだけど、これだけ素材がよけりゃ別の映画になるよなあ。シルクロードの峻厳さがフィルムに写ってるよ。子供時代、全裸で山を駆け回る主人公とヒロインの姿も、視点がポエティックでグー。主人公の一生を通して、中央アジアの文化や世界観がじんわりと伝わってくるのも良い。ただ~し! この魔術的リアリズムというかお経みたいなと言うか、尋常でなく波乱に乏しい演出をどう見るかは見る人それぞれの眼力に委ねられるでしょう。オイラは「もうちょっと幻想的にしてもよかったんじゃないか」と思います。しっかしアフガン戦以降、中央アジアはどうかしちゃったよなあ…こういう光景、もう現地でも見られなかったりして…。
【
エスねこ
】
さん
6点
(2004-12-09 00:42:51)
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マーク説明
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【点数情報】
Review人数
3人
平均点数
7.67点
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0
0.00%
1
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2
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3
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0.00%
4
0
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5
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6
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33.33%
7
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0.00%
8
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33.33%
9
1
33.33%
10
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0.00%
【その他点数情報】
No
名前
平均
Review数
1
邦題マッチング評価
10.00点
Review1人
2
ストーリー評価
10.00点
Review1人
3
鑑賞後の後味
10.00点
Review1人
4
音楽評価
10.00点
Review1人
5
感泣評価
10.00点
Review1人
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