映画『“エロ事師たち”より 人類学入門』の口コミ・レビュー

“エロ事師たち”より 人類学入門

[エロゴトシタチヨリジンルイガクニュウモン]
1966年上映時間:128分
平均点:7.00 / 10(Review 6人) (点数分布表示)
ドラマコメディモノクロ映画小説の映画化
新規登録(2003-10-05)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2014-09-07)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督今村昌平
キャスト小沢昭一(男優)ズブやん
坂本スミ子(女優)松田春
近藤正臣(男優)松田幸一
田中春男(男優)伴的
菅井一郎(男優)緒方蓼雲
菅井きん(女優)小田先生
加藤武(男優)予備校の講師
園佳也子(女優)照代
佐藤蛾次郎(男優)マコト
浜村純(男優)きたの会社の部長
榎木兵衛(男優)やせ型の中年男
殿山泰司(男優)父親
北村和夫(男優)医師
西村晃(男優)真田警部
ミヤコ蝶々(女優)処女屋のおばはん
中村鴈治郎(二代目)(男優)白鳥重役
西岡慶子(女優)町工場のおかみ
玉村駿太郎(男優)西岡
原作野坂昭如
脚本今村昌平
音楽黛敏郎
撮影姫田真佐久
配給日活
録音紅谷愃一
照明岩木保夫
あらすじ
ブルーフィルム(昔のポルノ映画ですね)の製作に情熱を傾けるズブやん。暴力団の介入で熱意は絶たれたかに見えたが今度は会員制のスワッピングクラブを立ち上げあくまで性に対する欲望にサービス精神タップリに応えようとする。今村映画の常連小沢昭一が主役としてズブやんを熱演、その年の男優賞を総なめにした一本。
スポンサーリンク

💬口コミ一覧(10点検索) [全部]

《改行表示》
1.ネタバレ  エロ・ビジネスの追求に飽くなき情熱を燃やす主人公・スブやん。彼はこの仕事でガンガン儲けよう、そしてこれにより世の多くの男たちに快楽を提供してやれるんだ、というねじれた「一挙両得」意識で心血を注いでいたのが、しまいにはそのエロ哲学が進化しすぎた余り、生身の女体ではなくダッチワイフの発明に走る世捨て人となる。  まさにエロスと人間社会の不可分さを赤裸々に暴き立てる「人類学」の世界だが、この濃厚さで「入門」編と銘打っているのがまたファナティックである。  野坂昭如の原作を先に読んでいたけど、野坂特有の、どぎついテーマのはずなのに淡々としたスケッチ調でそれを軽妙かつ即物的に描写する作風からすると、本作はだいぶガチャガチャした「人類絵巻」になっているが、それが娯楽映画としての醍醐味を醸し出している。  とにかく小沢昭一の能天気なようでいて粘着性のあるユーモアとペーソスとをしっかり魅せる芝居は必見。ラストの「エロ仙人」さながらの存在感は彼にしか出せない。  加えて、内縁の妻役の坂本スミ子の発狂ぶりや、浪人生役の近藤正臣のクズっぷりが「まっとうに生きられない人間の巣窟」というべき今村作品ならではの彩りを添えている。  理屈抜きで今村の世界を味わえる作品だ。
あやかしもどきさん [DVD(邦画)] 10点(2025-06-24 03:51:03)
スポンサーリンク
スポンサーリンク
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 7.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4116.67%
500.00%
6116.67%
7233.33%
8116.67%
900.00%
10116.67%

■ ヘルプ