映画『風が吹くまま』の口コミ・レビュー
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風が吹くままの口コミ・レビュー
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(レビュー・口コミ)
風が吹くまま
[カゼガフクママ]
The Wind Will Carry Us
(Bad ma ra khahad bord / Le vent nous emportera)
ビデオタイトル : 風が吹くまま
1999年
【
仏
・
イラン
】
上映時間:118分
平均点:6.36 /
10
点
(Review 14人)
(点数分布表示)
公開開始日(1999-12-04)
(
ドラマ
)
新規登録(2003-07-27)【
シネマレビュー管理人
】さん
タイトル情報更新(2024-09-21)【
Cinecdocke
】さん
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監督
アッバス・キアロスタミ
出演
バフマン・ゴバディ
脚本
アッバス・キアロスタミ
撮影
マームード・カラリ
製作
アッバス・キアロスタミ
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14.
ネタバレ
物語の行く末を左右する100歳越えの老婆は最後まで姿を見せることなく、
独自の風習が残る村の葬儀目当ての都会人であるテレビマンが振り回される。
携帯電話で会話するにも電波が届く、くねくね曲がる道の先の丘まで車で走らなければならず、
他方で村の人々はのんびりマイペースな分、滑稽に映る。
とは言え、一見美しい黄金の麦畑が広がる長閑な村でも、
家族への忠誠のため、面子のために辛い因習に従わざるを得ない現実がある。
死を待っていてもやって来ることなく、苛立ちを隠せないテレビマンが、
村人の生き埋め事故を切っ掛けに人命を救う側に回っていく。
このまま放っておけば珍しい葬儀を取材できるのにである。
撮影して放送して、ただエンタメとして消費されるだけ。
裏側を見ない我々は普段提供されているものに対して、それを期待しているのではないか?
そこに人間の矛盾と不可思議さが感じられる。
キアロスタミの芳醇な会話劇は今作も健在で、医者の詩の引用にハッとさせられる。
「天国は美しい所だと人は言う、だが私にはブドウ酒の方が美しい」。
"風が吹くままに"生きられたらどれだけ素晴らしいのだろうか。
仕事に雁字搦めのテレビマンは執着を手放し、現実に折り合いをつけてこれからの人生を生きていく。
【
Cinecdocke
】
さん
[インターネット(字幕)]
6点
(2024-09-21 11:40:25)
🔄 処理中...
《改行表示》
13.都会からある山村に取材にやってきた主人公の男。ひたすらあるおばあさんの死を待つのみ。
しかし何も起こらない。
都会からやってきた男と村人、大人と子ども、男と女、姿が見えない声だけの登場人物・・・。
なかなか噛み合わない会話が延々と続く。しかし、何とも言えない可笑しさや味わいがある。
主人公の男にとっては居心地がよくないのであろうが、見る者にとっては不思議な居心地の良さがある。
音楽も全く使われていませんが、意識的に挿入されている鳥のさえずりや家畜の鳴き声、風の音が耳に心地いい。
都会の人間から見れば不便も多いであろう、村に暮らす女は「この村には電話なんて必要ないのさ」と言う。
一方で便利なはずの携帯電話を持つ都会からやってきた主人公の男が携帯に振り回されている様は何とも滑稽に映る。
仕事でプレッシャーをかけられている男と風が吹くままに日々を生きる村人の対比はコミカルでもある。
ラストで黄金色に輝く麦畑を行く医者の男が語る死生観と、その美しい風景が印象的。
「天国は美しい所だと言うが、あの世から戻った者がいないのにどうして分かる?響きがいい約束より目の前のぶどう酒の方が美しい。」
返す言葉もありません。これぞ「風が吹くまま」ということか。簡単なようで今を生きる人間にとって、何と難しいことだろう。
【
とらや
】
さん
[DVD(字幕)]
7点
(2019-05-25 21:09:56)
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12.
ネタバレ
エンターテインメント作品を期待すると、何も起こらないシュールな作品だということになるらしい。
アーティスティックな描写もなく、美しさが現れるときでも、常にリアリスティックではあるが、一流の芸術作品の水準に置かれた上質の映画である。
この映画にはいかなる失策も存在しない。それはエンターテインメント映画が多様な失策によって観客の注意を引くことの対極である。
ユニークな場面も、シリアスな場面も、ナンセンスな場面も、全てがひとつに調和している。
このお喋りな映画が、どれほどの「芳醇な静かさ」を醸し出しているか。
ありふれているように見えるのだろうか、私は普段暮らしている中で、こういった「温かい上品さ」には稀にしか触れることができないように思う。
【
浅田荷葉
】
さん
[DVD(字幕)]
8点
(2019-05-12 10:18:00)
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11.
ネタバレ
キアロスタミの映画には、観るコツがある。
何かありそうだけど、何もない場合が多い、とリラックスして観ること。
そうすると、彼の映画のなかの会話やちょっとしたことに、クスリと笑える余裕が出てくる。
この映画では、少年と大人の友情や、顔を見せぬ少女や生き埋めになった事故など。
田舎の刺激感覚で見ると、これらもまた楽しい。
都会の次々消費される刺激の中で、これらの牧歌的な刺激もまた新鮮だ。
そして会話の豊かさ。
ビジネス的な要素の一切ない会話の豊潤さ。
そこにキアロスタミの醍醐味を僕は感じてる。
【
トント
】
さん
[DVD(字幕)]
7点
(2019-01-19 15:46:12)
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10.
ネタバレ
淡々と日常を丁寧に写していくのがなれないとまどろっこしく感じるが、なれてくるとこれは、はまる。遠くの風景、村の家々、人々(特に女性)の衣装などの美しさもあって宝石箱のような映画になっている。
姿を現さずに声だけ聞こえてくるシーンであえて観る人に想像をかき立てているようだが、穴をほって電話工事をしていた人は事故にあって車に担ぎ込まれ車のなかで横にされ足だけが窓から見えるなど、ユーモラスな効果もあった。
ゆっくり、ひとつひとつのカットを楽しみながら全体の流れも楽しむことができたら、最高に美しく、不思議な余韻に浸れる映画だと思う。
【
tetsu@
】
さん
[DVD(字幕)]
8点
(2009-01-08 00:01:44)
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9.
ネタバレ
例によってクネクネと道を行く車。子どもに導かれて近道の斜面をのぼると、またそこが上下左右がクネクネの迷路のような住まい。でもこれら迷路のようだけど、迷いこんだという感じはなく、言ってみれば豊かなヒダのよう。この風景というか風物というか空間が、映画のツボだ。ヒダのある豊かさ。丘の上が唯一外界と通じるケータイの聞こえる場所で、それが墓場の中でもある。死の近い老婆がいるが、あっさりとした出産もあり(すぐ洗濯物を干している)、猥談もかわされるし、顔は見せぬが若い恋人同士もいる。人生のさまざまな姿がヒダのように重なっている。死を待っていた主人公が、丘の上で人を救うことになり、その医者を老婆のもとに連れていく展開。天国のように美しい麦畑が映画を包み込んでいる。
【
なんのかんの
】
さん
[映画館(字幕)]
7点
(2008-10-20 10:02:00)
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8.
ネタバレ
白い壁の村、山なのか道なのか、屋根なのか道なのか、地形を利用した集落は自然との共存の象徴のような気がする。そこへ訪れる文明人。自動車はオーバーヒート。携帯電話は繋がらない。訪れた理由は風変わりな伝統を持つという葬式の撮影。しかし死ぬはずのおばあさんがいつまで待っても死なない。そもそも「死ぬはず」と考えること自体が摂理に反する。「死」はいつ来るというものではなく、いつのまにかやってくるもの。「生」もまたいつのまにかやってくる。隣家の奥さんがいつのまにやら赤ちゃんを産んで次の日から働いている。「生」も「死」も風の吹くまま訪れる。撮影打ち切りの報を聞き、拘束から開放された主人公がようやく「生」を愛しみ「死」を慈しむ。その穏やかな感情こそが風の吹くままに訪れる「生」と「死」を受け入れるということ。医者のバイクに乗せてもらい美しい地球を疾走する姿、このシーンに生きる喜びが凝縮されている。
【
R&A
】
さん
[ビデオ(字幕)]
7点
(2006-12-01 16:33:08)
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7.とにかく感じる浮遊感。。何しろ、登場人物の半数以上が声と影のみでの登場。ヘ~ンな感じなん(笑)話のキモも一風変わってるが、その都度起きる撮影クルーや村民とのやり取りもヘ~ンな感じで・・。この映画に音楽は皆無。日常の音、自然の音、人々の囁く声などが次第に刺激的な作品を作り上げる。『桜桃の味』や『そして人生は~』など車中という空間の中に世界を構築してきたキアロスタミが見せるバイクの素晴しさ(ちゃうか?・笑)『クローズ・アップ』のラストでも見せたけど、風との対話みたいな、、なんともさり気なく、そして鮮やかに幸せ気分を届けてくれる!例の丘の上、ぼやけた背景なんかも意味深げだったし。
【
れこば
】
さん
8点
(2004-06-11 11:09:54)
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6.インドののどかな家々と好意的な住人達を欺いて取材するクルーになじめなかった。その上ばあさんが予想以上に長生きすることにいらいらして、その孫の少年にあたったり亀をひっくり返したりやな感じはピークに達しつつあった。糞コロガシが必死に仕事してるのを蹴り飛ばさなかったシーンに唯一救われた。その必死な姿と自分を重ねて何かに気付いたっぽいけどちょっと遅かった。郷に入りては郷に従えというより彼個人に嫌気がさした。
【
スルフィスタ
】
さん
3点
(2004-05-31 19:08:04)
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《改行表示》
5.面白かった。たしかに何処が?ときかれたらちょっと困るんだけど、
映画が全てことばで説明できるならそんなつまらないことはない。
けれど、そのことばにできない部分も扱ってる作品って映画に限らずそんなには無い。
この映画はそんな部分を鑑賞できる。
とりあえず亀が無事でよかった。 ピースフルだね。
【
コーラL
】
さん
8点
(2004-05-31 05:10:30)
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4.映画館で見てこれほどツラかった映画はない。そういった意味で印象深い。「アロー?」しか頭に残ってないような・・・。
【
kasumi
】
さん
3点
(2004-03-29 11:42:36)
🔄 処理中...
3.
ネタバレ
イラン映画は初めて観ました。まず最初の印象は"オープニングクレジットが読めない!"ですね(笑)、当たり前だけど。物語は一台の車に乗った数人の男たちが、山々に囲まれた田舎の村を訪れるところから始まります。テンポはあくまでも普通、しかしなかなか話が進展しない。このまま最後までこの調子なのかなぁ、と思っていたら案の定・・・。でも決してつまらないという訳ではなく、寧ろ面白いと言える。携帯電話が鳴るたびにわざわざ遠くまで移動する主人公、八つ当たりに亀をひっくり返してみたりと。元々葬式の取材のためにやって来たはずが、最終的には医者まで呼んで体の悪い老人を助けようとする。退屈と言っちゃあ退屈、でもたまにはこんな映画も良いでしょう。自然の中の風になったつもりで観てみてくださいな。
【
かんたーた
】
さん
8点
(2004-03-20 20:22:58)
🔄 処理中...
2.眠る要素はかなりありますが、けっこう好きです。電話が鳴るたび高台まで行く主人公、これの繰り返しばかりなんですけどなんかおもしろかった。いろんな人が声だけで姿が登場しないってのも眠くなるかもしれないが、印象的でおもしろかった。あとは亀。ひっくり返っても自力で戻れるんですね。
【
バカ王子
】
さん
7点
(2004-03-13 21:19:38)
🔄 処理中...
1.何か有名な映画の賞を受賞した、とてもシュールな作品です。けれど普通の人が見たらすぐ眠ってしまうと思います。話は進まない、会話はほとんど独り言(の様)、美しい景色…。深いテーマが潜んでいるのだとは思いますが、我慢して最後まで見ても、何が言いたかったのか分からない可能性が高いです。とにかく眠くなること必至。安眠を保証します。
【
プミポン
】
さん
2点
(2003-12-20 03:16:10)
🔄 処理中...
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マーク説明
★《新規》★
:2日以内に新規投稿
《新規》
:7日以内に新規投稿
★《更新》★
:2日以内に更新
《更新》
:7日以内に更新
【点数情報】
Review人数
14人
平均点数
6.36点
0
0
0.00%
1
0
0.00%
2
1
7.14%
3
2
14.29%
4
0
0.00%
5
0
0.00%
6
1
7.14%
7
5
35.71%
8
5
35.71%
9
0
0.00%
10
0
0.00%
【その他点数情報】
No
名前
平均
Review数
1
邦題マッチング評価
9.00点
Review1人
2
ストーリー評価
8.00点
Review1人
3
鑑賞後の後味
8.50点
Review2人
4
音楽評価
8.50点
Review2人
5
感泣評価
5.00点
Review1人
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