映画『サイダーハウス・ルール』の口コミ・レビュー(4ページ目)

サイダーハウス・ルール

[サイダーハウスルール]
The Cider House Rules
1999年上映時間:126分
平均点:7.30 / 10(Review 296人) (点数分布表示)
公開開始日(2000-07-01)
ドラマ小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2025-05-18)【イニシャルK】さん
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監督ラッセ・ハルストレム
助監督スティーヴン・P・ダン(第1助監督)
演出神尾千春(日本語吹き替え版【ネットフリックス】)
キャストトビー・マグワイア(男優)ホーマー・ウェルズ
シャーリーズ・セロン(女優)キャンディ・ケンドール
マイケル・ケイン(男優)ウィルバー・ラーチ医師
デルロイ・リンドー(男優)ミスター・ローズ
ポール・ラッド(男優)ウォリー・ワージントン
ジェーン・アレクサンダー(女優)看護婦 エドナ
キャシー・ベイカー(女優)看護婦 アンジェラ
キーラン・カルキン(男優)バスター
ケイト・ネリガン(女優)オリーヴ・ワージントン
J・K・シモンズ(男優)レイ・ケンドール
スカイ・マッコール・バートシアク(女優)ヘイゼル
アニー・コーレイ(女優)カーラ
ジョン・アーヴィング〔原作〕(男優)駅長
エヴァン・パーク(男優)ジャック
パス・デ・ラ・ウエルタ(女優)メアリー・アグネス
ケヴィン・チャップマン(男優)養父(ノンクレジット)
日下由美キャンディ・ケンドール(日本語吹き替え版【ソフト】)
中村正[声優]ウィルバー・ラーチ医師(日本語吹き替え版【ソフト】)
宝亀克寿ミスター・ローズ(日本語吹き替え版【ソフト】)
猪野学ウォリー・ワージントン(日本語吹き替え版【ソフト】)
入野自由バスター(日本語吹き替え版【ソフト】)
山像かおりローズ・ローズ(日本語吹き替え版【ソフト】)
水内清光(日本語吹き替え版【ソフト】)
天田益男(日本語吹き替え版【ソフト】)
藤本譲(日本語吹き替え版【ソフト】)
水原リン(日本語吹き替え版【ソフト】)
常盤祐貴(日本語吹き替え版【ソフト】)
森なな子キャンディ・ケンドール(日本語吹き替え版【ネットフリックス】)
堀部隆一ウィルバー・ラーチ医師(日本語吹き替え版【ネットフリックス】)
長克巳ミスター・ローズ(日本語吹き替え版【ネットフリックス】)
原作ジョン・アーヴィング〔原作〕「サイダーハウス・ルール」(文藝春秋社)
脚本ジョン・アーヴィング〔原作〕
音楽レイチェル・ポートマン
編曲ジェフ・アトマジアン
レイチェル・ポートマン
撮影オリヴァー・ステイプルトン
製作リチャード・N・グラッドスタイン
アラン・C・ブロンクィスト(共同製作)
レスリー・ホレラン(共同製作)
ミラマックス
製作総指揮ハーヴェイ・ワインスタイン
ボブ・ワインスタイン
メリル・ポスター
配給アスミック・エース
美術デヴィッド・グロップマン(プロダクション・デザイン)
ニーナ・サクソン(タイトル・デザイン)
録音リチャード・P・シリンシオーネ
字幕翻訳石田泰子
その他バーバラ・A・ホール(ユニット・プロダクション・マネージャー)
あらすじ
ホーマーはニューイングランドの孤児院で育った。その孤児院には産院が併設し、親が育てる気のない子ども達は、孤児院に引き取られるのだ。産婦人科医の院長は、ホーマーを息子のように愛し、産婦人科の技術を教える。それでも、ホーマーは、院長が女性の権利を守るために違法を承知で進めている堕胎は、拒否する。ある日、ホーマーは、堕胎のために孤児院を訪れた若い男女に出会い、自分を一緒に連れて行ってくれるよう頼む。ホーマーの旅立ちが始まる…。ミラマックス制作、作者のジョンアービング自身が脚色した心洗われる佳作。
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💬口コミ一覧(7点検索) [全部]

5.ええなー。あんなかわいい娘と恋に落ちて。それだけでも出てった価値あり。
ケンジさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2013-01-10 02:17:06)
4.ネタバレ 孤児院を飛び出して広い外の世界を体験したかったホーマーの心情は共感できる。
シャーリーズ・セロンの美貌が印象的。
こんな人妻がそばにいたら気持ちが持ってかれるのもわかるが、出征している旦那が気の毒すぎる。
美しい人妻との恋に溺れて院長の呼びかけにも戻らなかったホーマーに、院長の落胆はいかばかりだったろう。
さまざまな事件は起きるが特別な悪人がいるわけではなく、それぞれのルールで精一杯に生きている。
サンダーハウス(林檎園)の小屋に住んでもいない者が押し付けたルールなど受け入れられない。
そんな黒人たちからは、ルールは自分たちで決めるという強い意思が伝わってくる。
もっとも、この作品に登場する人たちのマイルールは、時にずいぶん自分勝手なものもあるのだけど。
直面した現実にそぐわない法律を破って中絶手術をするホーマーには、明らかな心の変化が見られる。
孤児院に戻って院長の役目を果たす姿には、孤児院を飛び出す前とは違って曇りがない。
温かく育ててくれた院長や孤児院のありがたさは、外の世界に出なければ実感できなかったのかもしれない。
決して派手ではなく静かだけれど、いい映画だ。
飛鳥さん [ビデオ(字幕)] 7点(2013-01-17 22:00:15)
3.ネタバレ ホーマーは、育ての親ラーチの言いつけで堕胎の手伝いをすることに疑問を抱く。医師の免許もない彼は「ぼくは医者じゃない」と言う。「自分を必要としている人がどこかにいるはずだ」と考えていた彼は、孤児院を出てリンゴ農場で働くことにした。■寄宿舎には「サイダーハウス・ルール」が貼られていたが、労務者たちは文字が読めなかった。字の読めるホーマーが声に出して読むと、そこには「酒に酔って機械を操作するな」「屋根の上で寝るな」などと書かれていた。あまりの馬鹿馬鹿しさに、Mr.ローズが言う。「これを書いたのはここに住んだことのない奴だ。俺たちのルールは俺たちで決める」。■そのMr.ローズは、娘ローズを溺愛するあまり、性的関係を持ち妊娠させていた。救いの手を差し伸べようとするホーマーに、Mr.ローズは「お前には関係ない」と言う。だがホーマーは、ローズに言う。「ぼくは医者だ」。医師の免許を持っていないことをあれほど気に病んでいた彼が、自ら医者だと名乗り出たのだ。ラーチの言いつけでではなく、彼は自分の意思で堕胎手術を決意する。■ローズもまた、父親の言いなりではなく、自分の人生を求めた。彼女は父親をナイフで刺し、家出する。そして最愛の娘を失ったMr.ローズは、そのナイフで自死を選ぶ。労務者たちはMr.ローズの遺体が搬出されるのを、屋根の上から見守る。■「ルールは当事者が決めるべきだ」という本作の強いメッセージが、「産むかどうかは女が決めることで、法律や宗教が決めることではない」というテーマを暗示しているのは明らかだ。だが本作は、堕胎問題のみならず、「自分のルールは自分で決めろ、たとえ社会のルールと合致しなくても」という普遍的な問題にまで昇華している。ラーチは、苦しむ女性のため違法な堕胎を行うだけでなく、ホーマーの経歴を偽造し、ホーマーが徴兵されないようレントゲン写真のすり替えまで行った。ルールを破ったラーチもまた、親としての愛情ゆえだったのだ。■ラーチの死によって、ホーマーは自分が必要とされている場所がどこなのかを気づかされる。彼は汽車に乗り、孤児院に帰る。汽車のシーンが何度か登場するのは、「敷かれたレールの上を行くだけの人生」を象徴しているのだろう。ホーマーはそれを拒否して巣立って行ったが、今度は自分の意志で帰って来た。孤児の彼にとって、本当はここが帰るべき家だったのだ。
高橋幸二さん [地上波(吹替)] 7点(2013-05-06 16:06:25)
2.ネタバレ 全体として、好感が持てる雰囲気。若々しいシャーリーズ・セロンが拝めます。
ゆっきーさん [DVD(字幕)] 7点(2018-04-28 17:03:01)
1.ネタバレ ケイン御大の演技を堪能したくて観た一作。ドア越しに涙する老医師の姿に、胸を打たれた。…確かに胸を打たれたのだが、他の部分が色々と問題多過ぎるという実に困った作品(笑)。経歴詐称、無免許での医療行為、不倫、近親相姦、殺人。映画はわりかし青春・感動ドラマ的なノリで進むのだが、そのくせ映画のテーマだけ切り取ろうとすると不道徳極まりない単語ばかりが並んでしまう。実際のところ映画は感動的なドラマとして何とかまとまっているが、上記のような暗い題材を作品が内包しているせいか、感動的だがどこか後味が悪い作品なのだ。

映像も演技も満足できるし、物語も悪くはないのだが、どこか好きになれないという意見が多いのも頷ける。正直私も本作をあまり好きにはなれなかった。もちろん、クオリティの高さは評価して7点をつけるのだが。

個人的にどこが好きになれなかったかというと、主には主人公の演技や描写だろうか。トビーマグワイアの、シリアスな場面でなぜか不用意にニヤつく演技に私は終始イライラしていた。だいたい真面目に悩んでいる人を前にしてあのニヤついた顔を浮かべるのはいかがなものか。たとえそれがあらかじめ原作で設定されている主人公の癖だったとしても、生理的に受け付けなかった。あと、周囲の人物たちがみな何かしらの業を背負うような物語展開に対して、主人公だけやけに幸福で穏やかなエンディングを迎えるのも、物語のバランスが取れていないと思った。老医師は薬品の過剰摂取が原因で死に、人妻の場合はあたかも不倫の代償であるかのように夫が下半身不随となる、黒人の親子は娘が親を殺すという形で破局する、主人公は無免許だが老医師の心配りで医師免許を得て、孤児院に舞い戻る(そしておそらくは自分を慕ってくれていた娘とくっつくのか?)。これだとさすがにバランス悪過ぎるだろう(笑)。そういう意味で後味が悪い。ケイン御大の名演技と若いシャーリーズ姐さんに幻惑されて高評価を与えそうになるが、よくよく見れば問題作である。
nakashiさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-08-07 15:12:55)
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【点数情報】

Review人数 296人
平均点数 7.30点
000.00%
120.68%
210.34%
331.01%
4144.73%
5217.09%
64314.53%
76521.96%
87525.34%
94615.54%
10268.78%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.63点 Review11人
2 ストーリー評価 6.86点 Review23人
3 鑑賞後の後味 7.73点 Review26人
4 音楽評価 8.00点 Review20人
5 感泣評価 6.55点 Review18人

【アカデミー賞 情報】

1999年 72回
作品賞 候補(ノミネート) 
助演男優賞マイケル・ケイン受賞 
監督賞ラッセ・ハルストレム候補(ノミネート) 
作曲賞(ドラマ)レイチェル・ポートマン候補(ノミネート) 
美術賞デヴィッド・グロップマン候補(ノミネート) 
脚色賞ジョン・アーヴィング〔原作〕受賞 
編集賞 候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1999年 57回
助演男優賞マイケル・ケイン候補(ノミネート) 
脚本賞ジョン・アーヴィング〔原作〕候補(ノミネート) 

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