50.効果音については、特許級?のアイデアだと思います。刀で人を斬るとき、これまでの時代劇では「ビュン!」とか「ズキュ!」という軽い音が多かったと思いますが、本作は「ドン!」という、重い銃声にも似た音になっています。骨と肉という重量物をブッタ斬る力強さ、迫力がよく表現されています。内容が残酷なのは座頭市という看板を掲げている以上、やむを得ないでしょう。話題のタップシーンですが、特に感動はしませんでした。 【長毛】さん [DVD(吹替)] 8点(2005-11-03 02:22:30)
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49.エンターテイメントに徹した娯楽映画。こてこての時代劇や勝新さんの「座頭市」を期待してたら辛いかも。自分的には腑に落ちないシーン等があるものの楽しめた作品だった。 【北狐】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-05-22 23:18:09)
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48.世の中なんて見ない方が良いのだよ、目をつぶって目くらを演じていた方が良いことだってあるもんだ。いや、きっとそうに違いない、遠目で見てるから美人に見えたりするもの・・・世の中、大事なのは目に見えないものの方なんだよきっと。 【taron】さん [地上波(字幕)] 8点(2005-04-09 22:55:20)
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47.ネタバレ この映画には「サムライ」や「忍者」「切腹」「芸者」など、所々に日本を魅せようとしているところがあるがしかし実は監督は純粋に娯楽映画を作りたかったのだと考える。 最後のタップシーン。 あれは良い意味でこの映画をぶっ壊してくれた。 北野監督が観客たちに対して「どうだ、お前ら見たか!ざあまみろ」と言っているような気がして楽しかった。少し真面目に見ていた私もあれにはあっけにとられたがまさに監督はそれを狙っていたのだと思う。 そもそも市が何のために敵と戦っているのかを真面目に考えることすら意味は無いかもしれない(笑)賭博場でたった一度だけイカサマした相手を全員皆殺しにするシーンを見ればそれがよく分かる。ようするに理屈なんてなく、これは完全無欠の娯楽超大作だという強烈なメッセージが随所に見られた。 どうせならあの踊りには死んだ敵の親分や浅野や、切腹した女房などをすべて参加させて欲しかった。そして最後は撮影スタッフも乱入させて賑やかにやってもらいたかった。 そこまではじけても良いのではないだろうか? 【花守湖】さん 8点(2005-03-11 21:08:49)
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46.殺陣にCGを使い、殺しの惨さを見事に強烈に表現していた。それが全く大袈裟じゃない。これが現代時代劇のお手本とも言える。以上で8点。悪いわけじゃないけど相変わらず単純な脚本だもんね。今までは、時代劇にタップを入れてるのがどうしても嫌で、たけしの趣味でしかないじゃんって観るのを躊躇ってたんだけど、全編常に画と音を巧くシンクロさせていたから最後も娯楽作としてはタップで終わってもいいと思えた。作品の随所には日本の伝統芸能や文化が描かれていて、HANABIもそうだったけどたけしは「日本」を魅せるのが本当に上手い。日本が好きなんだな。こりゃ外人に受けるわ。笑いも奇をてらってなくて普段どおりだし、漫画的なオチもイイ。日本が誇るエンターテイメント映画。ただまぁ市は正義の味方じゃなくて非情な人殺しにしか過ぎないんだけどぉ。 【カワサキロック】さん 8点(2005-01-18 20:23:58)
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45.完成されたエンターテイメント!北野映画を批判する人もたくさんいるけど、私にとってはおもしろい映画を提供してくれる最高の監督だなあ。座頭市の予想以上の出来で完璧に信頼できる監督になった。ラストの浅野との決闘は、市の細かい動きが分からずもったいないことした。 【ヒョー$】さん 8点(2004-12-29 01:04:49)
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44.テンポよくて面白かったです。 時代劇じゃないといわれりゃそーかもしれませんが、 設定を現代にしても楽しめたんじゃないでしょうか? キれたらマシンガン撃ちまくる盲目のガンマン(スナイパー?)って、無理? 【チビすけ】さん 8点(2004-12-13 11:11:00)
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43.江戸時代をこんなに暗く描いた時代劇を初めて見ました。犯罪に支配された町、疲れた表情の人々、雨ばかりの天候、ほとんど照明がない中で芸をしているお座敷・・・『ブレードランナー』や『バットマン』(第一作)を見た時を思い出した。個人的には秀作。 【あすぺん】さん 8点(2004-12-05 12:05:56)
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42.悪人を漏れなく切り殺す徹底した勧善懲悪主義に共感と爽快感を持った。北野映画には珍しい後味の良い作品。全編に流れるリズム感やラストのタップダンスも心地良い。 【クロ】さん 8点(2004-12-01 07:42:24)
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41.絵的にいいものを作り上げてる感じ。金髪やタップもそのためのものじゃないかなと。さらにリズム感を足すことで凄くいいものに仕上がってる。 【ばかぽん】さん 8点(2004-10-23 19:20:55)
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40.勝新が強烈だっただけに、心配でしたが杞憂に終わりました。あたり役になる予感。でも勝新版を観ていたから衝撃を受けたのかもなぁ。 【ロカホリ】さん 8点(2004-09-20 23:11:25)
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39.よかったです。タップダンスのところも普通に見入ってしまいました。音楽もよく、全体通してもたけしはやっぱすげぇなぁと思う次第でした。 【アンリ】さん 8点(2004-09-09 19:30:06)
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38.ネタバレ 座頭市やっとみました。全体がマカロニウエスタンみたいなイメージなのかな、砂塵あがるってかんじで、殺陣も悪くないし、血が飛び散るのも、迫力がましているかも、しかし、所々に、見せる、チャラケタシーンは、いやだな、と思いました。市の顔に目をかいたり、あの、彼が、女装するシーンや、親分が、子供にニット笑う部分、せっかく、良い雰囲気で、映画が仕上がっているのに、興醒めです。あと、合羽を着た農民が、タップを切っていたり、最後の総員でのタップシーンも、何のために入れたのか、意味不明です。それなら、大太鼓の何とか組の、ライブ映像みたいの入れた方が、和物映画としては、しまったかな、とおもいます。音楽はクラッシックでもジャズでもいいかな、と思いました。最後の決闘シーンは、イメージ映像が先にはいっていて、わかりやすかったです。あと、日本舞踊のシーン、感動しました、子役の男の子と、女装している、彼の踊りが、被さるところ、凄いな、と思いました。日本舞踊の歴史を、感じさせました。映画って本当に素晴らしいと想う。座頭市も、良くできているが、いらない映像はカットして、編集してくれれば、いいのにと思いました。 【yasuto】さん 8点(2004-08-14 02:02:42)
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37.ズバシャッ、グバシャッ、空前絶後のザックリ感、圧倒的な爽快感。 このスピーディな殺陣は、黒澤明監督が『用心棒』でチャンバラに効果音を用いたこと以来の革命かもしれない。 ”エンターテインメント”を忘れた日本映画界、武の座頭市がブッタ斬るっ!! 【紅蓮天国】さん 8点(2004-08-03 17:46:55)
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36.ネタバレ まるごとたけしの映画という感じ。たけしが好きかどうかで映画をおもしろく見れるかどうかが決まるのかな。他の作品も同様。一番好きなシーンは、やっかいになっているおばちゃんの家の囲炉裏端で、オシロイで目を書かれためくらのたけしを見て、おばちゃんが笑ってしまうシーン。タップで踊るシーンは、たしか黒澤明の隠し砦の三悪人(間違ってたらすいません)の中で、祭りの焚き火のまわりで大勢の若者が、タイコに合わせてリズミックに踊るシーンを連想しました。 【やまさん】さん 8点(2004-07-07 20:09:26)
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35.タップダンスや音遊びを取り入れた時代劇。メロンに生ハムを巻いて食べた時以来の衝撃です。 【コジコジ3】さん 8点(2004-06-27 11:25:14)
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34.おすぎなんか、ボロクソに酷評してたし、キツイ批評が多いみたいだけど、俺は好き。 北野監督のエンターテインメントが確立された作品だろうね。酷評する人は、どうしてもオリジナルと比較して「何だこれは?」となるんだろうが、オリジナルに忠実に作ったところで、敵うわけが無い。だからこそ、まったく違う市を創造したんだろうと思う。オリジナルに畏敬の念すら持ってるんじゃないかな。でも、それをストレートに出すのは照れる。やはり東京人特有の照れの成せる業だと思うよ。照れて、照れて、照れまくって、その照れすら押し隠そうとした末の「しゃらくせえ!」の居直りが茶髪の市になったんだろうな。殺陣は「たそがれ清兵衛」と双璧を成す見事さだ。随所に出てくるリズムとテンポと音を上手く使った「遊び」も楽しいし、ラストのカーテンコールの壮大な下駄のタップは胸が熱くなる。ああ、やはりこの人は浅草を自分のルーツだと思ってるんだなと、しみじみした場面でもある。この映画の、隠れた主役は「浅草」じゃないのかな・・・・。そういえば、昔、たけしは豊臣秀吉や足軽のことを映画にしたいとか言ってたけど、是非やってもらいたい。 【ひろみつ】さん 8点(2004-06-13 11:03:40)
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33.北野武は天才だと思う。世界を意識した日本くさい映画はなかなか作れないし、作ったとしても、スタイリシュにはならない傾向にある中、日本くささを先進的に世界にアピールできた映画だと思う。タケシが世界を見たのが先か、世界がタケシに目を向けたのが先か、どちらかはわからないが、タケシは常に世界を意識しているのだろう。 【ぼぎー】さん 8点(2004-06-01 22:25:12)
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32.ネタバレ 脚本重視の俺としては、脚本軽視(というよりもメモしか用意しない!)の北野監督はあまり好きな存在ではない。しかし、本作はなかなか楽しく鑑賞できた。何より、北野監督が小難しい独りよがりを見せなかったからだろう。エンターテインメントに徹し、これまでよりはしっかりと準備した部分が伺える。タップと映像の連動もうまくはまっていたと思う。とはいえ、ラストのタップシーンはもっと広がりを感じさせる構図にするべきであったし、北京ゲンジのボケ役が演じたバカ息子のキャラクターもうるさいだけでまったく活かされていない。どうせなら、燃えさかる家のまわりもあのまま走り回っていたりすれば、少しは哀愁も感じられたのだが……。不満はあるが、オチもテーマを浮き彫りにさせる深いもので恐れ入った。そこで、北野監督が観客に初めて目を開いた作品として、評価したい。やはり、映画は目を開かないと作れないよ、武さん! 【恭人】さん 8点(2004-05-28 23:20:42)
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31.あの走り回ってるおデブがよいですね。妙に気になります。殺陣もかっこいい。日本映画は安っぽく感じてしまってほとんどのものが嫌いなのですが、これは好きですね。別に北野映画のファンじゃないのですが面白かったです。ただ、お話自体は、ちょっとわかりにくいところもありましたが、それもこの映像のセンスを出すためにはしょうがないことだったのかなあと思いました。 【りょう】さん 8点(2004-04-21 14:33:56)
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