映画『若者のすべて』のいいねされた口コミ・レビュー
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(レビュー・口コミ)
若者のすべて
[ワカモノノスベテ]
Rocco and His Brothers
(Rocco e i suoi fratelli)
1960年
【
伊
・
仏
】
上映時間:177分
平均点:6.95 /
10
点
(Review 21人)
(点数分布表示)
公開開始日(1960-12-27)
(
ドラマ
・
モノクロ映画
・
スポーツもの
・
犯罪もの
・
青春もの
)
新規登録(2003-08-17)【
シネマレビュー管理人
】さん
タイトル情報更新(2024-07-26)【
にじばぶ
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監督
ルキノ・ヴィスコンティ
キャスト
アラン・ドロン
(男優)
ロッコ・パロンディ
レナート・サルヴァトーリ
(男優)
シモーネ・パロンディ
アニー・ジラルド
(女優)
ナディア
クラウディア・カルディナーレ
(女優)
ジネッタ
カティーナ・パクシヌー
(女優)
ロザリア・パロンディ
アドリアナ・アスティ
(女優)
クリーニング店の店員
シュジー・ドレール
(女優)
ルイーザ
ニーノ・カステルヌォーヴォ
(男優)
ニーノ・ロッシ
パオロ・ストッパ
(男優)
チェッリ
声
堀勝之祐
ロッコ・パロンディ(日本語吹き替え版【1969年テレビ東京】)
山内雅人
シモーネ・パロンディ(日本語吹き替え版【1969年/1971年テレビ東京】)
楠侑子
ジネッタ(日本語吹き替え版【1969年テレビ東京】)
高橋長英
ロッコ・パロンディ(日本語吹き替え版【1971年テレビ東京】)
猪俣光世
ジネッタ(日本語吹き替え版【1971年テレビ東京】)
原作
ルキノ・ヴィスコンティ
(原案)
スーゾ・チェッキ・ダミーコ
(原案)
脚本
ルキノ・ヴィスコンティ
スーゾ・チェッキ・ダミーコ
エンリコ・メディオーリ
パスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ
マッシモ・フランチオーザ
音楽
ニーノ・ロータ
撮影
ジュゼッペ・ロトゥンノ
製作
ゴッフレード・ロンバルド
配給
イタリフィルム
美術
マリオ・ガルブリア
衣装
ピエロ・トージ
編集
マリオ・セランドレイ
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💬口コミ一覧(8点検索)
[全部]
3.
ネタバレ
3章の「ロッコ」から、それまでのネオリアリズモのタッチと、神話のような世界とが重なってきて交響し、圧倒的。長男は小家庭に籠もり外界には無関心、四男は都市でやっていこうと決心して、その信念に沿って勉強してる。長男の消極的都市生活に対して、積極的都市生活。五男は未来への希望であり、故郷へ帰れる者、さらには故郷を富ませるであろう者として存在する。重要なのはもちろん、次男のシモーネと三男のロッコの対立で、この二人の自分の役割に執着するその過剰さが、神話の雰囲気をかもす。獣性と聖性の対立という二元論で片づけてもいいんだけど、さらにこの二人がどちらも都会に不適応であるところが厚み。クライマックスでロッコがシモーネのことを、「家のいけにえ」と言ってたけど(公開時の字幕では、私のノートを信ずるなら「家族の土台となる者」)、あれは自分も含めてなんだよね。クリーニング屋での女たちにからかわれながらの働き、ジムで見込まれたときの歯まで調べられる扱われよう、酔いどれて酒場で友だちに馬鹿にされる痛ましさ。それは彼ら兄弟が地上に堕ちた神々の気配を漂わせているからこそ増幅される惨めさなんだろう。シモーネが金をたかるシーンでテレビがずっと古典画を映し続けていたのなんか、これは古典悲劇なんだよ、と監督が確認してるみたい。四男はロッコのことを「許してはけないものまで許してしまった」と言ってたけど、その過剰さが彼を神々の高さにまで引き上げ、また社会との不適応を招いている。ナディア陵辱シーンの、この兄弟の惨めさの極みがそのまま神性に通じていくようなあたり、ゾクゾクする。みなで雪掻きに出かけていくシーンは、後で振り返って悲しむために仕込まれた失楽園用情景だな。父が故郷にいるあいだずっと辛抱し、憧れ続けていた北部都市にやっと出てきたという母も悲しい。南部の暮らしのつらさを描いた場面はワンカットもないのだけれど(それならもう『揺れる大地』でミッチリ描いた)、それがずっと映画の通奏低音になっている。
【
なんのかんの
】
さん
[CS・衛星(字幕)]
8点
(2011-01-27 10:27:10)
👍 1
🔄 処理中...
2.
ネタバレ
凄まじい!その凄まじさときたら半端じゃないぐらいの恐ろしさです。この監督の映画では「ベニスに死す」が世間的には最も有名で評価も高い気がするが、あの映画はそれまでヨーロッパ映画を一度も観たことのない人には薦められないし、まず最初に観ても解らないだろうが、これは最初に観てもよく解る。とにかくこの映画における描写、心理的描写がとにかく凄い。ある家族の物語で一人の女を好きになった二人の兄弟の全く性格の違う部分を見せながら家族がどんどん破滅していく様子が物凄いリアルに描かれている。アラン・ドロン演じる優しき三男ロッコが眼の前で一つ上の兄のシモーネが自分に対する嫉妬からナディアをレイプするシーンの恐ろしさ、シモーネがどんどん崩れていくのに何もしてあげられないロッコ、ナディアに対しても何もしてあげられず、助けることも出来なかったロッコのあの悲痛、悲しみ、苦しみをアラン・ドロンは見事に演じている。また他の兄弟、特に一番上の兄もシモーネとロッコの仲を元のようにしてあげらず苦しむ姿が描かれている。ナディアを殺してしまったシモーネを最も好きでいた長男の苦しみ、またナディアのことを何も解っていないし、それ以上にシモーネの犯したこともロッコの苦しさも何一つとして解っていないバカな母親、全てがこれだけの悲劇を生むというその痛くて重たいドラマの中にあって、私が思ったのは一番悲しい、哀れなのはナディアではないかと思う。ナディアは確かに二人の兄弟を引き裂く一番の原因ではあるが、母親がもっとまともな人間であって二人の兄弟のことを理解していればこんなことにはならなかったと思うとナディアの「死にたくない」と絶叫したのちにシモーネに殺されてしまう運命に人間の悲しさと惨酷さのようなものを感じてならない。この映画は人間の惨酷さ、醜さをある家族の眼を通して、描いた作品で、そのあまりの凄まじさにとにかく痛い。心が痛む。あまりの痛さに繰り返し観ることは出来ないが、人間が崩れていくこととはこういうものなのかと考えさせられる作品です。
【
青観
】
さん
[ビデオ(字幕)]
8点
(2008-07-06 13:20:58)
👍 1
🔄 処理中...
1.父をなくし貧しい暮らしの南部イタリアから長男のいるミラノに母子5人がやってくる。息子達5人の中で話の核となるのは2男のシモーネと3男のロッコ。イタリアの家族、特に南部は結束が固いというがこの家族も母を中心にまとまっている。しかし善良だったというシモーネは堕落し家族に迷惑をかけるようになる。ロッコはそんな兄の尻拭いをしどこまでも寛容でやさしい。一方薄幸な娼婦のナディアが彼の善良さで立ち直りかけたのに、彼女が兄には必要だというので身を引いてしまい彼女を絶望させ最悪の結末になってしまう。思うにこれほどの寛容はやさしさではなく甘えを許して益々当人を堕落させるだけだとじれったい。堅実・真面目で夜学に通い自動車会社に就職できた4男のチーロは常識派で、そんなロッコのことを「聖人だけど俗世界では無力だ。全てを許してしまうが許してはいけないこともある」と言うが、彼の言うラストのこの言葉や「家の基礎を固めるためには犠牲が必要なんだ」(この場合シモーネ)というような言葉が暗いこの話の中で印象的。貧しい兄弟・家族等の生き方や変遷をリアルに見せ、ニーノ・ロータの静かな音楽と共に重い余韻を残す。デビュー間もない美しいA・ドロンが天使のようにやさしく善良な青年でとても魅力的。他レナート・サルバトーリ、アニー・ジラルドなどみな見ごたえがある。
【
キリコ
】
さん
8点
(2004-03-07 23:49:10)
👍 1
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マーク説明
★《新規》★
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《新規》
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★《更新》★
:2日以内に更新
《更新》
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【点数情報】
Review人数
21人
平均点数
6.95点
0
0
0.00%
1
0
0.00%
2
0
0.00%
3
0
0.00%
4
2
9.52%
5
3
14.29%
6
4
19.05%
7
2
9.52%
8
7
33.33%
9
1
4.76%
10
2
9.52%
【その他点数情報】
No
名前
平均
Review数
1
邦題マッチング評価
6.00点
Review3人
2
ストーリー評価
8.00点
Review2人
3
鑑賞後の後味
5.50点
Review2人
4
音楽評価
10.00点
Review1人
5
感泣評価
10.00点
Review1人
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