映画『父ありき』の口コミ・レビュー

父ありき

[チチアリキ]
There Was a Father
1942年上映時間:94分
平均点:7.20 / 10(Review 15人) (点数分布表示)
公開開始日(1942-04-01)
ドラマモノクロ映画
新規登録(2003-10-07)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2025-04-23)【イニシャルK】さん
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監督小津安二郎
キャスト笠智衆(男優)堀川周平
佐野周二(男優)堀川良平
佐分利信(男優)黒川保太郎
坂本武(男優)平田真琴
水戸光子(女優)ふみ
日守新一(男優)内田実
河原侃二(男優)中学の先生
宮島健一(男優)会社員
三井弘次(男優)卒業生(クレジット「三井秀男」)
大山健二(男優)卒業生
葉山正雄(男優)北陸の中学生
爆弾小僧(男優)東北の工業生(クレジット「横山準」)
小藤田正一(男優)東北の工業生
奈良真養(男優)医師
永井秀明(男優)北陸の中学生
脚本小津安二郎
池田忠雄
柳井隆雄
撮影厚田雄春
製作松竹
配給松竹
衣装斎藤耐三
編集浜村義康
録音妹尾芳三郎
その他近森眞史(4Kデジタル修復版監修)
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💬口コミ一覧(8点検索) [全部]

4.ネタバレ 6年前の「一人息子」(母と息子)と対をなすような父と息子の愛情もの。どちらも息子のために親は懸命に働いて生き、息子は親を思うというものだが、こちらのほうが好き。この父は教師時代、自分の直接責任ではないが生徒を死なせたことで教師を辞め、子供の学資のために一人離れて働く。立派に教師として成長した息子と1週間すごしているときに突然死んでしまう。このいまわの際に父は「お父さんは一生懸命生きてきた、悲しむことはない」と満足そうに死んでいく。人生を子供のために生きて悔いない姿は印象的で、黒澤の「生きる」の志村喬の姿に重なって感動的だった。残念なことに映像状態がとても悪く、特にセリフは半分以上も聞き取れなかった。ここだけはと思った臨終の言葉は幸いにもなんとか聞き取れたので良かった。これは字幕をつけるかシナリオでもないと評価ははばかられるが、笠さんの父親が感動的だったのでとりあえずこの点数。
キリコさん 8点(2004-01-10 12:53:52)
3.ロシアで別の版のフィルムが発見されたらしい。音声は日本に残っているフィルムよりもかなりいいらしい。この作品はまだ30代にして既に老成しているかのような小津の父-息子観、死生観がうかがえる。また、この時期に厚田氏のカメラもほぼ完成。
藤村さん 8点(2004-02-13 13:40:00)
2.小津安二郎監督作品、それは、私にとっては欠かすことの出来ない俳優、理想の父親像でもある笠智衆という俳優の存在あってこそ、笠智衆さん無くして小津作品を語れない。少なくとも私にとっての小津作品、私にとっての笠智衆という俳優はそういう存在なのであります。ですから、当然、この作品も私は観たいと思って、借りてきて昨日、観ました。感想としてはやはり良かったです。小津監督の作品はほとんどカメラを動かすことなどせず、台詞にしても無駄な台詞はほとんどない。俳優の演技とそれを映し出すカメラワーク、構図とでも言うべきか?見事に決まっていて、静かであることがこれだけの良いショットを捉える事が出来るのだと思います。例えば釣りのシーンが良い例で、親子でただ釣りをしているだけなのに父と子、二人の思っていること、言いたいことが映像として台詞などなくても聞こえてくる感じがします。やはりこういった事、ひとつだけでも小津監督の映画には今の映画にはなかなか見られない。ないものがある。良い映画っていうのはそういうものではと思うのであります。とにかく小津作品は観れば観る程、はまるものがあります。
青観さん [ビデオ(邦画)] 8点(2006-02-28 20:36:25)
👍 1
1.あんまりにもファザコンすぎないかと思っていたら題名を思い出して納得。家族、社会、日常的、普遍的なものを様式化することでその壮厳さを描いている。
michellさん [DVD(邦画)] 8点(2014-02-12 01:23:56)
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【点数情報】

Review人数 15人
平均点数 7.20点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
516.67%
616.67%
7853.33%
8426.67%
916.67%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 6.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review1人
4 音楽評価 4.00点 Review1人
5 感泣評価 6.00点 Review1人

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