映画『夏物語(1996)』の口コミ・レビュー

夏物語(1996)

[ナツモノガタリ]
A Summer's Tale
(Conte d'été)
1996年上映時間:114分
平均点:7.75 / 10(Review 12人) (点数分布表示)
ドラマラブストーリーコメディロマンス
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タイトル情報更新(2010-05-07)【にじばぶ】さん
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監督エリック・ロメール
キャストメルヴィル・プポー(男優)
脚本エリック・ロメール
音楽セバスチャン・エルムス
挿入曲セバスチャン・エルムス"Fille de corsaire"
撮影ディアーヌ・バラティエ
配給シネセゾン
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💬口コミ一覧(10点検索) [全部]

2.ネタバレ 人間観察。本人でも気付かないくらいの微かな心情の移ろいを映画一本全てを使って映し出し、伝える。フェリーニと根本の美学は同じで、一人の人間の全てを誠実にフィルムに焼き付ける。ロメール自身が人に悩み、人について考え、葛藤していなければとても作れない。ロメール自身の投影とも言えるだろう。・・・「僕は愛されなければ、愛すことができない」。存在を強く認めてくれることこそが彼にとっての愛。主導権を握りたいという気持ちも強く持っているのに、愛すため(愛されるため)に下手になり、その過程を愛と錯覚する。だから一人の女を選ぶなんてことできない。けして女たらしでもナルシストでもない。彼はいつだって受け身。合気道みたいなもん。自分に対してのアクションがなければ何もできないから集団行動も無理。距離を保ち続ける女、音楽を受け入れる女、全てを理解してくれようとする女。皆に魅かれ、彼の立場から言えば、翻弄され続けるその姿は愚かしくもあり、彼の独特の腕組み姿は可愛らしく、可笑しく、切なく、優しい。 ロメールの映画は言語的と評される。それはけして台詞の多寡によってではなく、それは例えば『裁かるゝジャンヌ』のように、見た目の言語性を超越した精神性への言及と捉えられなければばならない。より刮目すべきは台詞ではなく彼の腕組み姿なのだと念を押しておきたい。・・・最後に一つだけ、正直言って合気道のことよく知りません。よく知らないくせに合気道乱用すんじゃねーよ、とか言われたら困るので一応言っときます。ごめん。合気道。まじごめん。
stroheimさん [ビデオ(字幕)] 10点(2006-04-15 02:37:53)
👍 1
1.ネタバレ もう何十回観たかわからないくらい大好きな映画。エリック・ロメールのなかでベスト3に確実に入る映画です。ガスパール(メルビル・プポー)がもうどうしようもないダメ男なんだけど、すごくキュートで、ソレーヌといっしょに車に乗っているところを見つけられたときのおどおどした顔がたまらん。しかもマルゴ(アマンダ・ラングレ)は鬼みたいな顔で睨んでるしねぇ。でもこの二人の会話が(ほとんど歩きっぱなしで会話会話の連続)いかにもフランス的でおもしろい。女性3人が3人とも怒って走り出し、ガスパールは必死で追いかける。それにしても性格(ほんと悪いよ)も容姿も一番劣っているはずのマルゴがとても魅力的なのです。歩き方や話し方、雰囲気…わたしがガスパールなら迷わず彼女ですね。ロメール映画ではいつものことだけれど、エンディングが秀逸。
はちかつぎひめさん [DVD(字幕)] 10点(2006-09-22 08:56:54)
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【点数情報】

Review人数 12人
平均点数 7.75点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
618.33%
7541.67%
8433.33%
900.00%
10216.67%

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