《改行表示》 6.ネタバレ 最も有名な怪談の一つであろう四谷怪談。改めてこう見てみますと、 ホラーとしての素晴らしいコンテンツが日本には昔からあるんだなと気付かされます。 西洋だとゴーストの怒り爆発、みたいな話になるのかなと思うけど、うらめしや、というこのひたすら物悲しい感じ、 そして様々なシーンで蛇が出てくるんですけど、霊と生き物の関連付けみたいなのも含めてすごく日本らしさが滲み出てる気がします。 直助ってやつはピュアな悪人ですけど、伊右衛門ももちろん悪いやつだけど追い込まれてこうなった、みたいなところもあって そこが話に深みを持たせてますね。毒の話を持ちかけられるシーンでカエルの鳴き声が喧しくなったり、 毒を盛ったり殺めたりするシーンで花火の音がやかましくなったりするんですけど、 つまりは外的な音で本人の「心のざわめき」みたいなもんを表現してるわけです。 昔の映画はこういう手法が取られることがあって巧いなと思います。 CGのない時代、怪の風景を照明やカット割や道具や特殊メイクで苦心して作ってるのが見てとれ、 こういうのもまた昔の映画の良さだと感じます。 【あろえりーな】さん [インターネット(邦画)] 6点(2025-05-16 15:52:47)
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《改行表示》 5.ネタバレ ほぼロケーションなし。職人技を結集した完璧なセット芸に頭が下がります。良い画に仕上がっています。裏方の仕事魂を讃えます。 ただ、ホラー仕立てだが、怖さと言うより気持ち悪さが目立ってしまう。もっと怖さに比重を持ってきてほしかった。 お岩の死因は自傷?よくわからず。子供もいつ死んだんだかあやふや。セット芸に走った分、シナリオの練りが足りず無理矢理感、まあこれでいいでしょ感がにじみ出ています。シナリオ周りは残念です。 天知茂が時代劇をやると画面が引き締まるねえ。 蛇も良い芸をしております。どうやって演技を仕込んだんだろう。 【ほとはら】さん [インターネット(邦画)] 6点(2022-03-28 15:28:47)
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4.恐怖シーンではハッとさせられることも多かったが、なんかヤボったい。古い映画といわれればそれまでなんだけど。天地茂先生の鬼気迫る演技は素晴らしかった。 【センブリーヌ】さん [インターネット(邦画)] 6点(2021-06-06 19:26:33)
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3.あらすじを知っていても如何にも日本怪談的な因果応報な怖い話ですね。全体的に暗いシーンが多いですが、歌舞伎を踏まえた美術、効果音、演出が秀逸で日本の怪談の雰囲気がよく出ています。引いた絵も結構多いので、小さい画面で視聴すると髪型が同じだったりすると誰なのかわかりにくかったです。ダラダラ長くせず、短い尺にテンポよくまとめていたのも傑作の誉高い所以かと。 【クリプトポネ】さん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2019-08-04 14:46:26)
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2.ネタバレ へ~~~~、これがあのお岩さんなんや~。終盤の畳みかけるような攻撃?はすごいというかしつこいというか(苦笑)。テンポの良さと短さがナイスな一本でゴザイマシタ 【Kaname】さん [DVD(邦画)] 6点(2016-04-24 09:57:34)
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1.思ったよりおもしろくなかった。色彩が濃いのが印象に残る。どこか歌舞伎のような雰囲気のある映画だった。お岩さんの髪が抜け落ちるところなんかはグロくて怖かった。 【バカ王子】さん 6点(2004-04-03 02:59:14)
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