映画『透明人間(1933)』の口コミ・レビュー

透明人間(1933)

[トウメイニンゲン]
THE INVISIBLE MAN
1933年上映時間:70分
平均点:6.33 / 10(Review 18人) (点数分布表示)
サスペンスSFモノクロ映画犯罪もの小説の映画化
新規登録(2003-10-31)【Pewter All】さん
タイトル情報更新(2023-04-26)【イニシャルK】さん
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監督ジェームズ・ホエール
キャストクロード・レインズ(男優)ジャック・グリフィン博士
グロリア・スチュアート(女優)フローラ・クランリー
ウィリアム・ハリガン(男優)ケンプ博士
ヘンリー・トラヴァース(男優)クランリー博士
ウナ・オコナー(女優)ジェニー
ジョン・ピーター・リッチモンド(男優)
ウォルター・ブレナン(男優)
ジョン・キャラダイン(男優)
原作H・G・ウェルズ「透明人間」
脚本R・C・シェリフ(脚色)
撮影アーサー・エディソン
製作カール・レムリ・Jr
あらすじ
イギリスの田舎にあるアイピング村。猛烈な吹雪の中、その男はやってきた。目にはサングラス、手と頭には包帯という無気味な姿で。宿屋に着いた男は、耳障りな声で言った。「部屋は空いているか」と…おなじみ透明人間の原点。一代の透明人間俳優レインズは当時無名だったものの、インパクトある声の演技によって本作主演に大抜擢された。
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💬口コミ一覧(8点検索) [全部]

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4.ネタバレ これはエポックメイキングな作品です。 1933年制作という驚くほど古い映画なのに、さらに驚くべきはいま観ても普通に面白いことです。 透明人間というキャラクターを、映像によって具現化させた。透明人間とはこういうやつなんだって、人々の頭に共通認識を植えさせた。 本作の一番の魅力は、やっぱりグリフィン博士そのものの魅力に尽きます。手袋をつけて、顔に包帯巻いてサングラスをして、 喋る度に口元の包帯が揺れ動く。そして言動や行動が粗暴でどんどんエスカレートしていく。 今風に言えばヴィラン的な魅力の塊という感じがします。長い映画史においてさまざまなヴィランが作られてきたけれども、 そういうものの先駆者、創始者様って感じがいたします。 特筆すべきは映像技術で、これはどうやって撮ったの?と伺いたくなるようなシーンが複数あり、 包帯を解いて透明の自分を見せつけ高笑いする様は見事な出来栄え。様々な品物が見えざる手によって動かされる数々のシーンも実によくできてます。 あと千と千尋の湯婆婆みたいな見てくれの、やかましい宿屋の女将もキャラクターとして印象深かった。 テンポも軽快。昔の映画にありがちなもたつきもありません。8点献上。
あろえりーなさん [インターネット(字幕)] 8点(2025-02-16 10:16:17)
3.ネタバレ コ~レは凄い…シンプルなホラー・スリラーとしては、この出来はもはやオーパーツと言って好いレベルですね(超・面白かったです)。まずはとにかく映像(特撮)が実に見事なコト!個人的には1シーン、透明人間がパジャマ着てベッドで眠りに就くまでのちょっとしたヤツとか、モノ凄く凝ってて+ハイ・クオリティでモ~震えてしまいました。あと、主役のクロード・レインズの狂気を孕んだ演技(とゆーかアテレコ)も、コレも時代を考えれば驚愕…と言って好いホドの斬新さと、そして普遍的な怖さをも備えていたと思います。重ねて、超・面白い+ごくコンパクトで観易い+今ならアマプラでロハで観れる、ので皆様も是非。
Yuki2Invyさん [インターネット(字幕)] 8点(2023-04-24 14:32:07)
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2.ネタバレ (2008年映画メモをもとに) 博士の狂暴になってゆく感じがとても素晴らしいです。 とくに笑い声が凄かった。それと相手を威圧するかのような喋り方には鬼気迫るものがあります。 凍える雪山の酒場に透明人間が入ってきた時、 彼の存在感は異様でした。 愉快に賑わっていた酒場の空気が一瞬にして凍りつく場面は緊張に包まれて不気味な場面です。  酒場のおばさんはうるさくて面白いです。  透明人間は徐々に狂暴さを増してゆく感じが素晴らしく迫力があります。 透明になっていろいろ仕出かしますが、なかなか狂ってます。 映像も変ですが、かなり効果的に思います。
ゴシックヘッドさん [DVD(字幕)] 8点(2012-03-07 01:33:02)
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1.ネタバレ H・G・ウェルズ原作の映画化といえば最近では「宇宙戦争」  オリジナル映画よりも原作に忠実です。  あの映画はリメイクがオリジナルを上回った珍しい例で、  ほとんどの映画はオリジナルのほうが面白い。  「キング・コング」もそうでした。  さてこの透明人間は誰でも知ってるようで、  この古いオリジナルを観た人はどのくらいいるでしょうか?  Yahooムービーで去年観たのですが、  PCで観た映画に(動画ですね)感動までしてしまい、  また観たくなって借りてきました。  昔の映画っていいですねぇ(笑)  説明不足観客置いてけぼりの世界観で考える自由がある。  最近の作品もそうですが難解にしようとしてるだけみたいに思う。  何のためにどうやってとか(途中で説明はされてるものの)  突っ込みどころはあるものの、  そんなことは気にしなくていいという勢いがH.G.ウェルズの世界。  透明人間役のクロード・レインズの素顔は(これがデビュー作らしい)  最後の最後に出てくるのですが、  透明でなくなったときが最期だなんてなんということでしょう。  確かに極悪非道の限りをつくしていました。  セリフ回しも取りつかれたような感じで独裁者のようです。  最初は子供の悪戯程度だったのが、  存在しないことを逆手にとって悪事をつくすことに快感を覚え、  透明人間は自己に酔いしれてゆきます。  悪のカリスマを感じることもありません。  劇中でのセリフが哀しいのです。  (階段を上るときが苦労した)そう、自分も自分の姿が見えないのです。  これは想像するとちょっと笑えないですよ。  想像も難しいかも(苦笑)  他人から見られないのは当然として、  鏡に映る自分を確認できないのだから。  鏡のシーンでは4つの合成が施されています。  この時代になんというアイデア。  ただひとつタバコを吸うシーンでは体内の煙が写らないのは??  でもまあそこまでリアルにしちゃうと怖いですから(爆)  さてこの悪戯から殺人までエスカレートしてゆく行動は、  今観てもどうやって撮ったんだろうかと感心します。  どうやって警官たちは彼を捕まえるのだろうか?  あらゆる推理もまた楽しいじゃないですか。  おかしくて笑えるようなシーンもたくさんあるし、  それでも哀しい存在・・  
アルメイダさん [DVD(字幕)] 8点(2006-02-28 08:59:34)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 18人
平均点数 6.33点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4211.11%
5316.67%
6633.33%
7211.11%
8422.22%
915.56%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.66点 Review3人
2 ストーリー評価 6.33点 Review3人
3 鑑賞後の後味 6.66点 Review3人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 6.00点 Review1人

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